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たかはし なおと
髙橋 直人弁護士
阿見法律事務所
茨城県稲敷郡阿見町中央3-2-17 ナカタビル阿見2階
対応体制
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • WEB面談可

インタビュー | 髙橋 直人弁護士 阿見法律事務所

交通事故を軸に幅広い分野をカバー。実践で学んだヒアリングの重要性と質の高い解決の相関

親身で丁寧な弁護スタイルで依頼者からの信頼も厚い阿見法律事務所の髙橋直人(たかはし なおと)弁護士。
新人時代から多数の事案に対応する中で、より良い解決のために重要な弁護スタイルがあると気付いたといいます。
それは、依頼者の話をしっかりと聞き取ること。
「後になって証拠や証言が出てくるのは、目指す解決から遠のくことにしかなりません。依頼者との対話には最初から全身全霊でのぞむことが肝要なんです」と髙橋先生は力説します。
豊富な実践経験で培った、解決の質を高める対話力を武器に、唯一の法律事務所として、茨城県阿見町で奮闘する髙橋先生に、弁護士としての想いを伺いました。

01 弁護士を目指したきっかけ

危険を顧みず市民を守る姿に感銘を受け、意識するようになった弁護士という職業

ーー弁護士の存在を意識したのはいつごろだったのですか?

小学生の時にオウム真理教の松本サリン事件がありました。
大変おぞましい事件でしたが、私がインパクトを受けたのは、当時あらためて大きく報道されたことにより初めて知った、坂本堤弁護士の存在です。
坂本弁護士の、危険や恨みを買うリスクを顧みず、正義を貫く姿勢に小学生ながら感銘を受けたことを覚えています。


ーー大変ショッキングでしたが、同時に弁護士の崇高さを感じた事件です。

以降は、それほど意識することもありませんでしたが、高校時代に就職を考えるようになり、すぐに思い浮かんだのが弁護士でした。
危険な目に遭うリスクがあっても、市民の心の平穏のために戦う職業。
私の記憶の中に、そのイメージがしっかりと刻まれていましたので、職業として本格的に目指すに至るまでに、そう時間はかかりませんでした。

02 弁護スタンス・こだわり

多くの実践を通じてスキル磨き、たどり着いた極意。依頼者の話を丁寧にきちんと聞く

ーー弁護士になってからのキャリア形成についてお聞かせください。

いろいろな分野に幅広く対応したいと考えていましたので、修習後は特化型ではなく、幅広い分野を扱う法律事務所に入所しました。

多かったのは交通事故ですが、債務整理、遺産分割、離婚、建築紛争、刑事事件、最近ではインターネットの誹謗中傷問題まで、たくさんの分野に携わることができました。

加えて案件は、常時70、80件抱えているような状況でとても忙しかったですね。
私にとっては願ったりの状況でしたので、日々、目の前の業務に全力で向き合っていました。
実践を通じ、弁護士としてのスキルを身につけ、磨き上げていく、そんな毎日でしたね。


ーー充実した日々だったのですね。

試行錯誤の繰り返しです。
案件が多いですから、こなすだけでも大変でしたが、当然、事前準備もしっかりとしなければいけません。
あまり知識のない分野は特にそうです。
分野独特の用語やコミュニケーションみたいなものもありますので、その辺りは実践を通じて身につけていくしかありませんでした。


ーー法律知識や関連情報は机上でカバーできても、実際のやり取りは実践でしか学べません。

それでいうと、実践を通じ、全ての分野に共通して、大切だと痛感したことがあります。
依頼者の方のお話をきちんと聞くことです。
当たり前のことのようですが、業務の多さにかまけて楽をしようとしたり、都合よく弁護士の意向を軸に話を進めてしまったりすると、たいていあとでしわ寄せがくるんです。
うまくいかなった事案を振り返ると必ずそこに行きつきます。

それに気付いてからは、依頼者の方が望む本質はなにか、こちらが必要な証拠や事実はなにかを、相談時に漏らすことなく聞き取り、しっかりとコミュニケーションの時間を割くようになりました。
手間がかかるようですが、後になって重要な事実が出てくることに比べれば、その方が結果的に無駄がありませんし、依頼者の方の満足度も高まるんです。

03 解決事例と信念

他で断られた後遺障害の事案を、1000万円上乗せする賠償額で解決し、名指しで感謝されたことも

ーー実践を通じてだからこそ、習得できた弁護スタイルですね。

弁護士の使命は、乱れてしまった依頼者の方の心に平和を取り戻すことだと私は思っています。
そのために一番大事なことは、「聴く力」だと実感しています。
たとえば離婚問題なら、じっくりとお話をお聞きするだけで心が軽くなるかもしれない。
それによって、それまで仕事に手がつかなかった状況が改善されるかもしれません。
裁判になった場合でも、こちらが聞かなかったから重要な証拠が出てこなかったということはあってはならないと私は思っています。
どんな結果になるにせよ、やれることはやり尽くすーー。
それに対しては妥協なく貫徹する弁護士であり続けたいんです。


ーー印象に残っている解決事例にはどんなものがありますか?

交通事故で、後遺障害の等級が問題となった案件がありました。
依頼者の方は、当初別の弁護士に依頼しておられましたが、後遺障害の等級が非該当となってしまい、その弁護士には「異議申し立ては難しい」と言われたとのことで、私のもとに相談に来られました。
依頼者の方の診断書等を見ると、確かにほどんど有意な記載がない状態でしたが、私はあらためてカルテやMRI画像を取り付けて確認・検討をした結果、異議申し立てをすべきだと考えるに至りました。
培った経験や知見をフル動員し、やれることをやり尽くした結果、結果的に後遺障害が認定され、総額で1000万円近い賠償額の上乗せに成功したのです。

金額が大きかったことももちろんですが、なにより嬉しかったのは、「髙橋先生に依頼してよかった」と言ってもらえたことです。
「弁護士に依頼してよかった」ではなく、私だったからよかった。
これほど弁護士冥利に尽きることはありません。

04 弁護士としての想い・目標

町唯一の法律事務所の弁護士として、住民と同じ目線で気軽に頼ってもらえる存在に

ーー依頼者のために全身全霊を注ぐ先生だからこそかけられたお言葉ですね。

紛争を未然に予防し、また、起こってしまった紛争を解決するのが弁護士の役割ですが、全ての問題を法律で解決できるわけではありません。
私は、弁護士に求められていることは、頼ってくださる方々の心を少しでも平和にすることだと思っています。
そして、そのためのツールの1つとして、法律を使いこなしていきたいと考えています。


ーー弁護士としての今後についてどのようにお考えですか。

7年半、茨城県下で勤務弁護士としてやってきて、2022年に独立しました。
同じ茨城県内で阿見町を拠点にしたのは、阿見町には妻の実家があり馴染みが深かったこともありますが、何よりも、この地にまだ一軒も法律事務所がないからです。
町の唯一の法律事務所として、地域密着は当然ですが、弁護士だからというより、困ったことの相談に乗ってくれる人くらいに住民の方と同じ目線で地域に溶け込んだ存在でありたいと思っています。

個人事案はもちろん、企業様やフリーランスの方からの相談にも気軽に乗らせていただきます。
「髙橋に相談してよかった、阿見法律事務所に依頼してよかった」、一人でも多くの住民にそう言っていただけるよう、町の困りごとを解決に導く法律家として生涯、この地に根を張っていく所存です。
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