あわの みずほ
粟野 瑞穂弁護士
原後綜合法律事務所 立川事務所
立川駅
東京都立川市錦町三丁目6番6号 中村LKビル6階
インタビュー | 粟野 瑞穂弁護士 原後綜合法律事務所 立川事務所
納得いくまで証拠を追求。検察事務官時代に培った調査力で、不動産や家族の問題に切り込む
検察事務官として働く中で、犯罪の背景にある貧困や孤立を目の当たりにした粟野瑞穂(あわのみずほ)弁護士。
処罰だけでは根本的な解決にならないと、弁護士の道を歩み始めました。
法テラスの勤務弁護士を経て、現在は原後綜合法律事務所に所属。
不動産や建築紛争、離婚や相続など、わだかまりを残さない解決を目指しています。
趣味は油絵で、海などの風景画を描くのが好きなんだとか。
納得いくまで筆を重ねる粘り強さは、証拠を徹底的に探し、突破口を探る弁護スタイルそのものです。
依頼者が再び、前を向いて歩き出せるように。
ひとりひとりに真摯に向き合う粟野弁護士の、キャリアやスタンスをご紹介します。
処罰だけでは根本的な解決にならないと、弁護士の道を歩み始めました。
法テラスの勤務弁護士を経て、現在は原後綜合法律事務所に所属。
不動産や建築紛争、離婚や相続など、わだかまりを残さない解決を目指しています。
趣味は油絵で、海などの風景画を描くのが好きなんだとか。
納得いくまで筆を重ねる粘り強さは、証拠を徹底的に探し、突破口を探る弁護スタイルそのものです。
依頼者が再び、前を向いて歩き出せるように。
ひとりひとりに真摯に向き合う粟野弁護士の、キャリアやスタンスをご紹介します。
01 弁護士を目指したきっかけ
罰するだけでは人は救えない。福祉への橋渡し、再犯防止を目指して
――先生は以前、検察事務官をされていたとか。
はい。5年半ほど、検察事務官として働いていました。
そこで万引きやタクシーの無賃乗車といった、決して大きくはないけれど日常的に起こる事件の被疑者たちと接してきました。
そこで突きつけられたのが、犯罪の背景にある貧困や孤立という根深い問題です。
――犯罪の裏に切実な事情があったのですね。
刑務所を出ても仕事が見つからなければ、彼らはまた同じ過ちを繰り返してしまいます。
そんな負の連鎖を目の当たりにした時、これは処罰するよりも福祉につないだほうが有意義でよりよい解決なのではと思ったのです。
――それが弁護士を目指す決定的な動機になったと。
起きてしまったことを罰するだけでは、根本的な解決にはなりません。
罪を犯した原因を探り、今後の予防策を考える。それができるのは、検察側ではなく弁護士ではないかと。
――弁護士となって10年が経とうとしています。検察事務官と比べていかがですか?
最も大きな違いは、裁量の大きさですね。
事務官時代は法律や規則に従って淡々と手続きをこなしていましたが、今は自分の裁量で、困っている方のためにどのような解決策があるのか、メニューを提示することができます。
その自由度の高さが、弁護士の魅力です。
はい。5年半ほど、検察事務官として働いていました。
そこで万引きやタクシーの無賃乗車といった、決して大きくはないけれど日常的に起こる事件の被疑者たちと接してきました。
そこで突きつけられたのが、犯罪の背景にある貧困や孤立という根深い問題です。
――犯罪の裏に切実な事情があったのですね。
刑務所を出ても仕事が見つからなければ、彼らはまた同じ過ちを繰り返してしまいます。
そんな負の連鎖を目の当たりにした時、これは処罰するよりも福祉につないだほうが有意義でよりよい解決なのではと思ったのです。
――それが弁護士を目指す決定的な動機になったと。
起きてしまったことを罰するだけでは、根本的な解決にはなりません。
罪を犯した原因を探り、今後の予防策を考える。それができるのは、検察側ではなく弁護士ではないかと。
――弁護士となって10年が経とうとしています。検察事務官と比べていかがですか?
最も大きな違いは、裁量の大きさですね。
事務官時代は法律や規則に従って淡々と手続きをこなしていましたが、今は自分の裁量で、困っている方のためにどのような解決策があるのか、メニューを提示することができます。
その自由度の高さが、弁護士の魅力です。
02 キャリア、得意分野
不動産や建築紛争、家族の問題。事実を法律に引き直し円満解決へ
――弁護士になってからは、法テラスでご活躍されてきたと伺っています。
弁護士を目指した原点に通じますが、まずは福祉に近い環境で経験を積みたいと考えていました。
法テラスは福祉機関との連携体制が整っており、社会福祉協議会や地域包括支援センターなどからご相談をいただくことも多かったです。
弁護士ひとりの力には限界があります。
しかし福祉と連携すれば、依頼者さまの生活再建を目指したトータルケアができるんです。
在籍中は、借金問題や女性側の離婚問題、刑事弁護など、他の専門家の皆さまと協力しながら依頼者さまの人生を立て直す活動ができました。
――その後、現在の事務所へ?
法テラスは全国転勤があるのですが、最後の勤務地が立川だったんです。
この地で弁護士仲間も増えましたし、そろそろ腰を落ち着けて活動したいと考え、原後綜合法律事務所に入所しました。
現在は法テラス時代よりもさらに幅広く、離婚や刑事弁護はもちろん、不動産や建築関係のトラブル、相続問題などにも対応しています。
――不動産や建築分野は専門性が高く、難しい案件が多い印象があります。
確かに理系知識も必要ですし、一筋縄ではいかないケースも多々あります。
ただ私は、複雑な事象を整理して法律の言葉に引き直すのが得意なんです。
法律に置き換え丁寧に理屈を組み立てれば、どこが争点なのか、どこなら歩み寄れるのかが見えてきます。
これまでにも、家を建てる際の業者同士のトラブルや、契約不適合トラブルなどさまざまな解決実績がありますので、お悩みがあれば一度ご相談ください。
また不動産トラブルに限ったことではありませんが、どんなに法律を使っても100対0で一方が勝つことは稀です。
だからこそ、双方が納得できる落としどころを丁寧に探り、なるべく円満な解決を目指しています。
――一方で離婚や相続問題は、さまざまな感情が絡みます。円満解決は至難の業では?
おっしゃる通り親族間の問題は感情が先走り、争いが激化するケースもあります。
それでも私は、なるべく傷つけ合わない道を探るようにしています。
お子さんがいる場合、離婚後も面会交流や養育費支払いなどで元配偶者との関係は続きます。
相続問題も同じで、解決したからといって親族の縁が切れるわけではありません。
もちろん依頼者さまのご希望によりますが、なるべく喧嘩別れにならないようお互いの気持ちをしっかり擦り合わせる必要があります。
法律で戦うだけでなく、当事者同士の調整役を担うのも私たち弁護士の役割です。
弁護士を目指した原点に通じますが、まずは福祉に近い環境で経験を積みたいと考えていました。
法テラスは福祉機関との連携体制が整っており、社会福祉協議会や地域包括支援センターなどからご相談をいただくことも多かったです。
弁護士ひとりの力には限界があります。
しかし福祉と連携すれば、依頼者さまの生活再建を目指したトータルケアができるんです。
在籍中は、借金問題や女性側の離婚問題、刑事弁護など、他の専門家の皆さまと協力しながら依頼者さまの人生を立て直す活動ができました。
――その後、現在の事務所へ?
法テラスは全国転勤があるのですが、最後の勤務地が立川だったんです。
この地で弁護士仲間も増えましたし、そろそろ腰を落ち着けて活動したいと考え、原後綜合法律事務所に入所しました。
現在は法テラス時代よりもさらに幅広く、離婚や刑事弁護はもちろん、不動産や建築関係のトラブル、相続問題などにも対応しています。
――不動産や建築分野は専門性が高く、難しい案件が多い印象があります。
確かに理系知識も必要ですし、一筋縄ではいかないケースも多々あります。
ただ私は、複雑な事象を整理して法律の言葉に引き直すのが得意なんです。
法律に置き換え丁寧に理屈を組み立てれば、どこが争点なのか、どこなら歩み寄れるのかが見えてきます。
これまでにも、家を建てる際の業者同士のトラブルや、契約不適合トラブルなどさまざまな解決実績がありますので、お悩みがあれば一度ご相談ください。
また不動産トラブルに限ったことではありませんが、どんなに法律を使っても100対0で一方が勝つことは稀です。
だからこそ、双方が納得できる落としどころを丁寧に探り、なるべく円満な解決を目指しています。
――一方で離婚や相続問題は、さまざまな感情が絡みます。円満解決は至難の業では?
おっしゃる通り親族間の問題は感情が先走り、争いが激化するケースもあります。
それでも私は、なるべく傷つけ合わない道を探るようにしています。
お子さんがいる場合、離婚後も面会交流や養育費支払いなどで元配偶者との関係は続きます。
相続問題も同じで、解決したからといって親族の縁が切れるわけではありません。
もちろん依頼者さまのご希望によりますが、なるべく喧嘩別れにならないようお互いの気持ちをしっかり擦り合わせる必要があります。
法律で戦うだけでなく、当事者同士の調整役を担うのも私たち弁護士の役割です。
03 弁護士としての強み、信念
納得いくまで証拠を固める。補助輪を外せるその日まで伴走を
――先生の強みとは?
証拠集めへのこだわりは、人一倍強いと自負しております。
というのも検察事務官時代、証拠をしっかり固めるまで捜査をやりきるのが当たり前でしたから。
理屈を組み立てる前にまずは徹底的に証拠を揃えるというのを、常に意識しています。
たとえば行政機関へ証拠の開示を求める場合も、お役所がどうやって文書を管理し、どんな手続きで開示してもらえるのかといった知識も、事務官時代に見てきたからこそわかる部分があります。
もしかしたらこんな証拠が隠れているかもしれない、探してみようという粘り強さも私の持ち味です。
――先生は検察組織にいたので、検察側の事情にも詳しいのでは?
検察という組織が事件をどう評価し、次にどう動くのかという手の内はある程度想像できます。
刑事事件においては、依頼者さまに精度の高い見通しをお伝えし、戦略を立てることが可能です。
どのような量刑になるのか、事件がどう動くのかなど依頼者さまの不安は非常に大きいでしょう。
明確な予測をお伝えすれば、きっと心が軽くなるはずです。
――では、先生の信念も教えてください。
弁護士はいわば、補助輪のような存在です。
ご相談に来られる方の多くは、不安や悩みを抱え、先の見えない状況に置かれています。
そんな依頼者さまが再び前を向き、自分の力で歩み出せるようになるまで、私はそばで支え続けたいのです。
もうひとりでも大丈夫だと思える日まで伴走する、そんなイメージで仕事に向き合っています。
証拠集めへのこだわりは、人一倍強いと自負しております。
というのも検察事務官時代、証拠をしっかり固めるまで捜査をやりきるのが当たり前でしたから。
理屈を組み立てる前にまずは徹底的に証拠を揃えるというのを、常に意識しています。
たとえば行政機関へ証拠の開示を求める場合も、お役所がどうやって文書を管理し、どんな手続きで開示してもらえるのかといった知識も、事務官時代に見てきたからこそわかる部分があります。
もしかしたらこんな証拠が隠れているかもしれない、探してみようという粘り強さも私の持ち味です。
――先生は検察組織にいたので、検察側の事情にも詳しいのでは?
検察という組織が事件をどう評価し、次にどう動くのかという手の内はある程度想像できます。
刑事事件においては、依頼者さまに精度の高い見通しをお伝えし、戦略を立てることが可能です。
どのような量刑になるのか、事件がどう動くのかなど依頼者さまの不安は非常に大きいでしょう。
明確な予測をお伝えすれば、きっと心が軽くなるはずです。
――では、先生の信念も教えてください。
弁護士はいわば、補助輪のような存在です。
ご相談に来られる方の多くは、不安や悩みを抱え、先の見えない状況に置かれています。
そんな依頼者さまが再び前を向き、自分の力で歩み出せるようになるまで、私はそばで支え続けたいのです。
もうひとりでも大丈夫だと思える日まで伴走する、そんなイメージで仕事に向き合っています。
04 今後の展望
身近な「親戚のおばちゃん」でありたい。予防法務で企業の支援も
――先生の今後の展望とは?
弁護士キャリアももう10年になりますが、いつまでも身近に感じられる弁護士でいたいです。
イメージは、親戚のおばちゃんですかね(笑)
「あのおばちゃんは物知りだし、ちょっと相談してみようかな」と、そんな感じで気軽に頼ってください。
――先生の人柄が伝わります。では、今後挑戦したいことはありますか?
企業法務の領域にも手を広げていきたいと考えています。
個人の法律トラブルは、起きてしまったことのアフターケアが中心です。
一方企業法務は、トラブルが起きる前段階で、予防という形でお力になれます。
深刻な事態になる前に手を打ち、企業の信用と発展に貢献する、予防的な弁護活動にも取り組んでいきたいです。
――最後に、メッセージをお願いします。
私のせいでこんなトラブルになったのではと、ご自身を責めないでください。
法律トラブルは誰の身にも起こり得ます。
たまたま我が身に降りかかってしまっただけなのです。
法律相談は、恥ずかしいことではありませんよ。
たとえ法律で解決できない悩みでも、誰かに話すだけで次の一歩が見えることもあります。
どんなに小さなお困りごとでも、まずは気楽に「おばちゃん」を頼りに来てくださいね。
弁護士キャリアももう10年になりますが、いつまでも身近に感じられる弁護士でいたいです。
イメージは、親戚のおばちゃんですかね(笑)
「あのおばちゃんは物知りだし、ちょっと相談してみようかな」と、そんな感じで気軽に頼ってください。
――先生の人柄が伝わります。では、今後挑戦したいことはありますか?
企業法務の領域にも手を広げていきたいと考えています。
個人の法律トラブルは、起きてしまったことのアフターケアが中心です。
一方企業法務は、トラブルが起きる前段階で、予防という形でお力になれます。
深刻な事態になる前に手を打ち、企業の信用と発展に貢献する、予防的な弁護活動にも取り組んでいきたいです。
――最後に、メッセージをお願いします。
私のせいでこんなトラブルになったのではと、ご自身を責めないでください。
法律トラブルは誰の身にも起こり得ます。
たまたま我が身に降りかかってしまっただけなのです。
法律相談は、恥ずかしいことではありませんよ。
たとえ法律で解決できない悩みでも、誰かに話すだけで次の一歩が見えることもあります。
どんなに小さなお困りごとでも、まずは気楽に「おばちゃん」を頼りに来てくださいね。