婚約者の実家事業継承トラブル、法的解決策は?

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私の婚約者(以下彼)と彼親の関係・家業について相談です。 ■仕事 彼の実家は3代続く宿経営で、冬季2,5か月のスノーシーズンのみ運営している宿です。 土地建物の名義は彼母。(彼父は婿) ■経緯 2023年10月:彼の祖母急死によるショックから彼母が立ち直れないこと、彼が家業を継ぎたい思いから、彼母と家業を継ぐことを合意し、彼は会社を退職し実家へ戻る。 同年12月~3月:彼母の体力を考え一部部屋を売り止めしながら彼母と彼の二人で運営。彼母は宿に対してやる気がない&お金はいらないとのことで、売上の8割は彼がもらう。 2024年10月:彼と婚約。今年のスノーシーズンから二人で運営したいとの思いを彼から聞く。彼母にも伝え彼の実家へ引っ越し。 2024年12月:シーズン開始。私がいると共用部分(特にキッチン)を使いにくい・彼と二人で今後の宿を話合っていて疎外感がある、私の仕事をする態度が気に食わない等の不満があるらしく彼母は親戚の家へ移動。 2025年2月:突然帰ってきた彼の母から「実家を出ていけ・嫁には受け入れない。」と言われ、自分の実家へ戻る。彼の母は「宿をめちゃくちゃにしている・ここは私の名義であり私の実家である・彼には継がないでほしい・私の親のお金を充てにして借金し別のところで事業をしてほしい・私の言うことを聞く(=現状維持)、私が手伝い、口出しをする条件でなければここでの経営は許さない・彼とは親子の縁を切るから出ていけ」等の話があった。 ■詳細 顔合わせの当初より、私に対する言葉がきつく、口を開けば文句や嫌味が多く、彼が「その態度だと私のメンタルが持たない」と言ったことで、逆上し、彼母は親戚の家に1か月のみ移動した形になります。 私は話すことが嫌になり、挨拶のみするようになっていました。 実際、彼母の「宿を壊す」ことはしておらず、顧客満足度を上げるため、部屋掃除を徹底したり、マニュアルをそろえたり、朝ごはんの方法を変える、接客の質を上げる等、ソフト面を2人で変えただけです。 実際に顧客満足度も向上し、来期スノーシーズンの予約もインバウンド中心に入っている状態ですが、英語の接客ができない彼母には到底対応はできません。 そもそも彼母は体力もなく、彼が3代目として継ぐことで合意し会社を辞めています。そのことについては触れず、 自分の実家で自分の名義の一点張りで、合意した家業の事業継続のみならず、親子の縁を切ると言い、話し合いにも乗りません。 ■相談内容 同宿の事業継続のため、裁判等できることはあるでしょうか。 到底話合いに応じないため、双方で解決ができない状況です。 ご教示お願い致します。

婚約者を助けたい さん (女性、婚約)

弁護士からの回答タイムライン

  • お世話になっております。 大変なご状況であることはお察しします。 ただ、裁判で戦うとなると、お見受けする限り、正式な事業譲渡などの合意が成り立ったとは客観的には言いがたく、土地も建物もお母様のものならば、残念ですが、まず勝ち目はないでしょう。 それよりも気になるのは、お母様側の主張です。 長年宿を切り盛りしてきたのでしょうから、宿の運営方法についてのプライドや思い入れがかなり深いのだと思います。 良かれと思ってやったことでも、自分のやり方と違うことを、自分の同意のないところでやられると、自分が積み重ねてきたものがまるで否定されてるかような感覚に陥ってしまうと言う事は、お母様のご年齢を考えてもあり得ると思います。 話し合いの仕方を工夫してみれば、和解できることもあるかもしれません。 法律問題とは言えませんが、何が不満なのかを聞き、こちらの考えをどうわかってもらうかと言う点について、やり方を弁護士を含む第三者に相談してみるのが良いでしょう。
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この投稿は、2025年2月24日時点の情報です。
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