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やまだ たかひろ
山田 貴弘弁護士
弁護士法人ももとせ
森ノ宮駅
大阪府大阪市東成区中道1-1-1 岡室ビル4F
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 初回面談無料

インタビュー | 山田 貴弘弁護士 弁護士法人ももとせ

中小企業法務、相続、離婚。示談交渉に強い地元・大阪の代表弁護士、「100年続く事務所をつくりたい」

かつて上場企業に勤めるなど、異色のキャリアが目を引く弁護士法人ももとせの山田 貴弘(やまだ たかひろ)弁護士。
地元の大阪・鶴見区で独立し、現在は森ノ宮、今福、放出に3つの拠点を設け、地域住民のSOSに耳を傾けています。
柱は、中小企業をはじめとする企業法務、相続、離婚・男女問題。
変幻自在に使いわける交渉術を武器に、数々の難局を切り抜けてきました。
「100年続く事務所をつくりたい」
交渉へのこだわりや、あふれる地域への思いなどをお聞きしました。

01 これまでのキャリア

上場企業勤務など多彩な社会人経験。地元で独立、森ノ宮に新拠点

ーー民間企業に勤めるなど、いろんなお仕事を経験されてきたそうですね。

上場企業の製造メーカー、専門誌の営業、塾講師、社団法人の職員、企業代表等、
弁護士以外にもさまざまな職務経験・社会経験を積んできました。

中坊公平先生のドキュメンタリー番組を見て、弁護士という職業への漫然とした憧れはあったのですが、学生の頃は自分には関係のない話だと思っていました。
しかし、弁護士の友人から勧められ、弁護士になりました。


ーー独立後、放出に最初の事務所を開かれたのは何か理由があるのですか。

私の出身は大阪市鶴見区で最寄駅は徳庵駅になります。また母方のご先祖が大草元貞公という武家で、出家して徳庵入道になられ、医業をされていたそうです。だから、本当は徳庵駅という駅名はご先祖のゆかりの場所という訳です。残念ながら徳庵駅は学園都市線の急行が止まらないということもあり、将来的な発展も見据え、放出駅での開業になりました。
開業当初は依頼も少なく、勝訴可能性があればどんな依頼も受け、私なりに誠実に対応してきました。この時の経験が後の自分の弁護士としての成長に繋がっていると思います。

その後、順調に仕事が増え、いい付き合いをさせていただいているクライアントの方々も多くなりました。特に地元の中小企業の経営者の方々のご相談も多くなり、弁護士数も私を含め5人になり(2024年9月現在)、来春には新しい仲間も増える予定です。

今年11月には森ノ宮に拠点を設け、これまでの今福鶴見、放出に加え、3拠点体制になります。


ーーいずれも大阪市東部に集中していますね。

大阪東部には中小企業が多くあるのですが、弁護士事務所は北区や中央区に集中しています。また相続や家事の紛争も地域地域にある訳です。

そして依頼者が弁護士事務所を利用する場合、初回の相談を含め、事件解決まで頻繁に打ち合わせを行う必要があります。さらに依頼者からは、北区や中央区の弁護士事務所は敷居が高く感じ、気軽に相談しにくい、ということも聞いていました。

そこで、中小企業の法務や家事相続紛争が多くありながら、弁護士事務所がない地域に開所することは依頼者の利益を考えればむしろ当然ではないかと考えました。

新しくできる森ノ宮の事務所は東大阪の玄関口に設ける相談所としての位置づけで設置しました。
相談者の方々に来ていただき、お会いするのを楽しみにしています。

02 得意分野と実績

中小企業法務、相続、離婚の三本柱。立ち退き交渉など不動産にも精通
ーー現在、どんな事件を重点的に扱っているんですか?

土地柄からか開業当初から相続と離婚のご相談が非常に多く、今現在も多くの案件を抱えています。やはり特定の分野について多くの案件に対応していく中で、経験やノウハウが積み重なっていきます。

また同様に中小企業が多いエリアでもあり、中小企業内外の紛争に多く関わることで、中小企業の法務に関する経験やノウハウが積み重なり、弊所の強みになっています。

顧問先は、中小企業、医療機関等が多く、企業内紛争、企業の対外紛争、労働紛争、契約書の作成、リーガルチェック、取締役会・株主総会の開催補助、法律相談など、幅広い事案に対応しています。


ーー顧問先を多く抱えていらっしゃるんですね。

先ほど申し上げた通り、顧問先については地元の中小企業の方々、医療機関などが多いのですが、個人に近い顧問先もございます。

例えば、個人で多くの不動産を所有されており、資産管理会社を運営されている方です。かかる立場にある方は不動産の運用・投資などの際、多くのリスクある選択をされるので、その際のリーガルリスクを検討する必要があります。

また古くなった不動産の建て替えが必要な際に、入居者との立退き交渉を行う必要があり、弁護士の活躍する場面も少なくありません。

このような場合、日常的に弁護士を必要とするわけではないが、大事な場面では必要とする場面といえ、いつでもご相談いただけるよう対応しております。
示談交渉は私のもっとも得意とするところです。


ーー先生の強みは、交渉にあると。

複雑な交渉の勘所を把握し、当事者の利害関係を調整しながら、早期に依頼者利益を実現する、それは私の理想とするところです。

個人や企業の交渉において、いたずらに時間をかけると示談の成立率は低下します。したがって私は依頼者の方からまず枠をいただきます。

例えば、依頼者から枠ではなく回答を預かったとすれば、その回答と異なった場合に、何度も依頼者にその意向を確認しなければなりません。

しかし、示談交渉は相手方があることですので、例えば今、この段階で相手方の提案を受け入れることができれば和解が成立する場面もあります。それが依頼者に有利な内容の場合に、依頼者から回答をもらうだけであれば、和解による解決の機運を摘んでしまうかもしれません。

依頼者との間で強度の信頼を築き上げ、依頼者から枠を預り、その中で速やかに交渉し、依頼者に有利な合意が出来そうであれば依頼者説得をも行い、合意を急ぐ、これが和解では重要であり、依頼者から回答をもらい、依頼者と相手方との間を頻繁に行きかうだけの伝書鳩弁護士ではどうしようもない訳です。

もちろん、相手方があるので必ず和解が成立する訳ではありませんが、私は高い示談成立率を誇っています。

50%づつ持合いの会社において100%の会社を実現、高額の退職金を請求する元役員に対し、相当額での退職金による退社を実現、詐欺投資会社から500万円の出資金を回収、履行中の建築工事の解約について建築会社から高額の損害賠償請求がされているところ、20万円程度での解約を実現、他にも多くの示談交渉による和解を実現してきました。

03 事件解決のスタンス

「機に臨み、変に応ず」が私の座右の銘です

ーー難しい交渉に決着をつけるには、何がカギを握りますか?

交渉には相手がいます。
こちらに有利なことばかりを押しつけていては、解決はかえって遠のいてしまいます。
相手の主張には門前払いせず、耳を傾け、相手の真意、絶対に譲れないところを探ります。
そのうえで依頼者と相手方との法的立ち位置、有利な点・不利な点の把握などを行い、事案を正確に読み解きます。
そして、これも重要なことですが、和解が成立しない場合には早めに見切りをつけ、示談交渉を打ち切る勇気も必要です。
そのあたりの先読みやタイミングは、いろんな職を転々としてきた経験があることも生きていると思います。


ーー営業や講師のご経験もありますね。対人スキルを磨いてきたと。

自らの型や主張をぶつけるだけでは、示談交渉はなかなかまとまりません。
私が意識しているのは、相手の出方や表情をじっくり観察し、先手を打ちながら交渉を進めることです。

「機に臨み、変に応ず」という言葉が好きなんですよ。
いわゆる臨機応変です。
その時々で、カメレオンが体の色を変えるように相手の出方に応じ、変幻自在に交渉すること。
それが素早く、有利な条件で交渉をまとめられている秘訣なのではないでしょうか。

それは会社経営や不動産絡みの交渉だけでなく、ご依頼の多くを占める相続や離婚でも同じです。


ーーどちらも激しく揉めるケースが少なくないと聞きます。

なかなか意見がまとまらない遺産分割なども、私はなるべく話し合いで折り合いをつけようと努めてきました。
交渉での解決実績は山のようにあります。

もちろん、どうしても裁判で決着をつけるべき事案もあります。
たとえば、調停が決裂するタイミングでお受けした男性側での離婚訴訟。
約2年半にわたる長期戦でしたが、財産分与とご長男の親権について依頼者さまのご希望に沿う結果で終えることができました。

当事務所には女性弁護士も在籍しています。
とくに女性の場合は、同じ女性弁護士のほうが話しやすいという方も多くいらっしゃるはずです。
どなたも気軽にご相談いただけるとうれしいですね。

04 依頼者への思い

紹介や口コミ多数。「100年続く事務所にしたい」、愛する地域への思い

ーーフランクにお話する様子、柔和な表情が印象的です。

私とお会いした依頼者さまの多くは、「やさしそう」「話しやすい」などと口にされます。
私自身、もともと穏やかな性格ですし、地元出身であることにも親しみを感じてくださっているのかもしれません。

習慣にしているマインドフルネスの効果もありそうです。
瞑想し、静かな時間を過ごすことで心がリフレッシュし、集中力も高まり、常に穏やかな気持ちで仕事に向き合うことができているからです。

そのおかげか、当事務所は最初のご相談からご依頼につながる受任率が高いと考えています。
口コミやご紹介で来訪してくださる方もとても多いんですよ。


ーー事務所名の「ももとせ」は、100年という意味らしいですね。

「ももとせ」は「千歳百歳(ちとせももとせ)」という縁起のいい言葉から取っています。

弊所は相続や離婚の相談が多く、いずれもそれらの紛争が解決した後には、関わった方々のその後の人生が幸あるものになることを願っています。そして、そのためには縁起が必要であり、「ももとせ」が求められる事務所でありたいと考え、つけたものです。

また、同時に100年よりもっと長く地域に密着し、地域に愛される事務所を目指すという意味もあります。
先は長いですが、若い世代にも成長してもらいながら、長く地域に愛される場所をつくっていきたいですね。

何かトラブルを抱えてお困りの方、弁護士に相談しようかどうか迷っている方。
決してひとりで悩まず、ぜひ私を頼ってください。
力を出し尽くし、解決の糸口を見出してみせます。
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