マンガの考察記事をネット上で有料販売することは法律に違反しますか?
『マンガの謎や考察・設定や名言』
をまとめたブログ記事を
ネット上で不特定多数の方が
購入出来るように販売することは
法律違反にあたるでしょうか?
画像に関しては公式SNSからの埋め込みや、適切な『引用』を用いて利用したいと考えております。
マンガ内のセリフや設定に関しても、
適切な範囲で『引用』したいと思います。
無料で読める一般的なブログならまだしも、有料で販売するということに引っ掛かりを感じており相談致しました。
作者サイドからすると『自分の作品に乗じてお金を稼いでいる』と思われるかもしれない反面、私自身は『著作権の引用さえクリアしていれば特に問題ないのでは?』とも考えられます。
まだ実際に販売等をしているわけではないため、もちろんトラブルもございません。
■ マンガの内容を考察したり裏設定などをまとめたブログ記事を有料で販売することは違法なのか?
■ もし可能だとするなら、どういった内容なら問題がないか?
こちらについてご教示いただけると幸いです。
よろしくお願い致します。
おそらく引用記事をまとめる趣旨や理由など
が必要でしょうね。
著作権法32条1項に引用についての規定が
ありますね。
チェックしてください。
出所の明示は必ず。
営利でも問題はありませんね。
内藤様、お返事誠にありがとうございます。
早速著作権法32条1項を確認致しました。
引用の正当性や出所の明示ですね。かしこまりました。大変助かりました。
著作権法上の「引用」の要件を満たすのであれば、無断で、他人の著作物を複製等で適法に利用できます(もちろん利用の対価を支払う必要がないという意味で無償で利用できます)。
引用によってつくられたあなたの著作物が販売されるかどうか(営利目的かどうか)は、引用の成否とは、全く関係ありません。
ただし、引用の要件は相当厳しいので、素人判断はたいへんに危険です(引用が成立していないと判断されれば、著作権侵害です。)。著作権法上の要件を安易に考えないほうが良いと思います。
そして、引用の成否は個別具体的に判断しますので、あなたの漠然とした計画について、オープンクエスチョンで、一般論としてアドバイスをしても、私は余り意味がないと思いますし、かえって危険だと思います。ネット相談で、個別ケースの適法性を担保できるだけの回答は困難だと思います。
できれば、アイデアの段階から、ドラフトやサンプルを弁護士に見てもらって、具体的な判断やアドバイスを受けることをお勧めします。
素人判断で大丈夫だろうと思い、引用のつもりで、単なる無断転載をしたために、著作権侵害の問題(訴訟を含む)に発展した事例も目にします。初めが肝心です。問題意識をお持ちなのですから、ここで突っ走ってしまうことの危険性はおわたりだと思います。
甲本様、ご回答誠にありがとうございます。
また引用の危険性や、それに対する具体的な対応策 大変 勉強になりました。
甲本様のアドバイスを元に、今後の動きを定めていきたいと思います。