かわらばやし なおき
河原林 直樹弁護士
神戸ほまれ法律事務所
兵庫県神戸市垂水区学が丘4-15-1
インタビュー | 河原林 直樹弁護士 神戸ほまれ法律事務所
誰もが人生をリスタートできる社会をーー。神戸市垂水区出身、借金問題や刑事事件に強い代表弁護士の想い
神戸市垂水区の住宅街の一角に、カフェのようなやわらかい雰囲気を放つ法律事務所があります。
地元出身の河原林 直樹(かわらばやし なおき)弁護士が開設した、神戸ほまれ法律事務所です。
借金問題や刑事事件、相続など幅広い事件を扱っており、法律トラブルに巻き込まれた人たちを支える場所になっています。
住民らを温かく迎え入れる河原林弁護士に、これまでの経験や依頼者への想いなどをお聞きしました。
地元出身の河原林 直樹(かわらばやし なおき)弁護士が開設した、神戸ほまれ法律事務所です。
借金問題や刑事事件、相続など幅広い事件を扱っており、法律トラブルに巻き込まれた人たちを支える場所になっています。
住民らを温かく迎え入れる河原林弁護士に、これまでの経験や依頼者への想いなどをお聞きしました。
01 現在の事務所
「地元に恩返しを」。神戸市垂水区で開業、カフェのような心安らげる場に
ーー現事務所は、ご自身が独立して立ち上げた事務所ですね。
独立してからも有り難いことに日々たくさんの方々からご相談をいただいています。
神戸市内の法律事務所は三宮など中央区に集中していますが、当事務所は市西部の垂水区にあります。
それも、栄えている海岸部からも少し離れた、学が丘という落ち着いた住宅街です。
ーーなぜあえて、中心部から離れた場所を選んだんですか?
法律事務所が少ないため、気軽に相談できずに困っている方々が大勢いらっしゃると思ったからです。
そして何より、垂水区は私の地元でもあるんです。
人生の長い時間を、ここで過ごしてきました。
もともと兵庫への思いは強く、今でも六甲山に登ったり、淡路島をサイクリングで周遊したり、ハチ高原でスキーをしたりと、プライベートでも地元の魅力を堪能しています。
これまで兵庫を支えてこられた地域住民の皆様に少しでも恩返しができればと、以前から地元での独立を視野に入れていました。
ーー地元生まれの弁護士に、安心感を抱く人はたくさんいると思います。
確かに、ご相談はいわゆる地元トークから和やかな雰囲気で始まることも多いですね。
また、事務所はもともとカフェだったところを借りています。
木目調の内装や開放的な空気感に、「落ち着く」「リラックスできる」などと好評いただいているんです。
お越しになる方々は何かしらのトラブルを抱えてらっしゃるので、少しでも心が落ち着くような空間になっていたら嬉しいですね。
独立してからも有り難いことに日々たくさんの方々からご相談をいただいています。
神戸市内の法律事務所は三宮など中央区に集中していますが、当事務所は市西部の垂水区にあります。
それも、栄えている海岸部からも少し離れた、学が丘という落ち着いた住宅街です。
ーーなぜあえて、中心部から離れた場所を選んだんですか?
法律事務所が少ないため、気軽に相談できずに困っている方々が大勢いらっしゃると思ったからです。
そして何より、垂水区は私の地元でもあるんです。
人生の長い時間を、ここで過ごしてきました。
もともと兵庫への思いは強く、今でも六甲山に登ったり、淡路島をサイクリングで周遊したり、ハチ高原でスキーをしたりと、プライベートでも地元の魅力を堪能しています。
これまで兵庫を支えてこられた地域住民の皆様に少しでも恩返しができればと、以前から地元での独立を視野に入れていました。
ーー地元生まれの弁護士に、安心感を抱く人はたくさんいると思います。
確かに、ご相談はいわゆる地元トークから和やかな雰囲気で始まることも多いですね。
また、事務所はもともとカフェだったところを借りています。
木目調の内装や開放的な空気感に、「落ち着く」「リラックスできる」などと好評いただいているんです。
お越しになる方々は何かしらのトラブルを抱えてらっしゃるので、少しでも心が落ち着くような空間になっていたら嬉しいですね。
02 得意分野と実績①
自己破産は、前向きな再スタート。借金を帳消し、再就職を果たした人も
ーー現在、どんな相談を重点的に受けているのか教えてください。
借金問題・債務整理、相続、交通事件、刑事事件、それに労働問題や不動産トラブルなど、分野を問わず幅広い事件を扱っています。
とくに力を入れている分野のひとつが、借金問題・債務整理です。
自己破産を中心に、借金などの債務に苦しむ方々の生活再建をお手伝いしてきました。
一般的には破産や免責が認められにくいケースであっても、調査を尽くしたり書面作成を工夫したりしてゴールに向かって徹底的にサポートさせていただいています。
私の強みは、長くこの問題に関心を注いできたことです。
司法試験の選択科目では倒産法を選択し学習及び研究を続けてきたことに加え、以前の事務所では金融機関の代理人として債権者側の立場で訴訟や保全・執行等の債権回収業務に携わっていました。
そのため、債権者の意図や立場を踏まえて債務者がどう対応すべきか、解決方法を熟知しています。
ーーなぜそこまで借金問題に強い思いをお持ちなんですか?
依頼者様の人生の再チャレンジを後押ししたいからです。
というのも、借金問題は決してご本人の落ち度のみが原因であるわけではなく、偶然に悪い環境にいたり、家族の生活を守るためにやむを得ずお金を借りたり、リスクをとって行動したりした結果であることが多いんです。
それを自己責任だと突き放すのは、あまりにも酷なことではないでしょうか。
社会で活動する限り誰が失敗するかは分からない以上、仮に失敗したり道を踏み外したりししても、もう一度人生をリスタートできる社会であるべきです。
自己破産はなんとなくマイナスのイメージを持たれがちですが、きっと皆様が想像されているほどデメリットは大きくありません。
その点もしっかりご説明しますので、気軽にご相談いただけるとうれしいですね。
ーー数々の自己破産を手がけるなかで、印象に残っている依頼者はいらっしゃいますか?
たとえば、職場に馴染めずうつ病を発症し、働けなくなった方がいます。
収入が途絶え、奨学金の返済や生活費を賄うためにキャッシングを繰り返し、借金が膨らんでしまったんです。
ただ、無事に自己破産できたことで借金は帳消しとなり、その後新しい会社への就職も決まりました。
そうした近況報告のご連絡をいただき、前向きに生きていらっしゃる姿を知れると、素直に嬉しく思います。
借金問題・債務整理、相続、交通事件、刑事事件、それに労働問題や不動産トラブルなど、分野を問わず幅広い事件を扱っています。
とくに力を入れている分野のひとつが、借金問題・債務整理です。
自己破産を中心に、借金などの債務に苦しむ方々の生活再建をお手伝いしてきました。
一般的には破産や免責が認められにくいケースであっても、調査を尽くしたり書面作成を工夫したりしてゴールに向かって徹底的にサポートさせていただいています。
私の強みは、長くこの問題に関心を注いできたことです。
司法試験の選択科目では倒産法を選択し学習及び研究を続けてきたことに加え、以前の事務所では金融機関の代理人として債権者側の立場で訴訟や保全・執行等の債権回収業務に携わっていました。
そのため、債権者の意図や立場を踏まえて債務者がどう対応すべきか、解決方法を熟知しています。
ーーなぜそこまで借金問題に強い思いをお持ちなんですか?
依頼者様の人生の再チャレンジを後押ししたいからです。
というのも、借金問題は決してご本人の落ち度のみが原因であるわけではなく、偶然に悪い環境にいたり、家族の生活を守るためにやむを得ずお金を借りたり、リスクをとって行動したりした結果であることが多いんです。
それを自己責任だと突き放すのは、あまりにも酷なことではないでしょうか。
社会で活動する限り誰が失敗するかは分からない以上、仮に失敗したり道を踏み外したりししても、もう一度人生をリスタートできる社会であるべきです。
自己破産はなんとなくマイナスのイメージを持たれがちですが、きっと皆様が想像されているほどデメリットは大きくありません。
その点もしっかりご説明しますので、気軽にご相談いただけるとうれしいですね。
ーー数々の自己破産を手がけるなかで、印象に残っている依頼者はいらっしゃいますか?
たとえば、職場に馴染めずうつ病を発症し、働けなくなった方がいます。
収入が途絶え、奨学金の返済や生活費を賄うためにキャッシングを繰り返し、借金が膨らんでしまったんです。
ただ、無事に自己破産できたことで借金は帳消しとなり、その後新しい会社への就職も決まりました。
そうした近況報告のご連絡をいただき、前向きに生きていらっしゃる姿を知れると、素直に嬉しく思います。
03 得意分野と実績②
「料理人になりたい」。非行少年との対話から生まれた将来の夢
ーー他に印象的だった事件はありますか?
以前、傷害や窃盗など複数の罪を犯した少年を弁護したときのことです。
当初、少年は、将来に絶望を感じている様子であり、ネガティブな発言が多かったのですが、本人と何度も対話を重ねるうちに次第に心を開いてくれて、「料理人になりたい」と将来の夢を語るようになったんです。
少年は当時中学3年生で高校入試を控えていましたが、身柄拘束されていたためこのままでは受験できない状況でした。少年が将来の夢を実現していく上でまずは高校に進学し、料理についてじっくり学ぶことが必要だと思い、家庭裁判所に対して一時的に高校入試の期間は釈放してもらい、少年は無事に受験し合格することができました。
「夢に向かってがんばっています」。
後日、少年院から届けられたお手紙には、そんな決意の言葉が並んでいました。
ーー先生は刑事事件も得意とされているんですか?
弁護士になって以来、毎月のようにご依頼をお受けしてきました。
被害者との示談交渉では場数も踏んでおり、不起訴処分や執行猶予判決などの実績も豊富にあります。
そんな刑事弁護では以前、保釈請求が認められ、とても喜んでくださった方もいらっしゃいました。
ある会社員の男性です。
奥さまと小さなお子さまとの3人暮らしで、男性が家計を支える大黒柱でもありました。
身柄拘束が長引くと会社を解雇されかねず、そうなるとご家族の生活が立ち行かなくなる恐れがあったんです。
ーー1日でも早く、釈放の手助けをする必要があったと。
まさにそのために、入念に準備を進めました。
差し迫った家庭の事情があることなどを書面にまとめるとともに、勤務先の社長には保釈後の監督を要請しました。
その社長は心の広い方で、見捨てずに更生に協力すると申し出てくださったんです。
保釈金についても、協力者を募って必死にかき集めました。
それが実を結び、保釈請求が認められたんです。
その後の裁判も無事に執行猶予となり、男性は職場復帰し、ご家族と一緒に生活する日々を取り戻すことができました。
ーーなんとか窮地を脱したんですね。
被疑者や被告人、そのご家族らは、社会から悪人のレッテルをはられ、孤立無援の状態に陥りがちです。
そんななかで味方になってくれる人がそばにいたら、本当に心強いと思うんです。
私はそんな方々の心の支えになろうと、なるべく接見や面会にも足繁く通うようにしています。
独立してからは時間の融通が効きやすく、さらに身軽に動けるようになりました。
フットワークの軽さや素早い対応も、私の強みだと自負しています。
以前、傷害や窃盗など複数の罪を犯した少年を弁護したときのことです。
当初、少年は、将来に絶望を感じている様子であり、ネガティブな発言が多かったのですが、本人と何度も対話を重ねるうちに次第に心を開いてくれて、「料理人になりたい」と将来の夢を語るようになったんです。
少年は当時中学3年生で高校入試を控えていましたが、身柄拘束されていたためこのままでは受験できない状況でした。少年が将来の夢を実現していく上でまずは高校に進学し、料理についてじっくり学ぶことが必要だと思い、家庭裁判所に対して一時的に高校入試の期間は釈放してもらい、少年は無事に受験し合格することができました。
「夢に向かってがんばっています」。
後日、少年院から届けられたお手紙には、そんな決意の言葉が並んでいました。
ーー先生は刑事事件も得意とされているんですか?
弁護士になって以来、毎月のようにご依頼をお受けしてきました。
被害者との示談交渉では場数も踏んでおり、不起訴処分や執行猶予判決などの実績も豊富にあります。
そんな刑事弁護では以前、保釈請求が認められ、とても喜んでくださった方もいらっしゃいました。
ある会社員の男性です。
奥さまと小さなお子さまとの3人暮らしで、男性が家計を支える大黒柱でもありました。
身柄拘束が長引くと会社を解雇されかねず、そうなるとご家族の生活が立ち行かなくなる恐れがあったんです。
ーー1日でも早く、釈放の手助けをする必要があったと。
まさにそのために、入念に準備を進めました。
差し迫った家庭の事情があることなどを書面にまとめるとともに、勤務先の社長には保釈後の監督を要請しました。
その社長は心の広い方で、見捨てずに更生に協力すると申し出てくださったんです。
保釈金についても、協力者を募って必死にかき集めました。
それが実を結び、保釈請求が認められたんです。
その後の裁判も無事に執行猶予となり、男性は職場復帰し、ご家族と一緒に生活する日々を取り戻すことができました。
ーーなんとか窮地を脱したんですね。
被疑者や被告人、そのご家族らは、社会から悪人のレッテルをはられ、孤立無援の状態に陥りがちです。
そんななかで味方になってくれる人がそばにいたら、本当に心強いと思うんです。
私はそんな方々の心の支えになろうと、なるべく接見や面会にも足繁く通うようにしています。
独立してからは時間の融通が効きやすく、さらに身軽に動けるようになりました。
フットワークの軽さや素早い対応も、私の強みだと自負しています。
04 悩んでいる人たちへ
希望を持って、前向きに生きてほしいーー。「ほまれ」に込めた願い
ーーあらゆる手を尽くし、最後まで依頼者に寄り添う。そんな熱量が伝わってきました。
ひとつの物事に集中し、とことん深く突きつめるのが、私には性に合っているところがあるようにも感じますね。
実は高校生までは理系を志望し、将来は水産関連の研究職に就きたいと思っていたんです。
小さい頃から好奇心が旺盛で、そうした性格が一つひとつの事件に真剣に向き合う姿勢につながっているのかもしれません。
この仕事は調査や準備に膨大な時間を要することも珍しくありませんが、私はそれもまったく苦にならないんです。
ーー依頼者との向き合い方については、いかがですか?
依頼者とは何よりも、コミュニケーションを重ねることを大事にしています。
法律問題に直面している方々は、どなたも多大なストレスを抱えていらっしゃいます。
私はその心にため込んだ不安や悩みに耳を澄ますとともに、法的な見通しなどをお伝えする際も、わかりやすく丁寧にご説明するようにしているんです。
大きな事務所では担当弁護士と連絡が取りにくいという声も聞きますが、当事務所はその心配はいりません。
電話などは私に直接つながりますので、ぜひ安心していただきたいですね。
ーーそれは心強いですね。
最後に、事務所名の「ほまれ」に込めた思いもお伝えさせてください。
漢字にすると「帆希」、船を前進させる「帆」と希望の「希」をかけ合わせました。
海の街でもある神戸から、希望を胸に前向きに生きていただきたいという私からみなさまへのメッセージです。
ここから新たな一歩を踏み出していただくために、私がその踏み台となって全力で支えることをお約束します。
ひとつの物事に集中し、とことん深く突きつめるのが、私には性に合っているところがあるようにも感じますね。
実は高校生までは理系を志望し、将来は水産関連の研究職に就きたいと思っていたんです。
小さい頃から好奇心が旺盛で、そうした性格が一つひとつの事件に真剣に向き合う姿勢につながっているのかもしれません。
この仕事は調査や準備に膨大な時間を要することも珍しくありませんが、私はそれもまったく苦にならないんです。
ーー依頼者との向き合い方については、いかがですか?
依頼者とは何よりも、コミュニケーションを重ねることを大事にしています。
法律問題に直面している方々は、どなたも多大なストレスを抱えていらっしゃいます。
私はその心にため込んだ不安や悩みに耳を澄ますとともに、法的な見通しなどをお伝えする際も、わかりやすく丁寧にご説明するようにしているんです。
大きな事務所では担当弁護士と連絡が取りにくいという声も聞きますが、当事務所はその心配はいりません。
電話などは私に直接つながりますので、ぜひ安心していただきたいですね。
ーーそれは心強いですね。
最後に、事務所名の「ほまれ」に込めた思いもお伝えさせてください。
漢字にすると「帆希」、船を前進させる「帆」と希望の「希」をかけ合わせました。
海の街でもある神戸から、希望を胸に前向きに生きていただきたいという私からみなさまへのメッセージです。
ここから新たな一歩を踏み出していただくために、私がその踏み台となって全力で支えることをお約束します。