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きし しゅうご
岸 周吾弁護士
白金法律事務所
白金台駅
東京都港区白金台5-6-9 日総第27ビル307号室
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  • WEB面談可
注意補足

初回面談1時間無料で承ります。出張相談やZoomでのオンライン相談にも対応しています。

インタビュー | 岸 周吾弁護士 白金法律事務所

弁護士の存在意義は何?AIには解決できない離婚事件に柔らかい雰囲気で挑む白金の街弁

「燃やさなくていいものは燃やさない。燃えたものは素早く消す。弁護士は消防士と似ているのかもしれません」

珍しいたとえ方で弁護士の仕事を表現したのは、白金法律事務所の代表を務める岸 周吾(きし しゅうご)弁護士です。

岸先生が最も得意な分野は離婚。
新人時代も含めてこれまで数多くの離婚事件を解決してきました。

しかも、自身の性格を「離婚事件向き」と話す岸先生。
柔らかい雰囲気に隠された、依頼者さまのことを思う覚悟に迫りました。

01 キャリア

柔らかい雰囲気と話しやすさ。ふたつの事務所を経験して独立

――弁護士になってからのキャリアを教えてください。

はじめに勤めたのは東京都内の事務所です。
この事務所は離婚事件を専門的に重点的に扱う事務所で、私の担当事件も8割は離婚や不貞慰謝料請求事件だったと思います。3年間在籍しましたが、離婚・男女問題の分野については非常に多くの経験を積ませていただきました。

その後、ほかの事件の経験も積みたいと思いはじめます。
また、企業法務よりは一般民事の分野を担当したいとも思っていました。

そこで、思い切っていろいろな分野を担当できる地方(福島県いわき市)の事務所へ移りました。
ありがたいことに、私を誘ってくれた先生がいたのです。


――ふたつ目の事務所ではどのような事件を担当したのですか?

多く扱っていた事件は交通事故です。
損害保険会社を顧問先としていたため、その関係で加害者側と被害者側の両方を担当していましたが、私には被害者側のほうが合っていると思いました。

というのも、私は依頼者さまから「柔らかい雰囲気」や「話しやすそう」と思われることが多いそうです。
もちろん、依頼者さまのお話をきちんと聞くなど信頼関係の構築に努めており、そういった意味でも被害者側の対応のほうが得意だと感じました。

あとは刑事事件や一般民事などさまざまな事件を担当しました。


――その後、独立される、と。

そうですね、2024年の1月に独立しました。
現在は離婚・男女問題の案件を中心に、交通事故や破産などのご依頼もいただいています。

自分の裁量で仕事を進められるようになり、また、連絡ツールを多様にしたことで仕事がしやすくなりました。

以前は固定電話とEメールだけを利用していましたが、今ではLINEも連絡ツールとして使用できるようにしました。

依頼者さまのなかには、電話や対面ではなくLINEで気軽に連絡を取りたい方もいらっしゃいます。
連絡手段が多様になり、依頼者さまも以前より相談しやすくなったのではないかと感じています。

02 解決事例①

相手が行方不明でも離婚できる。公示送達により手続きを続行

――どのような事件が印象に残っていますか?

相手が行方不明という方の離婚事件を担当したことがあります。
基本的に相手が行方不明だと、名義ひとつ変更することすらできません。
そのため、このようなケースでまず行うのは相手の調査です。

連絡先や住所を調べ、まずは連絡を取ります。
連絡が取れない場合には自宅へ行き、居住実態を調べます。

それでも相手と会えなかったり、行方がわからなかったりする場合には次のステップに進むのです。
それが、名義変更や財産分与など必要な手続きを進めるために行う公示送達です。


――公示送達とはどのような手続きですか?

公示送達とは、本来相手に書面で提示する文書を、住所不定で送付(送達)できないため、裁判所の前に張り出すことです。

送達して一定期間のうちに連絡がなければ審判や訴訟の手続きを進められます。
そして、審判や訴訟を行ってもその場に姿を現さなくても審議が進められ、判決が決まるのです。

これまで相手が行方不明でも離婚を成立させた実績がいくつかあります。

03 解決事例②

AIは絶対に解決できない。離婚事件に感じる弁護士の存在意義

――離婚事件を担当していて思うことはありますか?

離婚は本来、人生をやり直すための前向きなことだと思っています。
しかし、何年も話がまとまらないという事例も散見します。

たとえば、ある夫婦は親権や面会交流の条件、それに財産分与でずっと揉めていました。
その間に、争い始めたときには小学生だったお子さんが訴訟の途中で成人してしまったのです。


――離婚に限らず、早く解決して紛争から解放されたいですよね。

そうですね。
離婚事件では、ほかの分野ではないような細々としたケアも必要です。

たとえば、面会交流の立会いです。
依頼者さまが相手に不信感を抱いており、面会交流時に連れ去るのではないか?と心配になるケースもあります。

そのような場合、私は依頼者さまのお子さんと相手が会う公園などで、数時間ひたすら待機することもあります。



――法律面以外のケアも必要なのですね。

ほかには同居していたころの家にまだ荷物があり、その引き取りに立ち会ってほしいという業務もあります。
依頼者さまは相手と「顔を合わせたくない」「口をききたくない」と思っているので、私がその間を取りもちます。


――岸先生にとって、離婚事件とはどういうものですか?

まだまだ先のことだと思いますが、たとえば、法的な知識が重要な分野は今後、弁護士が対応しなくても、AIによる解決が一定程度できるようになるかもしれません。

しかし、離婚事件は双方の想いを汲み取りつつ、互いに納得できる落とし所を見つける必要があります。
もちろん法的知識は必要ですが、それ以上に人間としての心や気配りが必要です。

弁護士が間に入らなければ、どうにもならないような事件も数多く担当してきました。
そういった意味で、離婚事件は弁護士を特に必要とする分野だと思います。

04 弁護士として心がけること

限られた人生の中で揉めるのはもったいない。早めのご相談を

――弁護士として大切にすることを教えてください。

とにかく信頼関係を築くことです。
そのためにはコミュニケーションが必要で、依頼者さまともよく話します。
直接会ったり電話したりすることもありますが、LINEなどテキストコミュニケーションも多いですね。

コミュニケーションが大切なのは、依頼者さまだけでなく相手も同じです。
一方的に文書を送るのではなく、オンラインなどで一度話せば相手の人となりがわかります。

燃やさなくていいものは燃やさない。
そして、燃えたものは素早く消す。

弁護士は消防士と似ているのかもしれません


――今後の展望を教えてください。

今後は離婚事件や遺産相続をメインに続けていくのか、弁護士を増やして幅広い分野の事件を扱うのか考えています。

司法修習の同期や、弁護士会でお世話になっている弁護士など横のつながりもあります。

オールマイティにいろいろな分野に対応できる街弁になりたい気持ちもありますね。


――最後に岸先生から困っている方へ、メッセージをお願いします。

法律トラブルに巻き込まれても、仕事や家庭など時間を使うことはたくさんあります。
その状況で相手と揉めるのは非常にストレスのかかることです。

弁護士が間に入れば法的に戦うことが可能なだけでなく、そもそも戦わないで回避する方法も提案できるかもしれません。

限られた人生の中で、揉めている時間は非常にもったいないと思います。
早く普通の生活に戻れるよう精いっぱいサポートいたします。
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