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かめい みゆう
亀井 瑞邑弁護士
虎ノ門法律経済事務所 西宮支店
さくら夙川駅
兵庫県西宮市産所町15−14 西宮ロイヤルビル 304号室
対応体制
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • WEB面談可

インタビュー | 亀井 瑞邑弁護士 虎ノ門法律経済事務所 西宮支店

相続、不動産トラブルなど。立場にとらわれない熱い弁護で、依頼者の権利を徹底的に追求する弁護士
相続や不動産トラブル、労働問題や刑事事件など、これまでの弁護士キャリアでさまざまな事件に着手してきた、亀井瑞邑(かめい みゆう)弁護士。
現在は、虎ノ門法律経済事務所西宮支店で、支店長として手腕を振るっています。

亀井弁護士の弁護スタイルは、熱く誠実に、粘り強く。
イレギュラーなことが起きても諦めない、そして困っている人の権利を守るために手を尽くす姿勢で、多くの依頼者に安心を提供しています。

今回はそんな亀井弁護士の原点やこれまでのキャリア、今後についてお伺いしました。

01 弁護士を目指したきっかけ

非行少年との出会い。人の権利を守るため、適切な法的支援を届けたい
――弁護士を目指したきっかけを教えてください。

大学時代のボランティア活動がきっかけです。
大阪家庭裁判所の「友の会」という組織に学生ボランティアとして参加し、窃盗などの犯罪を犯した非行少年たちを支援する活動をしていました。
少年たちの話し相手になったり、勉強を教えたり。活動を通じて、さまざまな少年たちと関わりましたね。

当時私が担当した少年の1人に、バイクの窃盗で捕まった子どもがいたんです。
彼の家庭環境は非常に複雑で、頻繁な引っ越しと転校を繰り返していました。
このような状況下で新しい環境に馴染むのに必死だった彼は、同級生たちの影響を受けて窃盗を行ってしまったんです。

単に「バイクの窃盗」という事実だけを見れば、なんて素行の悪い少年なんだと非難されてしまうでしょう。
でも、少年だけを責めてはいけません。
そこに至るまでには、さまざまな事情が隠れています。
彼のように、自分の力ではどうにもならない状況で苦しんでいる方々はたくさんいるはずです。
弁護士になれば、弱い立場の方々の権利を守り、新たな人生を踏み出す後押しができるのではないかと考えるようになりました。


――少年との関わりの中で、特に印象的だったことはありますか?

転校を繰り返していた彼は、学校の授業についていけず、勉強に苦手意識を持っていました。
私は、彼に負のループから抜け出してほしいという一心で勉強を教えていたんです。
資料を自作したりして、とことん向き合いましたね。
すると勉強の楽しさを理解してくれたのか、最終的には「もっと勉強して大学に行きたい」と言ってくれたんですよ。
当初の少年の様子からは考えられない変化だったので、とても嬉しくて印象的でした。

私も当時は学生だったので、勉強を教えて話し相手になるくらいしかできませんでした。
でも弁護士になれば、より専門的で、もっと手厚い支援ができるはずです。
1人でも多くの人を、この手で救いたい。私がなるべきものは、弁護士しかないと思いました。

02 これまでのキャリア、得意分野

地元関西で地域密着。相続問題や不動産など、当事者の思いを汲み取り早期解決を目指す
――これまでのキャリアを教えてください。

弁護士になった当初は、虎ノ門法律経済事務所の東京本店で働いていました。
※虎ノ門法律経済事務所 東京本店(https://www.t-leo.com)

ゼネラリストとして、相続や離婚などの家事事件、企業法務や刑事など、対応していた事件はさまざまです。
東京で2年間経験を積んだ後は、地元である大阪支店に異動し、現在は西宮支店の支店長として働いています。


――現在に至るまで幅広い事件に対応されてきたかと思いますが、中でも得意分野はありますか?

相続問題と不動産関係のトラブル、企業法務や労働問題などは対応実績も豊富なので、得意だといえます。

相続問題は、親族間の争いです。
解決までに何年もかかってしまったら、精神的にもしんどいんですよね。
私は、なるべく早期解決を目指して対応するように心がけています。
とはいえ、焦って解決してはいけません。
依頼者さまの希望を汲み取り、緻密なプランニングをした上で、交渉や裁判手続きに臨んでいます。


――相続問題は特に、当事者が感情的になりやすい分野でもあります。対応で心がけていることを教えてください。

依頼者さまだけでなく、相手方からの信頼も獲得することです。
交渉はもちろん調停手続でも、結局は当事者同士の話し合いで解決を探ることになります。
相手方が私のことを信頼して心の内を話してくれないことには、双方が納得のいく解決は導けません。
私は、最初から相手方と真っ向対立するのではなく、相手方の気持ちを理解した上で、冷静に話し合いを進めるようにしています。


――不動産トラブルに関しては、いかがでしょうか?

不動産を所有しているオーナーさまからの依頼を受けることが多いです。
建物明渡請求、賃料の増額交渉、不備のある土地の処分や隣人トラブルなど、多岐に渡るご依頼を受けています。

オーナーさまにとって不動産は、大切な資産です。
大切な資産でのトラブルは、オーナーさまにとって非常に心苦しいものでしょう。
私は単に、賃貸人・賃借人という立場だけで物事を捉えることはいたしません。
立場の強い弱いによって、不利益を被ることがあってはならないからです。
どんな問題も結局は人間同士のトラブルで、当事者の思いをきちんと考慮することが、納得のいく解決につながると考えています。


――法的な力関係だけで、考えるべきではないということですね。

たとえば騒音などの近隣トラブルでは、問題を起こしている1部屋があるだけで、両隣の部屋、更には上下の部屋に入居している方々にまで悪影響が出るかもしれません。
最悪の場合、多くの入居者が退去する事態にもなりかねないので、収益性の観点からも望ましいことではないですよね。
しかし、問題を起こしている借主を退去させるのは、簡単ではありません。
オーナーさまが直接交渉してしまうと、逆にトラブルが悪化することもあるんです。
私にご依頼いただければ、オーナーさまの誠実な気持ちを裁判所や相手方にきちんとお伝えいたします。
オーナーさまの大切な資産を守り、入居者の皆さんが快適な生活を送るためにも、ぜひ私を頼っていただきたいですね。

03 解決事例

悪質な性犯罪。被害者の声を法廷に届け、困難な状況でも権利救済を目指す
――印象的だった解決事例はありますか?

国選の事件で弁護人をしていたある被疑者が、留置所で同室だった男性から性被害を受けてしまった事件が印象に残っています。
私は、当初受任していた国選事件に加え、性犯罪事件の弁護人も引き受けることになったんです。


――留置所の中で、しかも被疑者同士の事件というのは、かなり珍しいのでは?

そうですね。裁判所も検察も今まで対応したことがないとおっしゃっていたくらい、非常に珍しい事件でした。

本件の刑事裁判で私は、「被害者参加制度」を利用することにしたんです。
「被害者参加制度」とは、事件の被害者が刑事裁判に参加できるという制度のことです。
この制度を利用する人はまだ少ないのですが、事件の正確な被害を裁判所に訴えるには適した方法だと思ったので、依頼者さまの意向を確認した上で利用することにしました。

しかし本件の当事者は、別事件の被疑者同士です。
通常の刑事事件と、事情がかなり異なります。
裁判所や検察官が依頼者さまに何か連絡をしたくても、依頼者さまは留置所の中にいるため、手段もありません。


――被疑者は、誰とでも面会できるわけではないですもんね。

そこで私が、裁判所と検察、依頼者さまの間に入り、伝達役を一手に担うことにしたんです。
裁判所、検察とも密に連絡を取り合い、依頼者さまがいる留置所にも足繁く通って打ち合わせをして、万全の態勢で裁判当日を迎えました。

「被害者参加制度」では、被害者と加害者が同じ法廷に居合わせることになります。
依頼者さまは予期せぬ性被害を受け、心に大きな傷を負っていました。
そんな中で加害者と直接対面することで、被害当時のことを思い出し、より苦しんでしまうかもしれません。
私は依頼者さまの精神状態にも配慮し、法廷では遮蔽措置をとるなど、心理的な負担軽減にも努めました。


――最終的に、どのような結果になったのでしょうか?

加害者の悪質な行為が裁判で明らかになり、有罪判決を取得できました。
更に判決を元に損害賠償命令も申し立てて、加害者に賠償金も請求できたんです。

依頼者さまは元々は別事件で罪を犯してしまった被疑者という立場でしたが、本件では被害者です。
どんな立場でも、守られるべき権利があります。
弁護士である私が依頼者さまの一番の味方となって寄り添い、救済のためにできることを徹底的に対応しましたね。

先ほどもお伝えしましたが、本件の当事者は別事件の被疑者同士という極めて異例の事件でした。
前例もなく、イレギュラーなことも多々ありましたが、どんなことでも果敢に挑み、依頼者さまの権利救済のために徹底的に戦う姿勢を崩さなかったことで、依頼者さまの満足のいく結果を導くことができたのだと思います。

04 今後の展望、メッセージ

誠実に尽くし、更なる高みへ。知識や経験を依頼者に還元し続けたい
――今後の展望をお聞かせください。

依頼者さまに誠意を尽くし、自分の知識や経験を依頼者さまの利益のために還元できる弁護士であり続けたいです。
虎ノ門法律経済事務所には、元裁判官や元検察官など、さまざまなキャリアを持つ熟練の弁護士が多数所属しています。
皆さん弁護士の仕事に誇りを持ち、誠心誠意弁護活動に取り組んでいるんです。
そのような環境で働けていることはとてもありがたいですし、私も負けてられないと日々刺激を受けています。
今後も現状に甘んじるのではなく、飽くなき探求心を忘れずに。
依頼者さまの利益を、徹底的に追求し続けたいですね。


――最後にメッセージをお願いします。

弁護士への相談は、ハードルが高いと思う方もいるでしょう。
しかし、日常生活の小さなお困りごとを法律の観点から解決することも、弁護士の大切な仕事です。
どんなに些細な問題でも構いませんので、お気軽にご相談ください。
早期にご相談いただくことで、思い描く未来に向けた適切なプランニングもできます。
たとえば相続問題だと、亡くなる前から相談いただければ、起こりえるトラブルを未然に防げることもあるんです。

また、弊所には弁護士以外に税理士や司法書士も所属しています。
相続や不動産問題で税金や登記が絡むようなトラブルでも、ワンストップでの解決が可能です。
少しでも負担を減らしたい、なるべく早めに解決したいという方は、ぜひご相談ください。
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