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はしもと たいち

橋本 太地弁護士

あなたのみかた法律事務所

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不起訴を勝ち取るプレゼン力。刑事事件に強い弁護士、密室の取り調べに警鐘鳴らす「怒り」の原点

日本では認められていない、取調べにおける弁護人の立会い。
その分厚い壁に挑んでいるのが、あなたのみかた法律事務所の橋本 太地(はしもと たいち)弁護士です。
関心を寄せる刑事事件では、何度も不起訴処分を獲得。
離婚や労働問題でも、磨き上げたプレゼン力を活かして交渉や裁判で納得のいく解決を手にしています。
刑事弁護にこだわる「熱意」の原点とはーー。

01 弁護士を志した理由

不当な取調べを許さない。学生時代に冤罪撲滅の市民活動に参加

ーー弁護士を目指したのは、学生時代のある出来事がきっかけだったようですね。

ある市民団体が主催するセミナーに参加したことが、すべての始まりでした。
議題は、警察による取調べの実態。
何時間も大声で怒鳴り散らし、自白を強要する。
現役の弁護士が赤裸々に明かす取調べの現実はあまりにもひどく、言葉を失うとともに、強い憤りを感じずにはいられませんでした。

「こんなこと、絶対に放っておけない」。
法学部に在籍していた私の決意は、その瞬間に固まったんです。

それ以来、司法試験の勉強と並行してその市民団体の活動にも参加し、取調べの可視化など冤罪を防ぐための活動に積極的に取り組んできました。

02 得意分野と強み①

刑事事件の取り調べでいわゆる「準立会い」を徹底。不起訴実績も多数

ーー実際に弁護士になってからも、刑事事件を重点的に扱ってきたんですか?

これまで最も多くの案件を受任してきたのは、刑事事件です。
やはり刑事弁護には、今でも並々ならぬ強い思い入れがあります。

ただ、残念ながら捜査機関による取調べはまだ問題だらけです。
そのひとつが、日本では弁護人が立ち会う権利が認められていないことがあります。
欧米のほか、韓国や台湾など多くの国・地域で認められているにもかかわらずです。

それでも、私は立会弁護を実践し続けています。
強く立会いを求めるとともに、それが無理でも依頼者さまとすぐに対面できる場所で待機するいわゆる「準立会い」を行うようにしています。
取調べは、密室で警察官との1対1の状況です。
「何をされるかわからない」という恐怖と不安のなかで、依頼者さまをひとりにさせるわけにはいきませんからね。


ーーその立会いをめぐって、過去に扱った事件にはどんなものがあるんでしょうか?

ストーカー規制法違反の罪に問われた方の在宅事件を担当したときのことをご紹介します。
在宅事件とは、逮捕・勾留されずに日常生活を過ごしながら捜査や裁判を受ける事件のことです。

依頼者さまは逮捕翌日に釈放されていたんですが、取調べの際に不本意な供述調書をつくられたそうなんです。
「認めれば釈放してやる」といったプレッシャーをかけられ、その場でやむを得ず署名してしまったようです。

後日、訂正をお願いしても応じてもらえず、私のもとにご相談にいらっしゃいました。
それで、2回目以降の取調べでは弁護士の立会いを求めたんです。


ーーただ、やはり立会いは認められないわけですか?

その通りです。
調書を訂正させるため、やむを得ず一度は立会いなしの取調べに応じました。
それでもなお立会いを求め続けていたら、ある日警察から呼出状が届いたんです。
そこには、「このまま弁護士の立ち会いが認められないことを理由に取調べに応じないなら、任意の取調べを拒否したものとみなす」と書かれていました。

こんな内容の呼出状は、初めて目にしましたよ。
驚きましたが、警察はそれを理由に再逮捕するつもりではないかとピンときたんです。
実際、過去にも似たような事件があったからです。

依頼者さまと相談し、やむを得ず立会いなしの取り調べに応じることにしました。
ただ、こちらもある作戦を立てたんです。
取調べには応じるが、一切の情報を与えない。
完全黙秘の手法をとったんです。
任意の取調べには応じていることにはなりますからね。
その結果、嫌疑不十分で不起訴の処分を得ることができました。


ーー不起訴になれば前科がつきませんし、そこは大きな分かれ道になりますね。

ほかにも、不起訴処分を手にした実績はたくさんあります。
大麻取締法違反の容疑で逮捕された少年事件についてですが、少年は「絶対にやっていない」と強く否認していました。
ですから、その事件では黙秘の方針を取りました。
その上で、検察官決裁の直前に、こちらの有利な事実を話してもらって、捜査機関に調書を作成させました。
その結果、嫌疑不十分で家裁不送致に。
警察のプレッシャーに耐えて黙秘を貫くのは、決して簡単なことではありません。
少年の気持ちが折れないように、何度も接見して励まし続けた結果でもあります。

03 得意分野と強み②

セクハラ被害で300万円の慰謝料獲得。交渉1ヶ月でスピード解決

ーー刑事事件以外のほかの分野はどうでしょうか?

離婚・男女問題や労働事件のご相談も多いですね。

離婚関係では離婚そのものに加え、不貞の慰謝料や財産分与、養育費の問題なども幅広く扱ってきました。
男性側の弁護もお受けしており、過去には妻からDV(ドメスティック・バイオレンス)を理由に離婚を迫られた裁判で勝訴したことがあります。

相手の主張を丁寧に反論し、矛盾を浮き彫りにしたことが決め手になった事件でした。
例えば、「DVの相談所に通っている」との相手の主張を、調査書の記載をもとに反論したんです。
最終的にはDVの事実は認められず、婚姻関係を維持する判決につながりました。


ーー労働問題ではどんな相談が多いのでしょう?

解雇や残業代請求、各種ハラスメントなど多岐にわたります。
代表的な解決事例をひとつご紹介しましょう。

社長からセクハラを受けた女性の弁護を担当し、こちらの請求通り300万円の慰謝料を手にした事件です。
当初、相手は「慰謝料が法外に高額だ」と主張してきたんですが、過去の裁判例を探し出して援用し、社長に責任を認めさせました。
ご相談から解決まで約1ヶ月のスピード決着でした。

もちろん、依頼者さまの心の傷はお金で解決できるわけではありません。
それでも、「少しでも依頼者さまのためになるなら」という一心でしたね。

労働問題では現在、医療従事者の残業代請求にも力を入れているんです。
以前から医療従事者の長時間労働は問題でしたが、コロナ禍を機に顕在化しています。
今もまさに激務の真っ只中だと思いますが、お困りの方はぜひご相談いただきたいですね。


ーー強気の姿勢とともに、裁判や交渉に長けている印象も受けました。

法廷での尋問や相手方との交渉で意識しているのは、端的に、短い言葉でズバッと本質を突くことです。
そのために、普段からプレゼンの技術を磨いているんです。
関連本を読み、Appleの創業者スティーブ・ジョブズのプレゼン動画を見て研究するなどしています。

そして、それは依頼者さまに対しても同じです。
誰にでもご理解いただけるような簡潔な説明、わかりやすい言葉使いを徹底するようにしていますね。

04 弁護士としてのスタンス

「生きづらさ」抱えたデコボコな心を、「漢方薬」で治癒する

ーーその依頼者に対しては、日々どんな思いで接していますか?

私は、「漢方薬」のような弁護活動を心がけているんです。
とくに刑事事件の被疑者と向き合っていると、何かしら生きづらさを抱えていらっしゃる方が多いんですよ。

人の心は、ゴムボールみたいなものですよね。
ときにはへこんだり、ときにはでっぱったり、そうやってなんとかバランスを保ちながら必死に生きているのではないでしょうか。
ですから、私は外に表出した症状をなくす「西洋薬」というより、症状を引き起こす原因そのものを解決する、「漢方薬」のような存在になりたいんです。


ーー根本原因に対処する「漢方薬」。とてもいい言葉ですね。

法廷ドラマ「リーガル・ハイ」で堺雅人さんが演じた主人公の古美門 研介弁護士をご存知ですか?
私のスタンスは、彼に近いと思っているんです。

「正義なんて、人間である私たちにわかるわけがない。目の前にいる依頼者の利益を追求するのが弁護士だ」。
ドラマのなかで、彼はこんな内容のセリフを口にします。
これは、私も常々考えていたことです。
弁護士自身の価値観や信条は持ち込まず、ただひたすらに依頼者さまに尽くすこと。
それが、私の理想とする弁護士像なんです。

私のやるべきことは、依頼者さまの自己決定権の最大化だと考えています。
どんな手段を取るか、最後は必ず依頼者さまに決めていただくようにしています。
私は、その判断を下すために必要なあらゆる情報を提供し、依頼者さまの選択を最大限サポートする。
どんな事件を引き受ける際にも大事にしている、根幹にある思いです。

「あなたのみかた」という事務所名には、まさにそうした思いを込めているんです。
どんなときも、依頼者さまの見方に沿い、依頼者さまの味方になって全力を尽くすことをお約束します。
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