これは過失と捉えて良いですか?

3ヶ月前に子宮筋腫核摘出手術をしてもらいました。その病院の院長は、どんな巨大な子宮筋腫も腹腔鏡手術で必ず出来るとブログで豪語しており、私もそのブログを見て、他院から転院しました。初診(院長)でも、開腹の可能性について言及されなかったので、やはり腹腔鏡で出来るのだと思い、期待してオペに臨みました。しかし、麻酔から目を覚ますと、まさかの開腹。6日後に私から説明を求めるまで開腹になったことの説明もなし。そして、開腹になった理由としては、子宮筋腫と子宮の境を離断するところから始めるそうですが、私の場合は、筋腫の付き方が悪く、カメラの死角になって境が見えなかったとのこと。そして、仕方なく、盲目的に「おそらくここが根元だろう、境あたりだろう」とメスを入れたところ、そこに太い血管が走っていて、大出血を起こした。そして、命の危機に及ぶため、開腹したとの説明を院長部下より聴きました。

カルテ開示し、下記のように記載があります。これは説明をしてくれた院長の部下が書いたものです。

「開腹になってしまった経緯としては腹腔鏡下で手術する場合にカメラがどうしても届かない死角ができてしまう。今回は筋腫の位置と大きさの関係でどうしても半盲目的にアプローチせざるを得なかったことが要因だと思います。出血の勢いが凄まじく、コントロール不良で命の危険が及ぶ可能性があったため、開腹へ移行した。と院長より聴いていることを説明した」

オペ当日の院長のカルテの記述は下記です。

「手術所見:ラパロで腹腔内に入るも、筋腫が立ちはだかりオリエンテーション全くつかず。骨盤内には筋腫が占拠。筋腫表面に割り入れてみるも、強出血認めるのみで全く進めず。危険と判断して開腹に。」

私は、まさか盲目的にメスを入れて大量に出血したことが理由で開腹になったと思いもしませんでした。

これは過失と考えて良いのでしょうか。

方針の変更は、合理的な変更で、裁量の範囲内と思われます。
疾患部位の状況を、100%知ることは困難で、予測の範囲外の状況に接し、
急遽方針を変更したものと思われます。
過失を検討するなら、事前説明の不足、事後説明を怠ったことでしょう。

内藤先生ご回答ありがとうございます。
盲目操作は過失だと言い切れないのですね?
予見可能性、回避可能性があるので過失だと思ったのですが。しかしながら、開腹を避けきれないとは言えないと思います。

事前説明の不足と言うのは、開腹の可能性についての説明がなかったというだけでしょうか。
そもそも手術適応の判断が正しければ、100%腹部に大きな傷が出来ることはなかったですよね?私は自覚症状がなく、何も困っていませんでした。ゆえに巨大になってしまったのですが。閉経まであと数年ですし、保存療法を選択出来ていたら、このような結果にはならなかったと思います。

開腹の可能性については、説明があってしかるべきでしょうね。
あとは、カルテを、他の専門医、あるいは医療過誤に通じた弁護士に分析してもらうこと
になります。

カルテには「やるしかない」という院長の決意がひと言書いてあるのみでした。これが開腹の可能について言及していない証拠になるのですかね?

開腹の可能性があることも念頭にあったようですね。

「やるしかない」のひと言が、開腹の可能性が念頭にあったと言うのですか?

そうですね。
開腹の必要性も、状況次第であり得る、と言う思いがあったかもしれないですね。

ありがとうございました。