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なりた つばさ
成田 翼弁護士
弁護士法人エース 横浜事務所
関内駅
神奈川県横浜市中区相生町2-42-3 横浜エクセレント17-6階A
対応体制
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  • 電話相談可
注意補足

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インタビュー | 成田 翼弁護士 弁護士法人エース 横浜事務所

いい仲間といいリーガルサービスを提供したい

「依頼者の最高の切り札になれるように」と弁護士法人エースを立ち上げ、依頼者様との信頼関係を大切に日々コツコツと弁護活動をされている成田翼先生。
そんな先生にこれまでのご経歴や弁護士という仕事に対する想い、今後の展望などについてお伺いました。

01 弁護士になった背景

『知ること学ぶことの面白さと隣合わせの仕事に』

――成田先生が弁護士になられた経緯はどういったものだったのでしょうか?

比較的勉強が得意で、運動もピアノも弾ける…お手本のような小学生時代、勉強が嫌いになってしまった中学生時代の延長で高校へ進学しました。しかし恩師の一言がきっかけで、一念発起して勉強を始めました。無性に自分を試してみたくなったのです。
まずは定期テストにむけて勉強をはじめました。短期間ですが、とにかく必死に勉強しました。結果、それまでは学年で下から5番くらいの成績だったところから学年で3番になることができました。
この成功体験もあり、勉強することが好きになりました。学びを進めていくと、自分の知っている世界がよりクリアに広がっていくような気がしたからです。

大学に入り、就職活動のタイミングで今後の進路を考えた時、自分の長所を活かせる仕事につきたいと考えるようになりました。その際、一人で勉強や勉強したり、考えたりしてものごとを進めていくことが好きだと改めて認識しました。そこから弁護士という職業を意識するようになり、司法試験を受けることにしました。一度決めたことは貫き通す性格なので、決めてからは迷うことはなかったですね。

02 弁護士としての活動

『労力を惜しまず最善の策を検討したい』

――これまではどういった案件を扱っていらっしゃったのですか?

労働問題の事件はなぜか多いですね。不当解雇や賃金未払いのご相談が多く、裁判も多数行なっています。
他の分野ももちろんなのですが,特に労働事件は判例や学説の知識によって方針や勝敗が変わると感じます。手をかけてこちらに有利になる見解を探せるかが事件の結果に反映されることが多いのです。私は調べたり勉強したりするのが好きなので、そういう意味でも私に合っている分野だと思っています。

個別事例を挙げるとすると、とある不当解雇の案件は印象に残っています。依頼者様にはそれまでに多額の借金がありました。その会社で働いて返済をするという見込みを立てた上で債務整理を行ったのですが、その矢先に突然解雇されてしまいました。本人はすぐに会社に抗議しましたが相手にしてもらえず,私にご依頼いただきました。私は解雇の理由はないと思っていたのですが,会社側は微々たる解決金を支払って収束させようとしてきました。全く受け入れられない内容ですので,即訴訟提起をし,結果、5か月程度という短い期間で、当初会社から提示されていた金額の10倍程度の解決金を受け取って和解しました。もちろん依頼者様には喜んでもらえました。個人では主張が平行線な場合でも、弁護士が介入することによって筋道を立てて協議できるとスムーズに解決するケースが多いですね。

――他に印象に残っている案件はどういったものがありますか?

学校事故の案件で、ある女子高校生が授業のマラソン中に倒れて亡くなりました。学校側ではAEDの装着まで25分掛かっていたそうです。AEDを使用しないと心肺停止状態からの蘇生率は数分後から一気に下がってしまいますので、25分という時間では蘇生率は大変低いということは容易に想定できます。一方で、ただちにAEDを使用しても命が助かったかどうかを証明することは大変困難なため、難しい案件だということはわかっていました。その点はご両親も理解していましたが,やはり,もしすぐにAEDを遣ってくれていれば娘は助かったかもしれないという気持ちを強く持っていました。親として当然だと思います。

ところが,学校はマラソン大会の安全管理体制について不備があったことすら認めることはありませんでした。そこでご両親は,お金ではなく,学校が実施したマラソン大会の安全管理に不備があったことを裁判所に認めてもらいたいと考え,ご依頼いただきました。裁判で長い間争いましたが,やはり学校側に賠償責任があるという判決をいただくことはできませんでした。しかし、裁判所は明確に学校の安全管理体制に不手際があったことを認定してくれました。AEDを使用するまでの初動が不適切であった、設置体制や運用についても杜撰であった、といったことです。このことはマスコミにも報道されましたし,私が知る限り学校でのマラソン事故において学校の運営上の過失を認めた画期的な判決だと思っています。お父様もその点で救われたようであったとおっしゃっていました。

色々な思いはありますが、粘り強く取り組んだことで、結果的に依頼者様の心の回復に少し貢献できたのかもしれない、「解決=裁判に勝つことではない」と、深く心に残った事案です。

03 弁護士として心がけていること

『相談者様の何気ない一言が解決の大きなカギに』

――弁護士として活動されている中で、心がけていることを教えてください。

月並みかもしれませんが、まず「話をよく聞く」ということは心がけています。「聞く」というのは「質問する」という意味ではなく“相談者様が話す”ことに“耳を傾けて聴く”ということです。相談者様が思っていることを吐き出していただいたり、ご自身の言葉で喋っていただくと「そんなことあるんですか」と私が想像していなかったお話が出てきたりします。そういったところに解決の糸口があったりするのでこういったことは意識していますね。

そしてこれまでの弁護活動を振り返ってみても、どんな場合でも必ず解決策があると思っています。もうどうにもならないと思っても、そこからさらに一歩踏み込んで粘り強く対応することが良い解決のためにとても大切なことだと思っています。

――仕事から少し離れますが、趣味や日課のようなものはありますか?

本を読むことが多いですね。本が好きなんです。静かに過ごすことが好きなので、落ち着いた街のカフェで読書をすることがお気に入りです。他には幼少の頃からやっていたピアノを弾くこともあります。

04 今後の方向性

『慎ましくも結果を出せる弁護士であり続けたい』

――今後目指していく方向性などはありますか?

弁護士法人エースのメンバーはとても信頼できる大切な仲間です。そのような仲間と一緒に仕事ができる環境が、メンバーの幸せにつながり、ひいては依頼者様に提供でできるサービスの質向上につながると考えています。メンバーやご縁のあった依頼者様など近くの人々が少しでも幸せに近づくための手助けになれる事務所を創っていきたいと思います。
私自身、目指す方向性としては2つあります。一つは、企業顧問のお仕事についてです。銀座という土地柄もあり、様々な業種・規模の企業の方々とお話する機会に恵まれています。皆さん、事業に、世の中に新たな価値を提供することに必死です。そういった方々を法律の専門家としてサポートすることで、世の中への貢献の一助ができればと思っています。一方で、個人のご依頼にもきちんと向き合い、一人の人間として、それぞれの人生にきちんと向き合いつづけて行きたいと考えています。何か大きなホームランを狙う、というのではなく、地道にコツコツとヒットを打ち続ける選手のように、いつまでも慎ましい弁護士のままで、それでいてきっちりと結果を出せる弁護士でいたいと思っています。
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