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ほしの やすし
星野 泰志弁護士
サンライツ法律事務所
大宮駅
埼玉県さいたま市大宮区仲町1-47 大宮SGビル3階
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インタビュー | 星野 泰志弁護士 サンライツ法律事務所

不動産が絡む億単位の遺産分割を協議で円満解決。士業一家で育った大宮の町弁、受け継いだDNA

「答えのない事件は存在しない」「必ずゴールは見つかる」。
そう力強く語るのは、サンライツ法律事務所の星野 泰志(ほしの やすし)弁護士です。
税理士の祖父、司法書士の父を追うようにして飛び込んだ法曹界。
現在は大宮市を拠点に、相続や離婚問題など一般民事をメインに幅広い相談を受けています。
財産が億単位に上った複雑な不動産相続を協議でまとめるなど、持ち前の調整力を武器に走り回る姿を追いました。

01 弁護士としてのキャリア

特殊な事案を多く扱い、主張が伝わる書面づくりをたたき込む

ーー今の所属先は3ヶ所目の事務所のようですが、これまでどんな事件を扱ってきたんですか?

キャリアの第一歩は、東京都内にある法律事務所でした。
所長が刑事事件で有名な弁護士で、刑事事件はもちろんのこと、民事事件でも背景事情が込み入った複雑な案件を任せていただきました。弁護士として依頼者様との向き合い方、事件に臨む姿勢はここで学びました。

在籍期間は約5年。
難しい事案でも、根気強く取り組めば道は拓ける。
苦労もありましたが、そんな手応えと学びを得られたのは大きかったですね。

また、書面作成の重要性も学びました。
そこは今、私の強みのひとつになっています。


ーーその後、次の事務所へ移籍されました。

移籍先は全国展開している法律事務所で、個人、法人を問わず幅広い案件をカバーしていました。
在籍期間は3年ほどでしたが、離婚に関わる事件は100件を超え、相談だけなら200件くらいはあったのではないでしょうか。離婚事件は生活に関わるだけに、論点も複数になりがちですが、ひとつひとつ丁寧にお話を伺うことを心掛けました。事件が終わったときに、依頼して良かったと言っていただけたときは非常に嬉しかったですね。
また、破産や再生、任意整理といった債務整理事件も毎月何件も受任し、経験を積みました。管財人や再生委員が選任される複雑な事件を多く任せていただき、現在の自信にもつながっています。

そして、私も創業メンバーとして2023年2月に開業したのが現在の事務所です。
個人案件では離婚・男女トラブルや債務整理、相続、交通事故、労働問題、刑事事件など。
企業法務ではとくに中小・ベンチャーやフリーランス(個人事業主)をメインに扱っています。

02 注力分野と解決事例

億単位の不動産相続。売却して相続税を工面、法定相続分の現金も

ーー数ある事件のなかで、とくに重点的に取り組んでいる分野はありますか?

今、最も関心のある分野のひとつが遺産相続です。

相続と一口に言っても問題は多岐にわたり、杓子定規の対応ではうまく解決策を見出すことはできません。
相続人の間に横たわる積年の思い、感情的な対立。
それに相続の対象も現金預金だけでなく、不動産や株式など広範囲に及ぶことも少なくありません。

そうなるとなかなか協議がまとまりにくく、紛争は長期化する恐れが出てきます。
一筋縄ではいかないんです。


ーーそういった複雑な相続案件もよく扱っていると。
 
たとえば、不動産を多く抱え、相続財産が何億円にも上る遺産分割を担当したときのことです。

依頼者様は、お父様を亡くされたお子さんでした。
ほかに複数の兄弟がいらっしゃったんですが、当初はご兄弟のうちの一人がその財産を総取りするような状況でした。
お金の規模からしても、それは納得できないとご相談にいらっしゃいました。

最も厄介だったのが、不動産の処理です。
不動産は単純に法定相続分で分けても現金が手元に残るわけではないですし、土地を相続すれば固定資産税を毎月支払う必要性も生じてきます。


ーーその難関を、どうクリアしたんですか?

相続財産の一部の土地を売って相続税を工面したうえで、4人のお子さんそれぞれに預貯金などを合わせ法定相続分に近い現金をお渡しする。
1年くらいかけて協議し、依頼者の方も納得いただける内容で合意することができました。

そもそもそれほど高額な相続になると、相続税が重くのしかかります。
固定資産税の支払いも負担になるでしょう。
それならある程度土地を手放してでも、負担の少ない形で進めた方が得策ではないか。
複数の選択肢の中から、メリット・デメリットを具体的に検討し、最終的には依頼者の方に納得いただける提案内容を見つけることができたんです。


ーーそのスキーム設計のようなものがカギを握ったと。

単純な方程式では解決できない案件でしたからね。
不動産をいくらで売れば相続税を賄えるか、そしてどれだけ現金を残せるか。
不動産評価額を算出し、ひとつずつシミュレーションしながら慎重に進める必要がありました。
すると当初の想定よりも土地を高値で売ることができ、相続税の支払いと現金を確保することができたんです。

あのときは、依頼者様とも頻繁にコミュニケーションをとっていましたね。
訳あって事務所に来所の難しい方だったので、時にはご自宅を訪問して打ち合わせを重ねました。

お互いの利害を調整しながら、感情的な対立も乗り越え落とし所を探る。
そういった細やかな調整は、私の強みといえるかもしれません。

03 事件解決のスタンス

不貞の慰謝料、親権、面会交流。「答えのない事件は存在しない」

ーー相続以外の分野はどうでしょう?とくに実績豊富な事案などを教えてください。

不貞の慰謝料も、以前の事務所時代から多く扱っています。
請求する側、請求される側のいずれも経験豊富で、交渉や裁判を通じて大幅に増額、あるいは減額させてきました。

たとえば、離婚後に不貞の事実が判明し、慰謝料を請求された事件です。
そのときは、数百万円に上った相手方の請求額を数十万円程度にまで減額。
また、相手に不貞行為を否定された事案でもLINEやメールの履歴などから証拠を突き止め、慰謝料を手にしたこともありました。

離婚関連ではほかにも、親権や面会交流など子どもが絡む問題も多く担当しており、得意としています。


ーー難しい相談や局面にぶち当たったとき、どんなことを大事にされているんでしょうか?

重要なのは、依頼者様が何を最も望んでいるのか、どうすれば納得いただけるか。
お話をよく伺いながら探り当て、そこを起点に出口を見つけることです。

どんなに複雑な状況でも、答えのない事件はありません。
少なくとも私の経験上、はっきりとそういえます。
絶対にゴールはある。
必ず結論を出せる。
逆境や厳しい局面でこそ、そんな決意と信念を強く持つことが大切ではないでしょうか。

04 私の原点と今後

司法書士だった父の背中を追って。依頼者様から愛される弁護士に

ーーキャリアはまもなく10年の節目を迎えようとしています(2023年2月現在)。

町工場が集積する、東京の下町。
私はそこで、祖父が税理士、父が司法書士という一家に生まれ育ちました。

弁護士を志したのは、そんな父や祖父の背中を見てきたからです。
事務所が家の敷地にあったので、小さい頃はよく父の職場で遊んでいたんですよ。

すると、そこには近所にある町工場の人たちを中心に、地域の方々がたくさん集まってくるんです。
多くの人に頼りにされ、一生懸命働く父や祖父の姿は今でも鮮明に目に焼きついています。


ーー士業や人助けのDNAが、ご自身にもどこかに流れていそうですね。

職業が違えど、私も父や祖父のように「相談に来てよかった」「この先生に聞けば安心」と思っていただけるような弁護士になりたいですね。

最初のお問い合わせから事件の終結まで、私たちはすべての過程に顔を出し、依頼者様と二人三脚で喜怒哀楽を共にするスタイルを大事にしています。

依頼者様には、ぜひこうお伝えしたいですね。
困ったことがあれば、私にお話を聞かせてください。
そして一緒に話し合いながら、納得できるゴールを目指していきましょう。
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