相続・遺言の事例紹介 | 関本 龍志弁護士 弁護士法人芦屋西宮市民法律事務所

取扱事例1

• 遺留分の請求・放棄

相続発生前後における預貯金の払戻しの問題

【相談前】
ご高齢の方がお亡くなりになる前には心身の状態が悪化していることが多く、事実上は同居しているご家族が通帳やキャッシュカードを管理していることが多くあります。このような状況からご本人がお亡くなりになられる前後を通じて同居のご家族がご本人の預貯金を毎日50万円ずつＡＴＭで払戻し、他の相続人の方から多く指摘を受けて問題となることがあります。

【相談後】
このような事案の場合、ご本人の生前の金銭の管理や収支の状況、問題となる払戻しの場所や方法、ご本人の生前の通院状況や介護認定の内容等を多角的に検討し、払戻しの適法性や他の相続人への支払義務の有無を分析・主張し、解決につなげていく必要があります。

【先生のコメント】
預貯金の払戻しに関する問題については決して珍しいものではなく、多くの方が直面する可能性のある問題です。
一方、その判断や解決には法的、医学的、福祉的資料の検討がほとんど必須であり、当事者の方のみでの解決が困難な問題のひとつです。
ぜひ弁護士にご相談ください。