不動産・住まいの事例紹介 | 豊山 博子弁護士 京都リレイズ法律事務所

取扱事例1

• 立ち退き交渉

老朽化物件の明渡しで多額の立退料を獲得したケース

【相談前】
築80年の建物で飲食店を経営していましたが、建物の老朽化を理由として賃貸借契約の解約と建物明渡しを求められました。
依頼者は建物の老朽化と危険性を実感しており、解約に応じるしか選択肢がないのではないかとお悩みでした。
立退料についても期待できないものと諦めていらっしゃいました。


【相談後】
老朽化だけでは賃貸借契約解約の正当事由として不十分であると主張し、交渉を進めました。
最終的に相当額の立退料と引き換えに建物を明け渡す和解を成立させることができました。
明渡時期についても依頼者のご希望に沿った条件で合意に至りました。


【先生のコメント】
依頼者ご自身も建物の老朽化は認識されており、立退料は期待できないと諦めていらっしゃいました。
しかし交渉の結果、納得いただける立退料を獲得することができ、大変喜んでいただけました。
老朽化という事実があっても、適切な法的主張により借主の権利を守ることができる事例でした。