いしだ しづ
石田 志寿弁護士
ネクスパート法律事務所
京橋駅
東京都中央区京橋2-5-22 キムラヤビル7階
インタビュー | 石田 志寿弁護士 ネクスパート法律事務所
心理学の知識を活かし、心情に寄り添った対応を。依頼者の“お守り”的存在の弁護士
弁護士歴は10年を超える、石田志寿(いしだしづ)弁護士。落ち着いた風格もありながら、気取らない姿が印象的です。
現在はネクスパート法律事務所に所属し、家事事件や一般民事など、経験を活かして幅広い弁護活動に取り組んでいます。
「弁護士の手が離れた後も安心できるよう、解決の先を常に見据えています。せっかくご縁があった依頼者さまには、幸せな人生を歩んでほしいですからね」
解決だけに重きを置くのではなく、その先の人生を考える...。依頼者の真の幸せを追求する熱い想いが伝わります。
今回は、そんな石田弁護士の熱意、そして歩んできたキャリアをご紹介します。
現在はネクスパート法律事務所に所属し、家事事件や一般民事など、経験を活かして幅広い弁護活動に取り組んでいます。
「弁護士の手が離れた後も安心できるよう、解決の先を常に見据えています。せっかくご縁があった依頼者さまには、幸せな人生を歩んでほしいですからね」
解決だけに重きを置くのではなく、その先の人生を考える...。依頼者の真の幸せを追求する熱い想いが伝わります。
今回は、そんな石田弁護士の熱意、そして歩んできたキャリアをご紹介します。
01 弁護士を目指したきっかけ
元気だった祖父に癌が発覚。無力な自分を変えるために弁護士へ
――弁護士を目指すに至った経緯を教えてください。
もともと心理学に興味があって。
大学は教育学部に進み、心理学を履修していました。
そして、将来どんな仕事をしようかなと考えていた時に、家庭裁判所の調査官に興味を持ったんです。
両親が揉めている渦中にいる子どもと接し、心情を読み取る。
そして罪を犯してしまった少年に対しては、生い立ちや事案の背景を聞き取り、更生の道を歩む筋道を立てる…。
心理学の知識も活用できる調査官の仕事に、魅力を感じたんです。
調査官の受験対策で予備校に通い始めたころ、転機が訪れました。
祖父が癌で亡くなったんです。
――長年、闘病されてたんですか?
いいえ。祖父はずっと元気だったんですよ。
それなのに突然癌が見つかり、もう手遅れの状態でした。
定期的に検査にも通っていたにもかかわらず、なぜ病気を見つけられなかったのか…。
病院に対して、不信感でいっぱいでしたね。
でも、何も出来なかったんです。
結局何の知識もないですし、どう抗議したらいいのかもわからない。
あぁ、なんて無力なんだろう…と思いました。
そんな時、予備校で司法試験の講義を受ける機会があったんです。
初めて法の世界に触れ、法律を学べば自分の力になるんじゃないか。
更に、私が弁護士になったら、自分が味わった世の中の理不尽とも戦えるんじゃないか…。
このように思ったんです。
そこから、弁護士への道を歩み始めました。
――弁護士になってからは、どのような案件を対応されてきましたか?
離婚、刑事、交通事故など…、とにかく、ありとあらゆる案件に対応してきました。
以前いた事務所では支店長として勤務したこともありますし、その後独立の経験もあります。
約10年間の弁護士生活は、とにかく一意専心。
弁護士としての見聞を広げてきましたね。
この経験を活かし、現在所属している「ネクスパート法律事務所」では、電話対応をされている事務員さんのサポートもしているんです。
電話口で色々と質問してくださる相談者さまに対して、どうお答えしたらいいのか…。
事務員さんから話を聞いて、アドバイスしています。
事件の対応だけでなく、所内の仲間のサポートもでき、非常にやりがいがありますね。
もともと心理学に興味があって。
大学は教育学部に進み、心理学を履修していました。
そして、将来どんな仕事をしようかなと考えていた時に、家庭裁判所の調査官に興味を持ったんです。
両親が揉めている渦中にいる子どもと接し、心情を読み取る。
そして罪を犯してしまった少年に対しては、生い立ちや事案の背景を聞き取り、更生の道を歩む筋道を立てる…。
心理学の知識も活用できる調査官の仕事に、魅力を感じたんです。
調査官の受験対策で予備校に通い始めたころ、転機が訪れました。
祖父が癌で亡くなったんです。
――長年、闘病されてたんですか?
いいえ。祖父はずっと元気だったんですよ。
それなのに突然癌が見つかり、もう手遅れの状態でした。
定期的に検査にも通っていたにもかかわらず、なぜ病気を見つけられなかったのか…。
病院に対して、不信感でいっぱいでしたね。
でも、何も出来なかったんです。
結局何の知識もないですし、どう抗議したらいいのかもわからない。
あぁ、なんて無力なんだろう…と思いました。
そんな時、予備校で司法試験の講義を受ける機会があったんです。
初めて法の世界に触れ、法律を学べば自分の力になるんじゃないか。
更に、私が弁護士になったら、自分が味わった世の中の理不尽とも戦えるんじゃないか…。
このように思ったんです。
そこから、弁護士への道を歩み始めました。
――弁護士になってからは、どのような案件を対応されてきましたか?
離婚、刑事、交通事故など…、とにかく、ありとあらゆる案件に対応してきました。
以前いた事務所では支店長として勤務したこともありますし、その後独立の経験もあります。
約10年間の弁護士生活は、とにかく一意専心。
弁護士としての見聞を広げてきましたね。
この経験を活かし、現在所属している「ネクスパート法律事務所」では、電話対応をされている事務員さんのサポートもしているんです。
電話口で色々と質問してくださる相談者さまに対して、どうお答えしたらいいのか…。
事務員さんから話を聞いて、アドバイスしています。
事件の対応だけでなく、所内の仲間のサポートもでき、非常にやりがいがありますね。
02 弁護士としての強み
心理学の知識もフル活用。解決の“その先”を見据えた対応を
――石田先生の強みを教えてください。
相手と敵対ばかりするのではなく、お互いの言い分をきちんと聞く。
そして納得できる落としどころを見つけて、交渉を進める。
これが私の強みだと思います。
事件の解決方法は、実にさまざまです。
相手方に対して諦めず、しっかりと攻め込む方法。
逆に相手と敵対するのではなく、お互いの言い分を聞いて納得できる落としどころを見つける方法…。
色々ありますが、特に夫婦問題などの家事事件では後者が多いですね。
こちらの主張ばかりを押し付けては、相手も反発します。
当事者の全員の考えや気持ちをしっかりと理解したうえで、納得のいく解決を探る。
結局、これが一番円満に、早期に解決できるポイントだと思うんです。
また、「離婚請求」「慰謝料請求」などにカテゴライズできても、その事情まで全く同じという事件はありません。
当事者が異なれば、その事件は全く別物になります。
私は、個々の事件に応じた最適な解決を導けるよう、事件の性質や当事者の属性もしっかりと理解したうえで対応していますね。
――心理学の知識も活かせそうです。
そうなんです!大学で勉強していてよかったなと思いますね。
心情を汲む、気持ちに寄り添うといった部分で、心理学の側面からもアプローチできることも強みです。
事件の解決とは、どんな手段を使ってでも望んだ結果を出す、ということだけではありません。
弁護士が離れた後のことも考え、どう解決すれば当事者が幸せになれるのか…。
常に先を見据え、解決のプロセスも考えながら対応する必要があるんです。
たとえばお子さんがいらっしゃる方は、離婚しても面会交流などで相手と顔を合わせる機会がありますよね。
むやみに相手と争ったことで父母の関係性が更に悪くなったら、お子さんも辛い…。
離婚という結果は得られても、これでは誰も幸せにならないような気がするんです。
私自身2児の母でもあるので、お子さんの気持ちまで考慮した解決を、常に目指していますね。
また、刑事事件だと「執行猶予をつけたい」「いい判決を取りたい」などの目標はあっても、最終的なゴールは更生して全うな人生を歩むことです。
結果は当然、大事ではあります。
でも、その先にある幸せ=更生のためには、当事者が今後どう過ごしていくべきなのか。
被告人やその家族の心情に沿って、更生への筋道を立てるようにしているんです。
相手と敵対ばかりするのではなく、お互いの言い分をきちんと聞く。
そして納得できる落としどころを見つけて、交渉を進める。
これが私の強みだと思います。
事件の解決方法は、実にさまざまです。
相手方に対して諦めず、しっかりと攻め込む方法。
逆に相手と敵対するのではなく、お互いの言い分を聞いて納得できる落としどころを見つける方法…。
色々ありますが、特に夫婦問題などの家事事件では後者が多いですね。
こちらの主張ばかりを押し付けては、相手も反発します。
当事者の全員の考えや気持ちをしっかりと理解したうえで、納得のいく解決を探る。
結局、これが一番円満に、早期に解決できるポイントだと思うんです。
また、「離婚請求」「慰謝料請求」などにカテゴライズできても、その事情まで全く同じという事件はありません。
当事者が異なれば、その事件は全く別物になります。
私は、個々の事件に応じた最適な解決を導けるよう、事件の性質や当事者の属性もしっかりと理解したうえで対応していますね。
――心理学の知識も活かせそうです。
そうなんです!大学で勉強していてよかったなと思いますね。
心情を汲む、気持ちに寄り添うといった部分で、心理学の側面からもアプローチできることも強みです。
事件の解決とは、どんな手段を使ってでも望んだ結果を出す、ということだけではありません。
弁護士が離れた後のことも考え、どう解決すれば当事者が幸せになれるのか…。
常に先を見据え、解決のプロセスも考えながら対応する必要があるんです。
たとえばお子さんがいらっしゃる方は、離婚しても面会交流などで相手と顔を合わせる機会がありますよね。
むやみに相手と争ったことで父母の関係性が更に悪くなったら、お子さんも辛い…。
離婚という結果は得られても、これでは誰も幸せにならないような気がするんです。
私自身2児の母でもあるので、お子さんの気持ちまで考慮した解決を、常に目指していますね。
また、刑事事件だと「執行猶予をつけたい」「いい判決を取りたい」などの目標はあっても、最終的なゴールは更生して全うな人生を歩むことです。
結果は当然、大事ではあります。
でも、その先にある幸せ=更生のためには、当事者が今後どう過ごしていくべきなのか。
被告人やその家族の心情に沿って、更生への筋道を立てるようにしているんです。
03 解決実績
手を抜かず諦めない。粘りの弁護で大どんでん返しを実現
――印象に残っている事件を教えてください。
先ほどもお伝えした通り、私は“解決の先にある幸せ”を目指して弁護活動に取り組んでいます。
そのためには決して手を抜かない、諦めない…。
私の信念でもあります。
この信念がよくわかるものとしてご紹介したいのが、建物明渡請求事件のエピソードです。
依頼者さまは、貸主から賃料を支払っていないので退去するようにと訴訟を起こされてしまっていました。
でも依頼者さまは、当初の契約で定められた賃料を、毎月支払っていたんです。
――支払っていたのに、退去を?
というのも、途中で貸主が賃料を値上げしたんですよね。
貸主側は、賃料を値上げするので合意してほしいと、何度も依頼者さまに通知を送っていました。
でも、依頼者さまは納得できなくて。
それで、当初の金額の賃料は支払っていたものの、値上げした差額を支払っていないということで裁判になったんです。
――どのように進めたのですか
まずは状況の整理です。
依頼者さまの手元にある資料を全て持ってきていただき、ひとつひとつ精査しましたね。
当初の賃貸借契約書はなかったのですが、貸主から届いた書類や、依頼者さまが回答した書類など…。
とにかく膨大な量でした。
依頼者さまのご意向は、「増額にはずっと反対してたのに、こんなの納得できない!」というもの。
なので、それこそ目を皿のようにして資料を読み込んで、依頼者さまが賃上げに合意せず、反対していたという客観的な証拠を集めました。
実は裁判では、こちら側に対する裁判官の心証がずっと悪かったんですよ。
「当初と物価も変動しているし、このくらいの賃上げは妥当なんじゃないか?」という感じで。
かなり不利な状況ではありました。
風向きが変わったのは、尋問期日がきっかけです。
貸主側、借主である依頼者さまを呼んで、お互いの言い分を証言してもらいました。
その時、こちら側がさまざまな証拠を提出したこともあり、貸主側からの「賃上げに合意はなかった」という証言を導き出せたんです。
――まさに“大どんでん返し”ですね。
そこから一気にこちらが優勢になりました。
結果的に、貸主側の請求は全て棄却。
私たちの言い分が認められた判決が出たんです。
このような結果を出せた理由は2つあります。
1つ目は、膨大な資料から「賃上げの合意はなかった」と証明できるものを洗い出し、裁判官にプレゼンできたこと。
2つ目は、依頼者さまの納得感を得るために、とにかく諦めずに粘ったことです。
裁判官の心証が悪くて明らかに劣勢でも、何が起こるかはわかりません。
手を抜かず、諦めないことの大切さを身をもって体感した事件でした。
先ほどもお伝えした通り、私は“解決の先にある幸せ”を目指して弁護活動に取り組んでいます。
そのためには決して手を抜かない、諦めない…。
私の信念でもあります。
この信念がよくわかるものとしてご紹介したいのが、建物明渡請求事件のエピソードです。
依頼者さまは、貸主から賃料を支払っていないので退去するようにと訴訟を起こされてしまっていました。
でも依頼者さまは、当初の契約で定められた賃料を、毎月支払っていたんです。
――支払っていたのに、退去を?
というのも、途中で貸主が賃料を値上げしたんですよね。
貸主側は、賃料を値上げするので合意してほしいと、何度も依頼者さまに通知を送っていました。
でも、依頼者さまは納得できなくて。
それで、当初の金額の賃料は支払っていたものの、値上げした差額を支払っていないということで裁判になったんです。
――どのように進めたのですか
まずは状況の整理です。
依頼者さまの手元にある資料を全て持ってきていただき、ひとつひとつ精査しましたね。
当初の賃貸借契約書はなかったのですが、貸主から届いた書類や、依頼者さまが回答した書類など…。
とにかく膨大な量でした。
依頼者さまのご意向は、「増額にはずっと反対してたのに、こんなの納得できない!」というもの。
なので、それこそ目を皿のようにして資料を読み込んで、依頼者さまが賃上げに合意せず、反対していたという客観的な証拠を集めました。
実は裁判では、こちら側に対する裁判官の心証がずっと悪かったんですよ。
「当初と物価も変動しているし、このくらいの賃上げは妥当なんじゃないか?」という感じで。
かなり不利な状況ではありました。
風向きが変わったのは、尋問期日がきっかけです。
貸主側、借主である依頼者さまを呼んで、お互いの言い分を証言してもらいました。
その時、こちら側がさまざまな証拠を提出したこともあり、貸主側からの「賃上げに合意はなかった」という証言を導き出せたんです。
――まさに“大どんでん返し”ですね。
そこから一気にこちらが優勢になりました。
結果的に、貸主側の請求は全て棄却。
私たちの言い分が認められた判決が出たんです。
このような結果を出せた理由は2つあります。
1つ目は、膨大な資料から「賃上げの合意はなかった」と証明できるものを洗い出し、裁判官にプレゼンできたこと。
2つ目は、依頼者さまの納得感を得るために、とにかく諦めずに粘ったことです。
裁判官の心証が悪くて明らかに劣勢でも、何が起こるかはわかりません。
手を抜かず、諦めないことの大切さを身をもって体感した事件でした。
04 今後の展望、メッセージ
依頼者の“人生のお守り”に。安心して一歩踏み出すサポートを
――今後の展望を教えてください。
正直に言うと、大きな野望とかはないんです(笑)
ただ、これからもひとつひとつの事件に真摯に向き合い、依頼者さまが幸せに過ごせる筋道を作りたいですね。
結果は大切ですが、それだけに重きを置くのではなく。
先を見据えて解決することで、人生を安心して歩めるようにサポートし続けたいです。
あと、依頼者さまの「人生のお守り」のような存在でありたいですね。
「事件が終わった後も、たまに先生の顔を思い浮かべて安心しています」
依頼者さまからこのように言っていただけるのが、私の喜びでもあります。
事件解決後も、何かと悩みは出てくるでしょう。
そんな中でも、このようにふと思い出して、安心していただけけるような存在でありたいですね。
――最後にメッセージをお願いします。
法律はとても複雑ですし、難しくてよくわからないというイメージを持たれがちです。
でも弁護士に相談していただけたら、法律を武器に依頼者さまのトラブルを解決できるかもしれません。
やはり、些細なことでもいいので早く相談に来ていただきたいなと思いますね。
「ちょっと出遅れてしまったかも…」と思ったとしても、諦めないでください。
思い立ったが吉日。
ぜひ私と一緒に、幸せな人生への一歩を踏み出しませんか?
正直に言うと、大きな野望とかはないんです(笑)
ただ、これからもひとつひとつの事件に真摯に向き合い、依頼者さまが幸せに過ごせる筋道を作りたいですね。
結果は大切ですが、それだけに重きを置くのではなく。
先を見据えて解決することで、人生を安心して歩めるようにサポートし続けたいです。
あと、依頼者さまの「人生のお守り」のような存在でありたいですね。
「事件が終わった後も、たまに先生の顔を思い浮かべて安心しています」
依頼者さまからこのように言っていただけるのが、私の喜びでもあります。
事件解決後も、何かと悩みは出てくるでしょう。
そんな中でも、このようにふと思い出して、安心していただけけるような存在でありたいですね。
――最後にメッセージをお願いします。
法律はとても複雑ですし、難しくてよくわからないというイメージを持たれがちです。
でも弁護士に相談していただけたら、法律を武器に依頼者さまのトラブルを解決できるかもしれません。
やはり、些細なことでもいいので早く相談に来ていただきたいなと思いますね。
「ちょっと出遅れてしまったかも…」と思ったとしても、諦めないでください。
思い立ったが吉日。
ぜひ私と一緒に、幸せな人生への一歩を踏み出しませんか?