企業法務の事例紹介 | 村上 充洋弁護士 厚別法律事務所

取扱事例1

• 顧問弁護士契約

中小企業のセクハラ・パワハラ対応

ある管理職がセクハラ・パワハラをおこなったとして、従業員から社長に対して申し出があった事例で、会社側代理人として従業員本人と協議しました。その結果、セクハラ・パワハラの事実が認められたうえ、従業員は訴訟も辞さない気持であることが確認されました。従業員からの訴訟提起による会社の不利益を踏まえ、検討した結果、従業員に慰謝料を支払い、セクハラ・パワハラを行った管理職を異動させることで、問題を表沙汰にすることなく解決ができました。

【コメント】
弁護士が被害者の従業員を説得し、あえて慰謝料を支払うことで、大きなニュースになりかねない事件を表に出すことなく穏便に解決することができました。本件の解決のためには会社に最も負担の少ない解決方法であったと考えられます。

取扱事例2

• 顧問弁護士契約

取引先からの代金不払い

ある小規模な食品加工会社が、大手の取引先会社から取引先会社の内部規約により売買代金の一部不払いを受けました。これは、ビジネス上の力関係の違いによって、相手方の損害を事実上押し付けられたものでした。弁護士は、相手方会社と協議し、相手方会社の不当性を指摘して、正当な代金を支払うよう求めました。協議の結果、相当な代金が支払われ、無事解決しました。

【コメント】
力を持つ取引先からの圧力等によって、会社が不均衡な関係を続けざるを得ない場合は少なくありません。弁護士が介入・アドバイスすることで、公平・公正な関係を築くことができる場合は少なくありません。