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こばやかわ たつひこ
小早川 達彦弁護士
小早川法律事務所
高松駅
香川県高松市錦町2-3-16 小早川ビル1階
対応体制
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • WEB面談可
注意補足

※刑事事件,交通事故は,初回面談は無料です。ほかの分野の初回面談は料金5500円(税込)が発生いたします

インタビュー | 小早川 達彦弁護士 小早川法律事務所

高松で半世紀以上続く法律事務所の三代目。独自の弁護哲学を貫き、刑事事件を軸に地域の紛争解決に尽力

香川・高松で厚い信頼を獲得している「小早川法律事務所」。
小早川達彦弁護士は、祖父の輝雄氏、そして現在の代表の父・龍司氏へと受け継がれる同事務所で、最前線で弁護活動に勤しむ三代目です。
法曹界へは「二人から勧められたことはないんです」と自らの意志で踏み込んだという小早川先生。
強い想いを胸に選んだ道だからこそ、「二人は自分にとって尊敬すべき人物」と親族であることに一切甘えず、弁護士の先輩として最大限に敬います。
三代目という宿命に重責を感じつつも、「私は私」と自らの弁護哲学を貫く小早川先生に、その胸中や弁護士としての想いを伺いました。

01 弁護士になるまで

祖父と父が弁護士として会話するシーンが日常。自然に芽生えた興味と憧れ

――お祖父さま、お父様が弁護士。職業選択においてお二人の影響は大きかったのですか。

実はどちらからも弁護士になることを勧められたことはないんです。
ただ、小さい頃から父と祖父が話をしている姿を見ていて、口では「辛い」「大変だ」と言いながらも表情はどこか仕事にやりがいを感じているようにみえた記憶があります。
子供ながらに父と祖父が仕事の話している様子がかっこいいと思っていました。
日常的にそんな光景を目にしていたので、就職を意識するころには自然と弁護士への道を選択肢の一つとして考えていました。

――間接的に影響を受けていたのですね。

そうなりますね。
気づいたら弁護士という職業に魅力を感じていたせいか、大学やロースクールの実務研修などで実際の弁護士業務に触れると、ぼんやりしていたイメージがどんどん鮮明になっていきました。
もともと困っている人がいれば積極的に励ましたり、手を差し伸べたりするような性分でしたので、「これは自分が生涯をかけてやりたい仕事かもしれない」と肌で感じ、自分も祖父や父と同じ道を進むことを決意しました。


02 弁護士としての想い

東京での修習後、すぐに地元へUターン。決断を後押しした2つの理由

――修習後はすぐに小早川事務所に合流したのですね。

理由は大きく2つあります。
ひとつは「小早川法律事務所」が私が注力していきたい刑事弁護に強いこと。
もうひとつは、弁護士として成長するための場所として「小早川法律事務所」が理想的だったことです。

ひとつ目については元検事の父、そして祖父がその経験を活かし、多くの刑事事件を解決に導いてきた半世紀以上の実績があります。
刑事事件ではフットワークも大切ですが、緊迫した状況の中で冷静に先を見通す経験値も重要な要素です。
父からはその点について「検事を経て弁護士になった私と祖父が培ったノウハウがここにはある」とのお言葉をいただきました。
私としては他で修行をしてからの方が戦力になるとの思いもありましたが、この言葉がグッと背中を押してくれました。


――ふたつ目の理由についてはいかがですか。

ここではその父が弁護士の先輩として在籍しており、身近に指導を受けることができます。

他の法律事務所で修行をするにしても、尊敬すべきお手本がいる環境は望んだとしてもそう簡単に得られるものではありません。
環境を生かすも殺すも私次第ですが、駆け出しの私にとって、弁護士としての成長を促進できる環境として申し分ありませんでした。


03 注力分野と強み

信頼関係の構築を大切にして、人生を左右するような状況にある人のお力になりたい

――刑事弁護に力を入れていきたい理由を教えてください。

どの分野にも共通はしますが、とくに刑事事件では、ひとたび被疑者として、逮捕・勾留されると、日常生活が突然ストップしてしまいます。
自分や家族の状況、今後の見通しがよくわからないままに、捜査機関から厳しい取り調べを受け、取り調べに応じていった結果、事件の行方次第では、本人が望まない状況となってしまうこともあるのです。
逮捕・勾留当初段階の弁護士のアドバイスが、結果的にその方の今後の人生を大きく左右することがあります。
弁護士が入ることによって防げた不幸を少しでもなくしたいという強い思いがあることが大きな理由です。

逮捕後の時間的猶予は最大で72時間しかありません。
その間に接見できるのは事実上弁護士だけ。
つまり、弁護士は被疑者が一番不安なタイミングに側について、力になることができる限られた存在です。
私が被疑者の代理人となり、被害者と示談を進めたり、検察官や裁判官と交渉したりするなどして、できるだけ早期に釈放されるよう全力を尽くします。


――刑事弁護における先生の強みはなんですか。

より良い解決を手繰り寄せるために大事なことは、信頼関係を構築することだと思っています。
そのために足繁く接見に通い、依頼者の方のお話をじっくりと聞くよう心がけています。
疑われている事実について、本人の言い分と異なる部分があれば、その主張が適切かを検討した上で、徹底して争いますし、疑われている事実について、本人が認めていたとしてもその行為に至った経緯や原因を丁寧に聞きとり、考えられる最も軽い処分を獲得するために最善を尽くします。

また、検察側に対して効果的な主張をするためには依頼者の方のご家族との信頼構築も同様に不可欠だと思っています。
接見での様子や状況を密に報告しながら、少しでも不安を和らげられるよう両者のパイプ役として何度でも往復させていただきます。
もちろん、ご家族の迷惑にならないよう、日程調整も丁寧にさせていただき、必要以上に負荷をかけないよう心がけます。


――これまでにどのような解決事例がありますか。

印象に残っているのはあるわいせつ事案です。
状況的には担当検事も厳罰を譲らない様な厳しいものでした。
私は依頼者の方と何度も接見を重ねつつ、とにかく諦めず、粘り強く、被害者側との示談交渉を行いました。
併せて、依頼者の方の反省をご家族の協力も得ながら検察側に示し続けました。
最終的にはこちら側の主張を考慮してもらい、執行猶予付きにすることができたのです。
「壁」が高かった分、依頼者の方にはとてもお喜びいただけました。

04 今後の展望

自分らしさを大切にしながら、「刑事と言えば小早川」と私の代でも引き続き言われるように

――弁護士としての目標を教えてください。

高松で弁護士として活動するようになり、祖父や父の偉大さを改めて実感しています。
一方で、「私は私」という想いもあります。
「困っている人の悩みを解決して心の負担を少しでも軽くしたい」というのが私の弁護士としての想いであり、こだわりです。
そのためには、刑事分野で実績を積みながら、その他の幅広い分野にも対応し、なんでも気軽に相談してもらえる存在にならなければいけません。
とくに依頼者の方のお話を聞いて一つずつ解決してことが重要となる、離婚事件や不貞慰謝料事件などは、私も弊所ですでに注力している分野ではありますが、今後も注力していきたいと考えています。

常に相手側の立場に立ち、謙虚さを忘れずに生まれ育った地元の方々のお役に立てる弁護士として認めてもらえるよう、精進していきたいと思います。

「刑事と言えば小早川」と私の代でも引き続き言われるよう、一つひとつの事案に粘り強く、丁寧に取り組んでいく所存です。


――最後に中長期で思い描く展望をお聞かせください。

創業者の祖父は私が司法試験に合格したことは知ることができましたが、弁護士になる前に亡くなり、一緒に働くことはかないませんでした。
父とは実際に同じ法律事務所で働く様になり、弁護士の先輩としてその頼もしさを日々実感しています。

技術継承ではありませんが、貪欲にそのノウハウを吸収させてもらいながら、少しでも早く弁護士としてその背中に追いつくことがまずは最優先です。
そのうえで、父に安心して小早川法律事務所を任せてもらえるようになることをその先の大きな目標として見据えています。
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