交通事故の事例紹介 | 髙橋 友佑弁護士 さっぽろ法律事務所

取扱事例1

• 後遺障害

交通事故により高次脳機能障害を後遺した方の事案

依頼者：４０代（男性）

【相談前】
交通事故で、車にはねられ、頭がい骨骨折等の傷害を負い、高次脳機能障害を後遺しました。
誰に対してどのような請求ができますか。

【相談後】
依頼者様は、すでに自賠責の後遺障害の認定を受けた状態でご相談にいらっしゃいましたが、私が依頼者様の病状をみる限り、自賠責が認定した後遺障害の等級は低すぎるのではないかと考えました。そこで、私は、依頼人に対し、他病院での通院検査を指示し、そこでの医療記録を自賠責に提出して異議申し立てを行った結果、異議が認められて等級をあげることができました。
その上で、相手方保険会社を相手に、損害賠償請求訴訟を提起しました。相手方は、依頼者の高次脳機能障害の程度が低いなどと主張して、損害額について争ってきましたが、前記の自賠責の異議申し立ての結果や、職場復帰後の依頼人の様子等を詳細にまとめて主張した結果、適切な額の賠償を勝ち取ることができました。

取扱事例2

• 損害賠償増額

保険会社に相場より相当低い額での賠償を提示されて危うく合意しかけていた事案

依頼者：５０代（女性）

【相談前】
通勤中に、赤信号で停車していたら、後ろの車に衝突されて、むち打ち症になりました。
後日、相手方の保険会社から賠償額の提示がありました。大手の保険会社の提示額だから、おそらく適切な額なんだろうと思って合意書に署名押印しましたが、念のため返送前に弁護士に相談にきました。

【相談後】
まず、保険会社だから相場の賠償額で提示してくると思ったら大きな間違いです。むしろ、ひどいと相場の半額程度で提示をしてくる保険会社の担当者もいます。返送する前にご相談に来ていただけて本当によかったです。
この事案では、最終的に最初の提示額の約２倍の額で合意しました。しかも、依頼者様は、ご自身の自動車保険に弁護士費用特約を附帯していたので、弁護士費用も一切かからずに、賠償額を全額受け取ることができました。