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やまだ ゆうじ
山田 雄治弁護士
弁護士法人翠 守谷事務所
守谷駅
茨城県守谷市中央4-13-17 NCビル4階
対応体制
  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 初回面談無料
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • WEB面談可
注意補足

※夜間面談は事前予約が必要です。

インタビュー | 山田 雄治弁護士 弁護士法人翠 守谷事務所

安易に法律は使わない。法律を超えたグランドデザインを考える

「法律家ですが、安易に法的スキームに置き換えることはしません」。そんな独特な考え方とアプローチで、依頼者の期待に応え続ける弁護士法人翠の共同代表・山田雄治弁護士。
得意分野は、借金問題やIT法務、マンション管理です。独自の手法はどのようにして生まれたのでしょうか。

01 事務所の特徴・強み

弁護士8人、「顔の見える関係」が強みの中規模事務所


ーーまずはどんな事務所か、教えていただけますか?

ここは私が弁護士になってからすぐに、他の弁護士と共同で立ち上げた事務所です。
拠点は埼玉県川口市と茨城県守谷市にあり、私は守谷事務所を担当しています。

事務所をつくる際にこだわったことの1つは、立地です。
今でこそ徐々に増えてきましたが、一昔前までは法律事務所といえば裁判所の近くにあり、大都市圏に集中していました。

でも私が思うに、それは弁護士に都合がいいだけであって、必ずしも依頼者に便利とは限りません。
人口に比べて弁護士の数が少ない地方都市はたくさんあり、そこには気軽に相談できずに困っている方々が多くいらっしゃるのです。

私たちは、誰もがもっと気軽に弁護士に相談できる社会にしたい。
そんな思いで、川口と守谷に事務所を構えました。特に私のいる守谷事務所は、市内や近接市町村に住む方々からの依頼が非常に多いですね。


ーー地方都市で、地域密着。これが特徴なわけですね。

私たちの強みとしては、組織力もあります。

弁護士の業務範囲は広く、例えば交通事故という1つのジャンルをとっても、実にさまざまな類型があります。10年、20年の経験がある弁護士であっても、「この類型は初めて」といったことがよくあるのです。
そこで重要になるのが、弁護士間で情報やノウハウをスピーディーに共有することです。

私たちの2つの事務所には、8人の弁護士がいます。これまでの経験を踏まえると、8人いれば、どんな類型も誰かしら経験している。
ですから、ノウハウを共有してスピード解決につなげられるのです。
もちろん、数だけで言えば大手の事務所には勝てませんが、重要なのは8人が顔の見える関係であることだと思っています。


ーー「顔の見える関係」とは、どういうことでしょうか?

単に弁護士の数が多ければいいわけではないと思っています。
大規模な事務所であればあるほど扱う案件が大量にあり、弁護士の数も多い。
そうすると、どの弁護士がどんな事件を担当してきたのか、なかなかわかりづらい面があるのではないでしょうか。

でも、私たちくらいの規模だと「○○さん、これ経験したことあるよね?」と隣の席にいる弁護士にすぐに聞くことができます。
それが私たちのような中規模事務所の強みだと思います。

02 得意分野・担当案件

債務整理に強い弁護士。借金問題の無料相談は何度でも


ーー山田さんご自身は、どんな事件を担当されることが多いのでしょうか?

借金問題と企業法務、成年後見。この3つの分野が多いですね。
特に一番得意なのが借金問題で、「なんでもやる」のが基本スタンスです。個人の方のほか、個人事業主や法人代表者の方など法人関連も数多く手掛けています。
企業法務では、IT企業とマンションの管理組合からの依頼を多く受けています。


ーー借金問題に詳しいのはなぜですか?

それは、私が「お金に強い」弁護士だからです。過去に金融機関への助言・指導に携わった経験があり、回収側の事情や戦略を熟知しています。

また、この事務所を立ち上げてからは経理などお金周りもこともすべて自分でやってきました。お金の流れをよく理解しているので、例えば税制や補助金などの制度にも精通しています。


ーー依頼者にとっては、それは心強いですね。

債務整理の主な手続きには、大きくわけて任意整理と自己破産、個人再生の3つの方法があります。

相談の際には、例えば「自宅を手放したくない」「家族や会社にバレたくない」など、それぞれの事情に応じた最適な返済プランと方法をご提案することができます。

加えて、私が大事にしているのは、複雑な専門用語をできるだけ使わないこと。それと、依頼者に納得してもらうために、借金問題については何度でも無料で相談を行っています。


ーー何度も無料相談ができるのですか?

それだけではありません。支払いに関しても、中には一括払いしか受け付けない事務所もありますが、私たちは分割払いにも対応していますので、費用が心配な方も気軽にご相談いただければと思っています。

借金には負い目を感じている人もいらっしゃると思いますが、自己破産であれ、個人再生であれ、債務整理は法律で認められている権利です。返済が難しくなったからといって恥じる必要はありません。

借金問題は、一人で悩みを抱えていると負のスパイラルに陥りやすくなります。どんな借金の理由でもかまいません。今抱えているあなたの悩みを、まずはお聞かせください。

03 得意分野・担当案件

マンションの騒音問題、法律を使わない解決法


ーーIT企業とマンション管理組合の法務にも強いのですね。

IT企業については、私はIT用語が通じるので、企業の方々に「話が早い」と感じていただいているのだと思います。

弁護士は文系出身が多いこともあり、ITを専門にされている人は別ですが、専門用語を理解するのに苦労するケースが少なくありません。

そういう意味で、私は特殊だと思います。
実は、パソコンを自作できるのです。
パーツを買ってきて、組み立てられるんですよ。
コードを打つまでのことはできませんが、一定の基礎知識があります。

もともとそういうベースがあるうえに、たまたま最初にご依頼いただいたのがIT企業だったので、それから自然とIT企業からの依頼が増え、さらに知識も身についていく。
そんなイメージで、IT法務のご依頼を受けることが多くなっていったのです。


ーーマンションの管理組合からは、どんな依頼があるのでしょうか?

マンション管理組合の顧問には独特のポイントがあります。
それは、法律を使ったら負け、ということ。
法律沙汰にせず、いかに揉めずに収めるか。
これがとても大事になります。

騒音問題で例を挙げましょう。
管理組合には、住人から「隣の部屋がうるさい」といったクレームがよくきます。
ルール上、管理組合は当事者間に直接介入することはできないので、こういう場合は「騒音に困っている方がいるので、注意してください」といった貼り紙を共有スペースに貼ったりするのですが、それだけではなかなか解決できないことが多いのです。


ーーそういう貼り紙は、よくある印象ですが…

その貼り紙の文言だけだと、どの部屋のことなのかわかりにくくありませんか?
こういう場合、当事者に「自分のことだ」とわからせる手段があるのです。

それは、時間や場所、音の種類などを具体的に特定するのです。
例えば、「深夜○時頃に掃除機をかける音がします」とか、「夜中にペットボトルを潰す音が聞こえます」とか。
そうやって細かく、具体的に書くと「これ、私のことだ」と本人が、気がつくのです。
このように、マンションの問題では、いかに問題を大きくせずに、法律を使わずに対処するかに知恵を使います。

04 弁護士としての信念、スタンス

哲学と法律を使って「グランドデザイン」を描く


ーーパソコンを自作されたり、法律を使わない解決を目指したり、なんだかとてもユニークに映ります。

弁護士は法律の専門家です。法律を使って問題解決を図るのが仕事ですが、私は必ずしもすべての問題を杓子定規に法的スキームに置き換える必要はないと思っています。

どうしても弁護士は、依頼者からご相談を受けていると、法律の枠組みだけで物事を考えようとしがちです。ただ、私はそれをいったん脇に置いて、グランドデザインを描くようにしています。


ーー「グランドデザイン」ですか?

例えば、借金問題なら「破産法○条を使いましょう」といったようにすぐに法的スキームに落とし込もうとはせず、依頼者がその先どんな生活を送りたいのか。そこまでちゃんと考えてベストな解決方法を探していきます。

離婚問題でよくある親権の争いもそうです。
特に男性の場合は、「親権がほしいけど、難しいですよね?」というようなご相談が多いのですが、そういう場合は「そもそも親権とは何か」という話から始めます。

これは「権利」と書きますが、子供を育てる「義務」でもあるのです。
子供とどう関わっていきたいのか。例えば「会えなくなるのが寂しい」「一緒に遊びたい」という理由なら、親権にこだわらずに、面会交流をたくさんできるようにする方法もあります。

依頼者自身もはっきり描けていないより良い未来についての選択肢を提供し、一緒に考える。
これはおそらく、大学で哲学を研究していたことも影響しているのだと思います。


ーー哲学と法律が深く関係している、と?

小さい頃から漠然と「社会の仕組み」について興味があり、哲学科に進学しました。
在学中は「人間とは」「社会とは」、そんなことばかり研究していました。

グランドデザインを描く。つまり物事を俯瞰して、多角的にとらえる。
このアプローチは、哲学的発想に鍛えられた部分が大きいと思っています。

そうやってご相談に乗っていると、無料相談だけで満足して帰っていかれる人もいらっしゃるんですよ。


ーーなんと、無料相談で満足されることもあるのですね。

いかに揉めずに収めるか。
これは私だけでなく、事務所全体に共通する考え方でもあります。事務所や弁護士によっては、とにかくなんでもかんでも裁判にして、いい結果を勝ち取ろう。
そういうスタンスのところもあります。
もちろん裁判が避けられない事件もありますし、調停や審判等の別の手続きで裁判所を使うことはあります。
しかし、そうした手続きを取る中でも、依頼者にとって、より時間がかからず、コストがかからず、手間がかからず、感情対立も残らない解決できるように、いつも模索しています。

05 今後の展望

親身になってヒアリングし、よく話す。信頼関係を大事に


ーー今、関心のある分野はありますか?

事業者の破産です。新型コロナウイルスの影響で中小企業や個人事業主の方々が経営に苦しんでいるので、とても心配しています。

私は学生時代、6年勤めたワインバーをはじめ、いろんな飲食店で働いていました。
ですから、特に飲食店のことが非常に心配です。
傷口が広がらないうちに、まずはご相談だけでも結構ですのでお声がけいただければと思います。


ーー目指している弁護士像はどうでしょう?

どんな依頼者にとっても、話しやすい弁護士になれるように心がけています。相談の際によくしゃべる人、黙って聞き続ける人。弁護士のスタイルはそれぞれですが、私はその両方。よくしゃべって、よく聞きます。そうやって強い信頼関係をつくっていける弁護士になりたいですね。
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