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たなだ あきひろ
棚田 章弘弁護士
棚田法律事務所
神田駅
東京都千代田区神田紺屋町46 園部ビル2階
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • WEB面談可
注意補足

休日・夜間に関しては事前予約が必要。 まずは5分ほどお電話でお話しをお聞きし、ご提案させていただきます。

インタビュー | 棚田 章弘弁護士 棚田法律事務所

大切にするのはお客さまのメリット。お客さまに報酬以上のバリューを返す誠実な弁護士

「お客さまには損させたくない。根っこの部分では誠実でいたいんです」
そう話すのは棚田法律事務所の代表を務める棚田 章弘(たなだ あきひろ)弁護士です。

棚田先生はこれまでふたつの法律事務所で幅広く経験を積んだのち、2024年1月に棚田法律事務所を立ち上げました。

借金や債権回収、離婚や相続など多くの人を助ける中で思ったのが、冒頭の言葉だったといいます。

金銭的に得るものがないと、お客さまにメリットがないのではないか?と棚田先生は考えます。
解決事例を振り返りながら、棚田先生の考えをお聞きしました。

01 弁護士になったきっかけ

母親のすすめで弁護士に。放任主義の家庭で自由に育つ

――弁護士になろうと思ったきっかけを教えてください。

小学生か中学生のころ、母親にすすめられたのが弁護士になるきっかけでした。
当時私が思っていた弁護士のイメージは、立派でやりがいがあり、そして比較的高い収入が得られるという漠然としたものでした。

しかし、大学受験のときにも弁護士を目指すという想いは変わらず法学部しか受験しませんでした。
そして、そのまま司法試験に合格して、子どものころに決めたとおり弁護士になったのです。


――子どものころの様子を教えてください。

勉強は平均より少しでき、学校が終わると友達とゲームをしたり、釣りをしたりして遊ぶという子ども時代を過ごしていました。
たまにキャンプに行ったりもしていましたね。

両親からは「◯◯しなさい」のように、何かを強制されたことはありません。
基本的に生活は自由にさせてくれて私を信じてくれていたように思います。

中学生になってから塾に通いましたが、両親から言われたのではなく私の希望で通い始めました。

両親は私の司法試験受験には協力的で、特に母は、司法試験に挑戦するときも私の合格を信じてくれていたようでした。
合格したとわかったときは、父の喜びようのほうが想像以上でした。

02 弁護士としてのキャリア

幅広く事件を経験して独立。今後はトラブルの予防にも尽力

――弁護士としての経歴を教えてください。

これまでふたつの法律事務所に勤務した経験があります。
それらの事務所では刑事事件や債権回収、交通事故や遺産相続など幅広い事件に携わってきました。

特に経験が多いのが、債務者が財産を隠す行為を無効にする事件(詐害行為取消訴訟)や、共有名義の土地や不動産を単独名義にする事件(共有物分割)です。
ほかには、離婚や相続も多かったですね。


――今の事務所を立ち上げたのはいつですか?

棚田法律事務所を立ち上げたのは2024年1月です。
前の事務所に在籍していたころから独立採算制でやっていましたが、自分の看板で仕事をしたいと思って独立しました。

ありがたいことに、これまで勤務した事務所で多くの分野の事件を担当させてもらいました。
この経験を活かして、今後も多くの困っているお客さまの役に立てればと思っています。

また、今後は事前に法律トラブルを防ぐ知識をつけてもらうための活動も検討中です。
講義やセミナーを通して知識を広め、法律で困る人がひとりでも少なくなればいいと思っています。

03 解決事例①

売約前に仮差押えの手続きを!1,000万円を回収するために奔走

――印象に残っている事件を教えてください。

あるお客さまから「知人に貸したお金が返ってこない」と相談を受けました。
聞けば1,000万円もの大金を貸しているとのことで、大変困った様子でした。

その後、事件処理を進めていくなかで、お客さまから重要な情報を得たのです。


――どのような情報だったのですか?

相手が自宅にしている不動産を売却するかもしれないという情報でした。
それを聞いた私は、すぐに仮差押えの手続きに入りました。

仮差押えというのは、債務者の財産を動かせないようにする手続きで、裁判所に申し立てます。
そのためには法務局へ行って不動産登記簿を入手したり、市役所へ行って固定資産評価書を入手する必要があります。

もし、先に相手が不動産を売却してしまえば、ほかに回収する術がないという状況でした。
とにかく急いでやらないといけなかったため、それがこの事件で一番大変でしたね。


――最終的にはどうなったのですか?

売却される前に、無事に仮差押えの手続きが完了しました。
私もホッとしましたが、お客さまもよかったと言っていました。

あとは相手側の弁護士とのやりとりの中で解決し、最終的には貸したお金の全額を回収できたのです。

04 解決事例②

大切なのは資料集めと離婚の意志。お客さまの幸せのために

――ほかの分野のお話も聞かせてください。

個別の事例ではありませんが、お客さまから離婚の相談を受けたときの話を紹介します。

離婚、特に財産分与においては相手の財産をすべて把握することが必要です。
しかし、いくら夫婦といえど、相手の財産が明確でないこともあります。夫婦関係が悪化した後は分からない部分のほうが多いということは珍しくありません。

そのとき、先に相手に「離婚する」と話をしたり、ましてやすぐに別居するのはあまりおすすめしません。


――それはなぜですか?

相手の財産を探るためには、離婚の意思を相手に気づかせず、かつ同居している状態のほうがやりやすいからです。
そのため、別居前など初期の段階で相談に来た方には、必要な資料を集めてくださいとアドバイスしますね。


――別居後に相談に来る方もいると思います。そのときはどうするのですか?

たとえば、一冊でも相手の通帳が手元にあるなら、それを見せてもらいます。
その口座から光熱費やクレジットカード、それに携帯電話料金などが引き落とされているか確認するのです。

それらが引き落とされていないなら、ほかに管理している口座があると考えられます。


――離婚において大切だと思うことは何ですか?

お客さまがご自身で離婚するという意思を明確にもつこと、そして決めた方針を変えないことが大切だと思います。

離婚の意志についてはこちらではどうにもできません。

世の中には「離婚したほうがよい」などとアドバイスする弁護士もいるかもしれませんが、本人がきちんと決めないと、あとで気持ちが揺れたりします。
そうなると、離婚の方針が変わることになり、こちらとしても弁護しづらくなってしまいます。

自分のことは責任を持って自分で決める。
それが離婚の第一歩だと私は思います。

05 弁護士として心がけること

心配事が実は大したことないときも。早めの相談がおすすめ

――弁護士としてどのようなことにこだわりを持っていますか?

まずは弁護士としてできることと、できないことをきちんと説明するようにしています。

また、その解決方法が、お客さまの利益になるかどうかもよく考えます。
離婚や相続、債権回収もそうですが感情的になって相手への報復に重きがおかれたり、争ってもお金を回収できる確率が低かったりする場合もあります。

もちろん、それでも弁護士に依頼するかどうかを決めるのはお客さまです。
しかし、費用倒れするような依頼は、個人的にはおすすめしません。


――今後の展望を教えてください。

これまでどおり、お客さまの利益になる弁護活動を続けていきたいと思っています。

「お金を回収できなくてもよい」とおっしゃるお客さまがいたとします。
しかし、後になって冷静に考えると「何のためにお金を払っているのだろう?」と思うに違いないと私は思います。

お客さまには損をさせたくないんです。
もちろん、それでも依頼されれば事務所の売上にはなりますが、根っこの部分では誠実でいたいんです。


――最後に棚田先生からメッセージをお願いします。

なるべく早く相談に来ることをおすすめします。

お客さまが「重大だ」と感じていることが実はそうでもなかったり、「大丈夫」と感じていることが実は重大なことだったりということがよくあります。

全般的には前者のほうが多いですね。
そのため、なるべく早く相談に来たほうが、肩の荷が下りて安心できると思います。

初回30分の無料相談も行っているため、まずはお気軽にご相談ください。
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