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せんだ たろう
千田 太郎弁護士
千田法律事務所
北浜駅
大阪府大阪市北区西天満3-10-3 ARK西天満ビル408
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • WEB面談可
注意補足

【初回相談30分無料】休日・夜間相談も可能です。事前にご予約ください。※お電話にてお問い合わせいただいた場合は、はじめに簡単に概要をお伺いします。弁護士介入が必要と判断した場合は面談日程をご案内いたします。

インタビュー | 千田 太郎弁護士 千田法律事務所

緻密な弁護で絡み合うトラブルの糸を解く。複雑な事件も不屈の精神で解決に導く弁護士

大阪市内の法律事務所で6年間勤務したのち、同市内で「千田法律事務所」を開業した千田太郎弁護士。日々多忙を極める中でもスピーディーな対応、密なコミュニケーションで依頼者に抜群の安心感を与えています。弁護士としての見識の広さは豊富な経験ゆえ。依頼者からどんな質問が来ても答えられるそうです。

しかし、もともとは理系だった千田弁護士。大学進学の際に選んだのは工学部でした。そこからなぜ弁護士の道を歩み始めたのか、心を突き動かすものは何だったのか…。異色の経歴をもつ千田弁護士の過去、そして弁護士という仕事にかける想いをご紹介します。

01 弁護士になったきっかけ

人を助ける仕事がしたい。周囲の反対を押し切り理系から転身

――なぜ弁護士になろうと思ったのですか?

人を助ける仕事がしたかったからです。私が小学生のころ、母親が相続問題で兄妹と揉めてしまって…。その時に、相手方である兄妹が弁護士に依頼して、母に不利な条件で遺産を分割してしまったんです。もう家の中はぐちゃぐちゃで。母はとても苦労したそうです。

当時私は小学生だったので、状況をよくわかっていませんでした。でも高校生になって、家の様子がなんかおかしいなと。金銭的にも、なんだか以前に比べて余裕がなくなった気がしたんです。そこで初めて母から、過去の相続トラブルの話を聞きました。まさかそんなことがあったなんて…驚きでしたね。それと同時に、母と同じような思いをする人を、少しでも減らせたらいいなと思ったんです。“人を助ける仕事”に魅力を感じたのは、この出来事がきっかけです。


――そこから弁護士を目指したわけですね?

いや、実は違うんです(笑)。当時、興味を持っていたことが他にもあって…。私、理系だったんですよ。なので、大学は工学部へ進学しました。

大学生活はとても順調でした。勉学に励み、単位もバッチリ取得して。でも、心のどこかでいつも「これって本当に自分がやりたいことなのかな?」とモヤモヤを抱えていたんです。工学部は、ざっくりいうと“モノ作り”を学ぶ学部です。将来はIT技術を活用した“モノ作り”で、人々の生活を豊かにするような仕事ができると思います。でも私は、もっと密に人と関わって、目の前にいる人を助けたかったんですよね。間接的ではなく直接人と関わり、人を救う仕事がしたい…。そう考えたときに実家の相続問題を思い出しました。弁護士なら、自分が思い描くような“人を助ける仕事”ができるのではないか。そこで、人生の大幅な方向転換を決意しました。

でも、この決断をした頃には大学生活も終盤。もう少しで卒業というときでした。当然、親も友人も猛反対で。でも、自分が学生生活で感じた違和感をこの先ずっと抱え続けることはできませんでした。「人を助ける仕事がしたい」この強い信念を持って周りを説得し、大学を中退。法学部へ再入学したんです。

02 解決事例

相続、事業承継、未払い残業代…経営者亡き後のトラブルを丸ごと解決

――印象に残っている事件を教えてください

とある会社の経営者が亡くなり、経営者の相続人から依頼を受けたケースをご紹介します。

経営者が亡くなると、相続問題は一筋縄では解決できないんです。財産調査をして遺産の分割方法を協議するのはもちろんですが、事業は誰が継ぐのか、会社の債務はどのくらいあるのかなど、協議や調査すべきことがたくさんあります。更にこのケースでは、従業員への膨大な未払い残業代もあったんです。

未払い残業代は、遺された財産とあまり変わらないくらいの金額でした。なので、残業代を払ってしまうと財産は残りません。少しでも財産を残すには、残業代をどうにかカットする必要があったんです。そして依頼者さまは、事情があって事業を継ぐことができないという状況。このまま経営を続けるには、従業員の誰かが承継しなければなりませんでした。


――かなり複雑な事例ですね。どのように解決したのですか?

まずは実際に会社の中に入り、税理士、会計士とともに現状把握をしました。中小企業ではよくあることですが、経理がほとんど機能しておらず、事業がどのくらい利益を生んでいるのかもわからない状態だったんです。そもそもこのまま事業を続けていけるのか、廃業すべきなのかを判断するためにも、売り上げがわかる資料をしらみつぶしに確認しましたね。

そして、従業員との交渉です。一人一人と向き合い、お気持ちをお伺いしました。従業員からしたら今後の生活もあるので、仕事が無くなっては困るんです。でも未払いの残業代も当然払ってほしいと。一方で依頼者さまの利益を考えたら、財産を残すためにも残業代はカットしたい…。なるべく双方にメリットがある着地を目指し、とにかく粘り強く相手にも寄り添って交渉を進めましたね。

最終的に事業は、従業員の一人に承継してもらいました。そして当面の運転資金を会社に払うことを条件に、未払い残業代を大幅にカットできたんです。依頼者さまに遺産を少しでも多く残せましたし、従業員の皆さんが職を失うことも避けられ、双方に利益のある解決ができたと思っています。

03 弁護士としての強み

どの分野にも生きる豊富な知識で、依頼者に抜群の安心感を提供

――先生の強みを教えてください

相続、離婚、不動産関係、企業法務と幅広い事件を対応してきたので、それぞれに専門的な知識があると思っています。そしてこの知識は、特定の分野にしか活かせないというわけではありません。例えば離婚でも、財産分与の際に不動産問題が絡むこともありますよね。また、先ほどご紹介した解決事例のように、相続で企業法務や労働関係の知識が生きることもあるんです。

このように幅広い分野を経験してきたからこそ、一つの事件でさまざまな問題が起きても、柔軟に対応できます。依頼者さまからどんな質問が飛んで来てもスムーズに答えられるので、安心感を与えられるんじゃないかなと思いますね。


――とても頼もしいですね。依頼者を不安にさせないために、他に心がけていることはありますか?

事件全体のフローを説明し、依頼者さまが今どこにいるのか、今後どこに向かえばいいのかをわかりやすく説明するようにしています。

法律トラブルに巻き込まれると、とてつもなく大きな不安で前が見えず、混乱してしまうこともあるでしょう。そんな時でも、自分が今、一体どこにいるのか、どう進んだら解決できるのか、ざっくりでもわかれば冷静になれると思うんです。

トラブルに巻き込まれた依頼者さまの状況は、まさに五里霧中。そんな依頼者さまの手を引き、救いたい。この気持ちを常に持って、相談に臨むようにしています。

04 読者へのメッセージ、今後の展望

法律を自分の身を守る武器にするために。気軽に早めに相談を

――読者に向けたメッセージをお願いします

正直なところ法律って、決して万能なものではないんです。法律を使ったからといって自分の身を必ず守れるというわけではなく、あくまでトラブルを解決するためのひとつの手段に過ぎません。法律を味方にできるかどうかは、早めの相談がとても重要です。相談が遅れてしまうと、提案できる解決策も限られてしまうんですよ。

私は、人を助けたいという強い信念のもと弁護士になりました。せっかく弁護士になったのだから、法律を上手く活用して依頼者さまを守りたいんです。法律を武器として使うためにも、ぜひ早めに相談してほしいですね。


――最後に、今後の展望を教えてください

依頼者さまの喜ぶ顔が見たい…。この気持ちが今後もブレることはありません。これからも分野に関わらず多様な事件に携わり、一人でも多くの依頼者さまの幸せを実現したいですね。

今は開業したばかりなので私一人ですが、ゆくゆくは弁護士を数名増やしたいと考えています。英知を結集することで、よりクオリティの高いリーガルサービスを提供できるはずです。あまり大きくするつもりはありませんが、今後は私も事務所も、さらなる高みを目指していきたいですね。
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