たかたに ひでお
髙谷 英生弁護士
弁護士法人山本・坪井綜合法律事務所 福岡オフィス
渡辺通駅
福岡県 福岡市中央区渡辺通1-11-11 H・Kビル6階
インタビュー | 髙谷 英生弁護士 弁護士法人山本・坪井綜合法律事務所 福岡オフィス
自己破産で人生のリスタートを後押し。交通事故の賠償金交渉や刑事事件などにも強い福岡
四国と九州に3つの拠点を構える弁護士法人山本・坪井綜合法律事務所。
福岡オフィスに新たに加入したのが、髙谷 英生(たかたに ひでお)弁護士です。
相続トラブルに直面したことをきっかけに弁護士を志し、アルバイトや派遣の仕事を続けながらその夢をつかみとりました。
何度も壁にぶつかり苦労を重ねた分、依頼者の気持ちに共感し、そっと寄り添うことができるーー。
そんな温かく、そして努力を惜しまない執念の弁護活動に迫ります。
福岡オフィスに新たに加入したのが、髙谷 英生(たかたに ひでお)弁護士です。
相続トラブルに直面したことをきっかけに弁護士を志し、アルバイトや派遣の仕事を続けながらその夢をつかみとりました。
何度も壁にぶつかり苦労を重ねた分、依頼者の気持ちに共感し、そっと寄り添うことができるーー。
そんな温かく、そして努力を惜しまない執念の弁護活動に迫ります。
01 弁護士を志した理由
遺産分割トラブルに直面し、マスコミ志望から一転して弁護士の道へ
ーーなぜ弁護士になろうと思ったのか。まずは、その点から教えていただけますか?
実は、もともと新聞社やテレビ局の記者を志望していたんです。
ただ、そもそも採用人数が少ないうえに、当時は就職氷河期でもあったため新卒での就職は叶わず。
それでも夢を捨てきれず、大学卒業後はアルバイトをしながらマスコミ各社の採用試験に臨んでいました。
そんななか、転機が訪れます。
私自身が遺産分割をめぐるトラブルに直面したんです。
法律トラブルを抱える方の辛さを身をもって痛感するとともに、お世話になった弁護士の奮闘する姿及び人間的魅力に惹かれまして。
私もそんな頼もしい弁護士になって、困っている人たちを助けたいーー。
その瞬間、そう心に決めたんです。
ーーその後、司法試験に合格するまでに回り道をされたともお聞きしました。
まだ当時は、合格率が低い旧司法試験の時代です。
まずはそれに挑戦しましたが、見事に跳ね返されてしまいました。
家庭の事情で地元の長崎に一度戻った後、今度は新司法試験の受験を見据えてロースクールに入学します。
ただ、新司法試験に合格できず、再度受験資格を得るため、予備試験合格を目指すことにしました。生活費や学費を稼ぐために、派遣社員として結婚式場やリゾート施設で働いたり、法律事務所でアルバイトしたりと、じっと耐えながら勉強に打ち込む日々。あと1.3点で論文試験に合格という年もありました。
「どこかで区切りをつけないと」「でも諦めるわけにはいかない」。
最後という覚悟で意を決して挑んだ6回目の予備試験をクリアし、翌年、司法試験合格。こうして念願の弁護士バッジを身につけることができたんです。
実は、もともと新聞社やテレビ局の記者を志望していたんです。
ただ、そもそも採用人数が少ないうえに、当時は就職氷河期でもあったため新卒での就職は叶わず。
それでも夢を捨てきれず、大学卒業後はアルバイトをしながらマスコミ各社の採用試験に臨んでいました。
そんななか、転機が訪れます。
私自身が遺産分割をめぐるトラブルに直面したんです。
法律トラブルを抱える方の辛さを身をもって痛感するとともに、お世話になった弁護士の奮闘する姿及び人間的魅力に惹かれまして。
私もそんな頼もしい弁護士になって、困っている人たちを助けたいーー。
その瞬間、そう心に決めたんです。
ーーその後、司法試験に合格するまでに回り道をされたともお聞きしました。
まだ当時は、合格率が低い旧司法試験の時代です。
まずはそれに挑戦しましたが、見事に跳ね返されてしまいました。
家庭の事情で地元の長崎に一度戻った後、今度は新司法試験の受験を見据えてロースクールに入学します。
ただ、新司法試験に合格できず、再度受験資格を得るため、予備試験合格を目指すことにしました。生活費や学費を稼ぐために、派遣社員として結婚式場やリゾート施設で働いたり、法律事務所でアルバイトしたりと、じっと耐えながら勉強に打ち込む日々。あと1.3点で論文試験に合格という年もありました。
「どこかで区切りをつけないと」「でも諦めるわけにはいかない」。
最後という覚悟で意を決して挑んだ6回目の予備試験をクリアし、翌年、司法試験合格。こうして念願の弁護士バッジを身につけることができたんです。
02 注力分野と実績①
交通事故の賠償金を何度も増額。主婦の休業損害などを徹底リサーチ
ーーそれから現在に至るまで、弁護士としてどんなキャリアを歩んできたんでしょうか?
最初の3年間は、佐世保市内の法律事務所で過ごしました。
当時在籍していた弁護士は4人、地域に密着したアットホームな事務所です。
よく担当していたのは、交通事故や刑事事件、離婚・男女問題、遺産相続、債務整理などです。
ほかに、自治体を含めた顧問先からの相談を数多く抱えていました。
そこでみっちり経験を積んだ後、現事務所に移籍しました。
以前の事務所の経験を活かして、スキルアップできるのではと考えたからです。
ーー心機一転、そしてステップアップを果たしたんですね。
当法人は私が勤める福岡オフィスのほかに、高松市と長崎市にも事務所を置いています。
離婚や不貞の慰謝料請求、刑事事件、債務整理、交通事故、相続などのほか、企業の顧問業務を含めさまざまな事件を扱っています。
年間の相談件数は高松オフィスだけでも1,200件を超え(2020年4月〜2021年3月)、そのうち離婚に関するご相談が年間約300件、刑事事件が200件超、不貞の慰謝料請求も100件以上いただいています。
ーーそんななか、先生ご自身はこれまでどんな事件を解決してきたんですか?
たとえば、交通事故です。
保険会社との交渉の末、傷害慰謝料を2倍にするなど、大きく増やした実績が多くあります。
また、揉めやすい問題のひとつに主婦の休業損害があります。
事故によって家事ができなくなった期間、家事労働の経済的価値を補償するものです。
ご本人への聞き取りをベースにその実態を細かく調べ、適切に補償するよう保険会社と交渉するんです。
ーー具体的に、どんな点を調査されるんですか?
料理、掃除、洗濯、育児、買い物。
どこにどれだけの支障が出ているのか、各項目ごとに事故前後の様子を丁寧に聞き取り、被害の実態を浮かび上がらせます。
休業損害の計算方法はいくつかありますが、そのうえで依頼者さまに最も利益になる方法で金額を算出するんです。
保険会社が提示してくる金額は低く見積もられがちで、対応も機械的で冷たいケースが少なくありません。
ただ、丹念に裏付け調査を行うことで保険会社担当者を説得し、十分な金額を手にすることができるんです。
最初の3年間は、佐世保市内の法律事務所で過ごしました。
当時在籍していた弁護士は4人、地域に密着したアットホームな事務所です。
よく担当していたのは、交通事故や刑事事件、離婚・男女問題、遺産相続、債務整理などです。
ほかに、自治体を含めた顧問先からの相談を数多く抱えていました。
そこでみっちり経験を積んだ後、現事務所に移籍しました。
以前の事務所の経験を活かして、スキルアップできるのではと考えたからです。
ーー心機一転、そしてステップアップを果たしたんですね。
当法人は私が勤める福岡オフィスのほかに、高松市と長崎市にも事務所を置いています。
離婚や不貞の慰謝料請求、刑事事件、債務整理、交通事故、相続などのほか、企業の顧問業務を含めさまざまな事件を扱っています。
年間の相談件数は高松オフィスだけでも1,200件を超え(2020年4月〜2021年3月)、そのうち離婚に関するご相談が年間約300件、刑事事件が200件超、不貞の慰謝料請求も100件以上いただいています。
ーーそんななか、先生ご自身はこれまでどんな事件を解決してきたんですか?
たとえば、交通事故です。
保険会社との交渉の末、傷害慰謝料を2倍にするなど、大きく増やした実績が多くあります。
また、揉めやすい問題のひとつに主婦の休業損害があります。
事故によって家事ができなくなった期間、家事労働の経済的価値を補償するものです。
ご本人への聞き取りをベースにその実態を細かく調べ、適切に補償するよう保険会社と交渉するんです。
ーー具体的に、どんな点を調査されるんですか?
料理、掃除、洗濯、育児、買い物。
どこにどれだけの支障が出ているのか、各項目ごとに事故前後の様子を丁寧に聞き取り、被害の実態を浮かび上がらせます。
休業損害の計算方法はいくつかありますが、そのうえで依頼者さまに最も利益になる方法で金額を算出するんです。
保険会社が提示してくる金額は低く見積もられがちで、対応も機械的で冷たいケースが少なくありません。
ただ、丹念に裏付け調査を行うことで保険会社担当者を説得し、十分な金額を手にすることができるんです。
03 注力分野と実績②
自己破産を「同時廃止」でスピード解決。刑事裁判で執行猶予判決も
ーーほかにも、印象に残っている事件があればぜひ教えてください。
ある方の自己破産のお手伝いをしたときのことも、印象深く記憶に残っています。
理由は、粘り強く対応することで「管財事件」を回避し、「同時廃止」の手続きを踏めたからです。
自己破産には、管財事件と同時廃止の2つの手続きがあります。
管財事件では裁判所から選ばれる破産管財人(以下、管財人)が財産の調査や債権者への配当などを行うため、時間がかかりやすいんです。
また、管財人の報酬を含め手続きにかかる費用も膨らみがちです。
それに対し、同時廃止であれば管財人がつかず、破産手続き開始と同時に手続きが終了します。
管財事件と比べて手間も費用もかからないので、なんとか同時廃止に持ち込みたかったんです。
ーーただ、本来なら管財事件として扱われるような事案だったんですか?
当初はその可能性が高いと思われました。
借金の理由が免責不許可事由(借金の返済免除が認められない理由があること)に該当するおそれがあり、その調査のため、裁判所は管財人を選任するだろうと考えられたからです。
それでも、借金にはやむを得ない事情があったことを裏付ける資料を可能な限り用意し、また、申立人の方と何度も協議を重ね、借金を作った原因を分析し、今後は同じことを繰り返さないよう説得し、その思いを申立書に記載しました。
このように、同時廃止となるよう必死に準備したんです。
そんな丹念な調査と執念が実ったケースでした。
ーー依頼者はホッと一安心したでしょうね。
そうですね、そして債務整理に限らず、依頼者さまが抱えている不安なお気持ちは、刑事事件の被疑者や被告人も同じです。
突然、逮捕(その後勾留)され、また起訴され、「この先どうなるのか」と精神的に不安定な状態に追い込まれる方がたくさんいらっしゃいます。
ただ、私は弁護人として裁判に臨み、略式命令(罰金)や執行猶予判決を何度も手にしてきました。
起訴前であれば検察に働きかけたり、被害者と示談交渉したりと、不起訴や早期釈放に持ち込むために力を尽くしています。
窃盗や薬物、性犯罪、道路交通法違反など、困ったことがあればぜひご連絡いただきたいですね。
ある方の自己破産のお手伝いをしたときのことも、印象深く記憶に残っています。
理由は、粘り強く対応することで「管財事件」を回避し、「同時廃止」の手続きを踏めたからです。
自己破産には、管財事件と同時廃止の2つの手続きがあります。
管財事件では裁判所から選ばれる破産管財人(以下、管財人)が財産の調査や債権者への配当などを行うため、時間がかかりやすいんです。
また、管財人の報酬を含め手続きにかかる費用も膨らみがちです。
それに対し、同時廃止であれば管財人がつかず、破産手続き開始と同時に手続きが終了します。
管財事件と比べて手間も費用もかからないので、なんとか同時廃止に持ち込みたかったんです。
ーーただ、本来なら管財事件として扱われるような事案だったんですか?
当初はその可能性が高いと思われました。
借金の理由が免責不許可事由(借金の返済免除が認められない理由があること)に該当するおそれがあり、その調査のため、裁判所は管財人を選任するだろうと考えられたからです。
それでも、借金にはやむを得ない事情があったことを裏付ける資料を可能な限り用意し、また、申立人の方と何度も協議を重ね、借金を作った原因を分析し、今後は同じことを繰り返さないよう説得し、その思いを申立書に記載しました。
このように、同時廃止となるよう必死に準備したんです。
そんな丹念な調査と執念が実ったケースでした。
ーー依頼者はホッと一安心したでしょうね。
そうですね、そして債務整理に限らず、依頼者さまが抱えている不安なお気持ちは、刑事事件の被疑者や被告人も同じです。
突然、逮捕(その後勾留)され、また起訴され、「この先どうなるのか」と精神的に不安定な状態に追い込まれる方がたくさんいらっしゃいます。
ただ、私は弁護人として裁判に臨み、略式命令(罰金)や執行猶予判決を何度も手にしてきました。
起訴前であれば検察に働きかけたり、被害者と示談交渉したりと、不起訴や早期釈放に持ち込むために力を尽くしています。
窃盗や薬物、性犯罪、道路交通法違反など、困ったことがあればぜひご連絡いただきたいですね。
04 依頼者への思い
不安、焦り、いらだち。「苦労したからこそ、その気持ちがわかる」
ーーこれまでのお話は、どれも執念や粘り強さが伝わるエピソードばかりでした。
数多くいる弁護士のなかから、せっかく私を頼っていただいたわけです。
お引き受けしたからには、そう簡単にあきらめることなんてできませんよ。
土日休みを使ってでも、プライベートの時間を削ってでも、資料を読み込んだり書面を練り上げたりと、私は決して努力を惜しみません。
それが私のモットーであり、持ち味だと考えています。
その根気強さは、弁護士になるまでに苦労した分、自然と身に染みついたところがあるようにも感じますね。
それに、私には過去に相続トラブルで争った苦い経験もあります。
だからこそ、依頼者さまの不安や焦り、いらだちに思いをはせ、複雑な心情にそっと寄り添うことができるはずです。
ーーすごい熱量ですね。依頼者は心強く感じると思います。
無事に事件を終結させ、晴々とした表情を浮かべ、笑顔で帰っていかれる依頼者さま。
その姿を目にするたびに、弁護士になってよかったと心の底から思うんです。
私は日々、一人ひとりの依頼者さまの声にじっくり耳を傾けるとともに、リスクやデメリットも包み隠さずお伝えするようにしています。また、依頼者さまには、細かく連絡を取り、事件の進捗状況をお伝えするよう心掛けています。
オープンなコミュニケーションを通じて、かつ、こちらが必死で事件に対応していること知っていただいて、信頼関係を育むようにしているんです。
ありがたいことに、「物腰がやわらかい」「話しやすい」などと評価いただくことも少なくありません。
お電話でもメールでも、ぜひ安心してご相談いただけるとうれしいですね。
数多くいる弁護士のなかから、せっかく私を頼っていただいたわけです。
お引き受けしたからには、そう簡単にあきらめることなんてできませんよ。
土日休みを使ってでも、プライベートの時間を削ってでも、資料を読み込んだり書面を練り上げたりと、私は決して努力を惜しみません。
それが私のモットーであり、持ち味だと考えています。
その根気強さは、弁護士になるまでに苦労した分、自然と身に染みついたところがあるようにも感じますね。
それに、私には過去に相続トラブルで争った苦い経験もあります。
だからこそ、依頼者さまの不安や焦り、いらだちに思いをはせ、複雑な心情にそっと寄り添うことができるはずです。
ーーすごい熱量ですね。依頼者は心強く感じると思います。
無事に事件を終結させ、晴々とした表情を浮かべ、笑顔で帰っていかれる依頼者さま。
その姿を目にするたびに、弁護士になってよかったと心の底から思うんです。
私は日々、一人ひとりの依頼者さまの声にじっくり耳を傾けるとともに、リスクやデメリットも包み隠さずお伝えするようにしています。また、依頼者さまには、細かく連絡を取り、事件の進捗状況をお伝えするよう心掛けています。
オープンなコミュニケーションを通じて、かつ、こちらが必死で事件に対応していること知っていただいて、信頼関係を育むようにしているんです。
ありがたいことに、「物腰がやわらかい」「話しやすい」などと評価いただくことも少なくありません。
お電話でもメールでも、ぜひ安心してご相談いただけるとうれしいですね。