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しみず よういち

清水 洋一弁護士

旭合同法律事務所 一宮事務所

尾張一宮駅

愛知県一宮市本町4-1-5 一宮東ビル3階

対応体制

  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可

注意補足

初回相談は30分間無料。休日・夜間のご相談は事前予約でお願いいたします。

難しい刑事事件で不起訴を獲得。依頼者と相手側の機微を見逃さず、やるべきことを的確に実行する仕事人

一般民事、家事事件から企業案件、刑事事件まで幅広い分野で実績を残している旭合同法律事務所一宮事務所所長の清水 洋一(しみず よういち)弁護士。
学生時代に友人が損害賠償請求訴訟の当事者になったことがきっかけで法曹界入りした背景もあって、正義感に満ち溢れています。
「たとえどんな境遇でも依頼者のために全力を尽くすことが弁護士の使命」と力を込める清水先生。
刑事事件や交通事故では扱いの難しい事案にも対応し、葛藤しながらも代理人としての役割を全うした実績も。
依頼者とその相手側の機微を見逃さず、やるべきことを的確に実行する弁護スタイルは、「仕事人」という形容がピッタリです。
それでいて人間味にもあふれる清水先生の横顔に、これまでの弁護活動に沿いながら迫っていきます。

01 弁護士を志した理由

高校時代に友人が損害賠償請求訴訟の当事者に。なんとかしたい想いが昇華し法曹界へ

ーー高校時代に友人が損害賠償請求訴訟の当事者になったことが、弁護士を志すきっかけになったそうですね。

ふざけ合いが発展して、相手に怪我を負わせて裁判沙汰になりました。
私は後から伝聞でその話を本人やその家族などから聞いたのですが、複雑な家庭環境で、とても友人だけのせいで事件が起こったとは到底思えなかったのです。
同時にごく普通だと思っていた自分の家庭は恵まれているんだと気づき、社会に横たわるこの不条理な差をなんとかして埋められないものかと強く思いました。
考えた末に、法律によって困っている人を助ける法曹の仕事に行き着き、司法試験を目指すことにしたのです。

02 弁護士としてのキャリア

複数の小規模事務所で修行を積み、中規模事務所の支所長へ

ーー弁護士になってからどのようにキャリアを重ねていったのですか?

修習のころは検察官になることも検討していました。
しかし、私は人を疑うことができない質で被疑者・被告人の主張を信用してしまうのです。
客観性を伴っていなければ冷静な判断はできませんので、「自分には向いていない」と方向転換し、代理人として依頼者の方のために全力を尽くせる弁護士になることを決意しました。

修習後は複数の弁護士事務所で計5年ほど弁護活動に勤しみ、離婚や交通事故などを数多く幅広い事案をこなしながら弁護士としてのイロハを吸収しました。
良くも悪くも「背中越しに学べ」と言うタイプのボスばかりでしたので、私は見よう見まねでノウハウを盗みながら実践を繰り返すというスタイルで弁護スキルを磨いていきました。
5年目くらいに、いまの事務所からお声がけいただき、悩んだ末に移籍することを決断しました。


ーー何が決め手になったのですか?

事務所としての規模も大きく、名古屋を拠点としていましたので、より大きな事案に携われると思ったことが大きいですね。
そのころ、私自身も弁護士としてのスキルは一通り身につけていましたので、さらなるキャリアアップにもつながると思いました。
優秀な弁護士がたくさん在籍していることも、学びの面では魅力でしたね。


ーー対応する分野の幅も広がりましたか?

それまでは個人案件が中心でしたが、法人案件にも携わりました。
労働問題や債務整理、刑事事件などさまざまな分野に満遍なく対応しましたね。
また、不動産分野は行政書士と宅建資格を保有しており、愛知県津島市の固定資産税評価委員もしています。

03 信念と解決事例

どんな境遇でも依頼者を信じ抜き、少しでも状況を前進させることが弁護士の使命

ーー先生の弁護士としての信念を教えてください。

依頼者の利益を最大化することです。
弁護士は依頼者の代理人として、困難や紛争解決に尽力することがミッション。
刑事事件であれば、たとえ依頼者が罪を犯した人でも、少しでも量刑を軽くすることに全力を尽くします。
だからこそ、適正な判断を導くためにもしっかりとお話を聞くことを常に意識しています。
トラブルそのものはもちろん、その背景に何があるのかまで、対話を通してしっかりと見極めます。
とくに刑事事件では事実をつなぎ合わせ、そこから真実を追求することが、検察への主張のより強い説得力につながるわけですから。


ーー洞察する力も弁護士として大切な要素ということはよく耳にします。

それでいうと、強く印象に残っている事案があるんです。
学校に刃物を持って乱入した事件です。
私は事件の被疑者の弁護を担当しました。
被疑者は殺人未遂の容疑で逮捕勾留中。
無防備な子どもたちを恐怖に陥れた許し難い犯罪です。

弁護人として私は、少しでも被疑者の状況を改善することに尽力しました。
接見の様子などから私が感じたのは、「もしかすると責任能力を問われない可能性があるかもしれない」ということです。
そこで私は、精神鑑定を依頼しました。
結果は、「被疑者の責任能力は問われない」というものでした。
それが決め手となり、不起訴となりました。
代理人として私は、「被疑者の人権を守る」という責任を全うしたのです。
一方で被害にあった児童やそのご家族を思うと釈然としない思いが残ったことも事実です。


ーー弁護士の役割とはいえ、複雑なお気持ちになるのはよく分かります。

どんなに悪いことをしたとしても、それがその人の人生の全てではない。
そう思う一方で、罪を犯した以上、償うために刑罰を受けなければいけない。
そのことになんら異論はありません。
ただ、そうした人のなかにも存在する善の部分にもしっかりと目を向けてあげなければいけないーー。
弁護士の役割や存在意義を改めて噛み締めさせてもらった事案として強く心に刻まれています。


ーーたとえ罪を犯してもその中にある善の部分にも目を向ける必要があるというのはその通りですね。

その点で、少しひっかかりを感じた事案もあります。
被害者の方が亡くなられた交通事故の事案です。
私は被害者側を担当しました。
相手は社会的地位のある職業の方で、なんとか裁判は避けたいという状況。
私は依頼者の方の感情に十分に配慮しながら、慎重に落とし所を探りました。
相手の方は被害者のお墓参りや自宅を訪れて線香をあげるなど、とても反省している様子でした。
そこで私は話し合いで決着することにしたのです。

ところが、解決した途端、相手側は態度を豹変。
あれだけまめにしていた墓参りもしなくなり、ぱったりと連絡が途絶えたのです。
賠償金は少なくありませんでしたし、相手にも生活がありますから仕方のない面はあると思います。
しかし、社会的地位のある方でしたし、もう少し命を重さを考えた行動をして欲しかったな、と。
人間の嫌な部分をみたような、なんともいえないやり切れなさが残る事案として記憶に残っています。

04 目指す弁護士像

汎用性と専門性を併せ持ち、「あの人に依頼したい」と思われる弁護士に

ーー濃密な2つの事例を通じ、先生のぶれない弁護スタンスがひしひしと伝わってきました。

代理人は依頼者の権利を守ることが一番のミッションです。
同時に依頼者が言い切れないことや感じ取れていないことを汲み取り、それを言語化することも求められます。
精神鑑定は可能性があったのでそれにかけましたし、事故案件で話し合いに応じたのは、相手側の将来も見据え、依頼者の方からも合意が得られたからです。
単に法に当てはめて解決へ導くだけなら、また違った結果になっていた可能性はあるでしょうね。


ーー最後に思い描く弁護士としての将来像を教えてください。

幅広い分野に対応する汎用性と特定の分野に強い専門性を合わせ持ち、「あの人に任せたい」と信頼してもらえる弁護士になりたいですね。
今後は知的財産に関する案件にも力を入れていきたいと考えています。
資源に乏しい日本にとって、これから先、知的財産をいかに守るかが一つの生命線になってくるでしょう。
日本の国力を維持し、再興していくための土台づくりのためにも、微力ながらもその防波堤となって知財を死守できるようになっていきたい。
そのためにも、実践を通して関連知識を蓄積し、磨き上げていきたいですね。
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