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かわべ けんいちろう
川邉 賢一郎弁護士
弁護士法人Next 横浜オフィス
横浜駅
神奈川県横浜市西区北幸2-1-6 鶴見ビル6階
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インタビュー | 川邉 賢一郎弁護士 弁護士法人Next 横浜オフィス

弁護士とプロレスラーの二足のわらじ。人情と執念を兼ね備える熱血弁護士

神奈川県横浜市の弁護士法人Next 横浜オフィスの所長を務める川邉 賢一郎(かわべ けんいちろう)弁護士。
子どものころの原体験がもとになり、弁護士を目指しました。

大学在学中に司法試験の勉強を始めるも、合格するまでには長い道のりと大変な苦労があったといいます。

加害者の氏名や住所が分からない詐欺事件で被害金額の一部を回収したり、10tトラックが何台も連なって行われた工場の明渡し事件を扱うなど実績豊富。

現役のプロレスラーとしても有名な川邉弁護士ですが、今回は弁護士としての顔にフォーカスしました。

01 弁護士になったきっかけ

最後に残されたチャンスと東日本大震災。苦しい状況での合格

――弁護士になろうと思ったきっかけを教えてください。

私が弁護士になろうと思った理由はふたつあります。
ひとつは中学校のときに行った裁判の傍聴で弁護士の仕事ぶりを見て興味を持ちました。
もうひとつは『合言葉は勇気』という、架空の村で起こった産業廃棄物処理場建設をめぐる裁判をテーマにしたテレビドラマです。
主演の役所広司氏を見て私も同じようになってみたいと思い、弁護士を目指しました。


――大学生のときは、どのような生活を送っていたのですか?

東京大学法学部に入学し、2年生のときには司法試験の予備校に通い始めました。
しかし、同じころにはじめたものがもうひとつありまして……それがプロレスだったんです。

大学生のころには選手として活動をはじめていたため、学校の勉強と司法試験の勉強、そしてプロレスという忙しい生活を送っていました。


――司法試験に合格するまで、苦労されたそうですね。

旧司法試験を受けても、ロースクールに入って新司法試験を受けても合格できず。
しかも、最後のチャンスである3回目の司法試験を受けたのは2011年。
日本全体がどうにかなってしまうのでは?という不安もありましたね。

そういう状況になってあらためて「自分が頑張らないと」と思うようになり無事に司法試験に合格できました。

02 弁護士としてのキャリア

幅広く事件を経験した下積み時代。そして気の合う仲間と独立

――これまでキャリアを教えてください。

弁護士になってはじめて勤めたのは横浜市内の事務所でした。
扱う事件の数が多く幅も広いため、あらゆる経験を積みました。
交通事故や労働問題、離婚や相続、それに建物の明渡しや企業顧問もやっていましたね。


――その後、同期の先生と一緒に独立されたきっかけは何だったのですか?

もともと独立志向はありました。
ひとつめの事務所で一緒だった同期の弁護士が先に事務所を辞めていて、東京で作った事務所を法人化するというタイミングがあったんです。
そのとき、誘われて独立しました。


――仲間と一緒に独立して良かったことは何ですか?

弁護士は基本的にひとりで仕事をしますが、場合によっては複数で対応する場合もあります。
そういったとき一緒に動けるのはいいですね。

あと、私は交通事故が苦手ですが、うちの事務所には交通事故が得意な弁護士もいます。
弁護士同士で助け合えるのは大きなメリットです。


――今の事務所ではどのような事件を扱っているのですか?

イメージとしてはまさに一般的な町弁(地域密着型の弁護士)です。
刑事事件もやれば家事事件もやります。
あとは、地元の中小企業の顧問弁護士もしていますね。

03 強みを活かした解決事例①

住所氏名不詳の詐欺加害者。それでも取り返した100万円

――印象に残った解決事例を教えてください。

マッチングアプリの詐欺事件で印象的だった事件があります。

依頼者様は詐欺被害に遭われた男性でしたが、加害者の住所も氏名も分からなかったんです。
弁護士紹介を使ってアプリ運営元の会社に加害者の情報開示を請求しましたが、個人情報保護の観点から拒否されてしまって……。

――その後、どうしたのですか?

相手の住所も氏名も不明のまま訴訟を起こしました。
そして加害者の調査委託を申し立てて、裁判所に調査してもらうことにしたんです。
でも、実はこれ、私の計画のうちでした。


――どういうことでしょうか?

実は弁護士が回答を拒否されても、裁判所が同じように請求すると回答してもらえるんです。
ただ、そのためには先に弁護士による請求をしないといけない。

アプリ運営元の会社に対する情報開示請求は、裁判所に調査委託を申し立てるための布石だったんです。


――その後、事件はどうなったのでしょうか?

加害者の住所や氏名も分かり、最終的には100万円以上回収できました。
被害金額の全額ではなかったものの、依頼者様に「全額ではないが、今回収できる金額を確実に回収したほうがよい」という状況を説明して理解していただきました。

04 強みを活かした解決事例②

裁判所の判決に従わない人への対処。強制的に荷物を運び出す

――ほかの分野の解決事例はありますか?

建物明渡し請求の事件の解決事例もあります。

家賃を払わなかったり、住居用の建物を無断で店舗に使用したり……。
裁判で判決が出て離婚しているのに、旦那様の家から奥様が出ていかないケースもありました。

――そのような方には、どう対処するのですか?

裁判で判決が出たにもかかわらず居座り続けると、裁判所の執行官が現地に行きます。
はじめに「4週間以内にここから出てください。そうでないとすべての荷物を運び出します」と宣言します(催告)。

さらに4週間経っても居座る場合は、執行官が引っ越し屋さんと一緒に行って、荷物を強制的にトラックに積んで運び出します(断行)。


――このようなケースは店舗や住宅など、比較的小さい建物が多いのですか?

工場の明渡し請求事件を扱ったこともあります。

ある工場が、ある学校法人に工場を貸していたんです。
もちろん賃貸契約なので、賃料を払ってもらえるはずだったんですが、学校法人の経営状況が悪化して賃料を払ってもらえませんでした。


――先ほどの事例のように対処した、ということでしょうか?

そうですね。
最後は断行になり、荷物を運び出すことになったんです。
荷物が非常に多く10tトラックが10台くらい連なり、何十人という作業員が荷物を運び出していました。

最終的には滞納されていた賃料と損害金を合わせて1,000万円程度になっていたんです。
回収こそできませんでしたが、大家さんからすると退去してくれたことが何よりもうれしい成果でした。

05 目指す弁護士像

依頼者様の期待値を超える。弁護士とプロレスラーの共通点

――相談に来られる方に、どのような想いを持っていますか?

相談者様が、私と話して気持ちが軽くなって帰ってくれると一番うれしく感じます。
私のところに来られる方は、現時点で何かの問題に困っている方です。
話すことで今抱えている苦痛を、少しでも和らいだ状態で解決までの日々を過ごせるようにと思っています。


――そのために心がけていることや、信念があれば教えてください。

相談者様が辛い思いをされているのに、私まで暗い顔だと安心してもらえないと思っています。
そのため、体調もそうですがメンタルもよい状態をキープするようにしています。

あとは、依頼者様の要望をただ聞くだけが弁護士の仕事ではないと思っています。
依頼者様が望む方法がベストではない場合もあるんです。
そのようなときは、依頼者様の期待値を超える提案を心がけています。
期待値を超える、というのはプロレスと共通する部分がありますね。

今後も変わらずこのスタイルを続けていくと思います。


――今、実際に困っている方に何かメッセージはありますか?

「相談に来て、心が軽くなった」というお言葉を日常的にいただきます。
そのため、何か困ったことがあれば、お気軽にお早めに来ていただければと思います。

ただ、弁護士も人間ですので、依頼者様との相性は正直あります。
はじめは複数の弁護士に相談して、相性がいい弁護士を探すというのもひとつの方法です。

相性が合ったときに、ぜひ私に任せていただければと思います。
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