しらい ひろあき
白井 弘昭弁護士
山口央法律事務所
上前津駅
愛知県名古屋市中区上前津2-10-24 福信ビル2A号室
インタビュー | 白井 弘昭弁護士 山口央法律事務所
依頼者の気持ちを理解しながら法律論を語る。人の心と法律家の正義をもつ名古屋の街弁
「依頼者さまのお気持ちを理解するように努めています。ただ、それと法律の適用は別の話だと思っています。二つの間のバランスを取るのが弁護士の仕事なんです」
人としての心と、弁護士としての正義。
このふたつをもつのが山口中央法律事務所に所属する白井 弘昭(しらい ひろあき)弁護士です。
白井先生はこれまで離婚・男女問題や借金・債務整理など、多くの困った人を助けてきました。
安心感のある雰囲気で依頼者さまの声を聞く一方、どのような解決がよいのか弁護士としての経験と知識をいつもフル活用しています。
白井先生に救われた方の事例をお聞きしました。
人としての心と、弁護士としての正義。
このふたつをもつのが山口中央法律事務所に所属する白井 弘昭(しらい ひろあき)弁護士です。
白井先生はこれまで離婚・男女問題や借金・債務整理など、多くの困った人を助けてきました。
安心感のある雰囲気で依頼者さまの声を聞く一方、どのような解決がよいのか弁護士としての経験と知識をいつもフル活用しています。
白井先生に救われた方の事例をお聞きしました。
01 原点とキャリア
総額150万円の詐欺に遭う。困っている人を助けるため弁護士に
――一度、会社員を経験してから弁護士になったとお聞きしました。
そうなんです。
会社員として働いていたころに、詐欺に遭いました。
当時はインターネットオークションが世に出始めたことで、落札したのに届かないということがあったんです。
今では考えられませんけどね。
騙されたことに気づきそれを補うための取引でまた騙されてしまい、結局、総被害額は150万円ほどになりました。
そのときは、誰に相談していいか分からず、自分自身で色々調べて対処しましたが、結局泣き寝入りでした。そこで、いつしか、自分の同じような境遇の人を助けられるようになりたいと思うようになり弁護士を目指すことを決意しました。
――これまでどのような分野の事件を扱ってきましたか?
以前の事務所も今の事務所も、いわゆる街弁なので分野を問わずさまざまな事件を解決してきました。
その中でも多かったのは離婚事件で、ほかには労働問題や債務整理、それに企業法務(契約書関係)も扱っていました。
2024年2月に今の事務所に入所してからは、刑事事件にも数多く携わるようになりましたね。
事務所がある愛知県名古屋市は特定の分野に絞って活動する先生は少なく、街弁のようなスタイルが一般的だと思います。
法律に困っている人の味方として、幅広く弁護活動をしています。
そうなんです。
会社員として働いていたころに、詐欺に遭いました。
当時はインターネットオークションが世に出始めたことで、落札したのに届かないということがあったんです。
今では考えられませんけどね。
騙されたことに気づきそれを補うための取引でまた騙されてしまい、結局、総被害額は150万円ほどになりました。
そのときは、誰に相談していいか分からず、自分自身で色々調べて対処しましたが、結局泣き寝入りでした。そこで、いつしか、自分の同じような境遇の人を助けられるようになりたいと思うようになり弁護士を目指すことを決意しました。
――これまでどのような分野の事件を扱ってきましたか?
以前の事務所も今の事務所も、いわゆる街弁なので分野を問わずさまざまな事件を解決してきました。
その中でも多かったのは離婚事件で、ほかには労働問題や債務整理、それに企業法務(契約書関係)も扱っていました。
2024年2月に今の事務所に入所してからは、刑事事件にも数多く携わるようになりましたね。
事務所がある愛知県名古屋市は特定の分野に絞って活動する先生は少なく、街弁のようなスタイルが一般的だと思います。
法律に困っている人の味方として、幅広く弁護活動をしています。
02 解決事例①
モラハラに不貞と重なる不安。解決金数百万円で無事に解決へ
――印象に残っているのはどのような事件ですか?
女性の依頼者さまから「夫と離婚したい」と相談を受けました。
依頼者さまは結婚してまだ2年ほどしか経っていませんでしたが、旦那さまからモラハラを受けていたのです。
しかも、旦那さまが不貞行為をしているという疑いもありました。
私はまず不貞の証拠を掴もうといろいろ調べました。
しかし、弁護士照会をして不貞相手のおおまかな住所は分かったものの、それ以上の証拠は掴めず……。
もちろん、不貞の決定的な証拠もおさえられませんでした。
――依頼者の方は、とても不安だったのではないかと思います。
もともと精神的に参っている様子だったので、相手方との交渉を通した早期解決が望まれました。
最終的には相手方から数百万円の解決金を得て、無事に離婚できました。
――依頼者さまの辛い思いが、報われた気がします。
一般的には道徳的な部分と法律的な部分は別だと考えなければなりません。
道徳は法律のように客観的ではなく、あくまでも主観的なものになります。
もちろん依頼者さまの辛いお気持ちは理解できます。
ただ、主観的なものと法律の適用は別の話です。
初期の段階で依頼者さまにこのような話をしても、なかなか理解してもらえません。
そのため、ある程度信頼関係が築けたと思える段階になったら、慎重に依頼者さまにお話するようにしています。
その段階になると、依頼者さまも「自分の気持ちだけでは相手への要求はすべて通らない」と察していることが多いです。
そうやって相手方との落とし所を探って、早期に解決できるよう努めています。
女性の依頼者さまから「夫と離婚したい」と相談を受けました。
依頼者さまは結婚してまだ2年ほどしか経っていませんでしたが、旦那さまからモラハラを受けていたのです。
しかも、旦那さまが不貞行為をしているという疑いもありました。
私はまず不貞の証拠を掴もうといろいろ調べました。
しかし、弁護士照会をして不貞相手のおおまかな住所は分かったものの、それ以上の証拠は掴めず……。
もちろん、不貞の決定的な証拠もおさえられませんでした。
――依頼者の方は、とても不安だったのではないかと思います。
もともと精神的に参っている様子だったので、相手方との交渉を通した早期解決が望まれました。
最終的には相手方から数百万円の解決金を得て、無事に離婚できました。
――依頼者さまの辛い思いが、報われた気がします。
一般的には道徳的な部分と法律的な部分は別だと考えなければなりません。
道徳は法律のように客観的ではなく、あくまでも主観的なものになります。
もちろん依頼者さまの辛いお気持ちは理解できます。
ただ、主観的なものと法律の適用は別の話です。
初期の段階で依頼者さまにこのような話をしても、なかなか理解してもらえません。
そのため、ある程度信頼関係が築けたと思える段階になったら、慎重に依頼者さまにお話するようにしています。
その段階になると、依頼者さまも「自分の気持ちだけでは相手への要求はすべて通らない」と察していることが多いです。
そうやって相手方との落とし所を探って、早期に解決できるよう努めています。
03 解決事例②
自己破産経験のある依頼者。病気で働けず二度目の申請へ
――ほかにも印象に残っている事件を教えてください。
自己破産の事例をご紹介いたします。
ある依頼者さまから借金返済の依頼を受けました。
その方は病気であまり働けず、生活保護を受けながらどうにか生活しているという状態でした。
実は依頼者さまは、10年前にも自己破産をした経緯があります。
自己破産を一度してしまうと、次に自己破産するまで7年以上経過している必要があります。
前回の自己破産から7年以上経っていましたが、問題なく自己破産の手続きが進むか不安もありました。
しかし、私の不安をよそに無事に自己破産が認められたのです。
――法律知識のない一般人からすると、自己破産はあまりよいイメージがないかもしれません。
そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、自己破産には背負っている借金をゼロにしてリスタートできるというメリットがあります。
たとえば多額の借金を抱えていても、任意整理をしてどうにか返済したいと考える方もいます。
しかし、途中で返済しきれなくなり、結局自己破産してしまうというケースが多いのです。
「自己破産しないほうが損」というのが私の考えです。
ただ、職業によっては自己破産してしまうと、手続き中や免責許可決定が出るまでは就けないという職業があります。
たとえば、警備員や生命保険募集人、税理士や弁護士などが該当します。
また、自己破産すると依頼者さまから連帯保証人に債務が引き継がれてしまうのです。
自己破産そのものは大きなメリットがある制度ですが、個別の事案では十分検討しなくてはならず注意が必要です。
――とはいえ、新型コロナウイルスや物価高騰で借金をする人も増えたと思います。
クレジットカードの支払い、それもリボ払いについては特に注意が必要です。
たとえば利用残高(返済額)が200万円だとすると、月々の返済の半分程度が利息や手数料です。
一般的には住宅ローンや自動車ローンを抱えている方が多いと思いますので、収入にもよりますが返済が難しいケースも多々あります。
一度そういう状態に陥ってしまうと、自力で抜け出すのはなかなか難しいもの。
個別の状況にもよりますが、自己破産は選択肢のひとつとして検討に値するものだと思います。
自己破産の事例をご紹介いたします。
ある依頼者さまから借金返済の依頼を受けました。
その方は病気であまり働けず、生活保護を受けながらどうにか生活しているという状態でした。
実は依頼者さまは、10年前にも自己破産をした経緯があります。
自己破産を一度してしまうと、次に自己破産するまで7年以上経過している必要があります。
前回の自己破産から7年以上経っていましたが、問題なく自己破産の手続きが進むか不安もありました。
しかし、私の不安をよそに無事に自己破産が認められたのです。
――法律知識のない一般人からすると、自己破産はあまりよいイメージがないかもしれません。
そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、自己破産には背負っている借金をゼロにしてリスタートできるというメリットがあります。
たとえば多額の借金を抱えていても、任意整理をしてどうにか返済したいと考える方もいます。
しかし、途中で返済しきれなくなり、結局自己破産してしまうというケースが多いのです。
「自己破産しないほうが損」というのが私の考えです。
ただ、職業によっては自己破産してしまうと、手続き中や免責許可決定が出るまでは就けないという職業があります。
たとえば、警備員や生命保険募集人、税理士や弁護士などが該当します。
また、自己破産すると依頼者さまから連帯保証人に債務が引き継がれてしまうのです。
自己破産そのものは大きなメリットがある制度ですが、個別の事案では十分検討しなくてはならず注意が必要です。
――とはいえ、新型コロナウイルスや物価高騰で借金をする人も増えたと思います。
クレジットカードの支払い、それもリボ払いについては特に注意が必要です。
たとえば利用残高(返済額)が200万円だとすると、月々の返済の半分程度が利息や手数料です。
一般的には住宅ローンや自動車ローンを抱えている方が多いと思いますので、収入にもよりますが返済が難しいケースも多々あります。
一度そういう状態に陥ってしまうと、自力で抜け出すのはなかなか難しいもの。
個別の状況にもよりますが、自己破産は選択肢のひとつとして検討に値するものだと思います。
04 弁護士として心がけること
弁護士との相性は大切。私を選んでくれた方を全力でサポート
――弁護士として大切にしていることは何ですか?
世の中には2種類の弁護士がいると思っています。
1種類は弁護方針を自らの知識と経験で決めてしまい、依頼者さまはついていくだけというタイプ。
もう1種類は、依頼者さまの要望をお聞きしながら一緒に解決方法を考えていくタイプです。
私は後者の弁護士です。
もちろん、弁護士としてさまざまな提案をさせていただくことはありますが、あくまでも事件は依頼者さまのもの。
依頼者さまの要望をお聞きしたうえで、なるべく不満が出ないよう、精いっぱい弁護活動をしております。
――最後に白井先生から困っている人へメッセージをお願いいたします。
困った状態に陥ったのであれば、まずはお気軽にご相談いただければと思います。
ただ、弁護士とはいえあくまでも人なので、依頼者さまとの相性はどうしてもあります。
そのため、1人の弁護士だけに相談するのではなく、医療のセカンドオピニオンのように、複数の弁護士に相談して意見を聞くのもよいでしょう。
その中で最終的に私にたどり着いた方を全力でサポートいたします。
世の中には2種類の弁護士がいると思っています。
1種類は弁護方針を自らの知識と経験で決めてしまい、依頼者さまはついていくだけというタイプ。
もう1種類は、依頼者さまの要望をお聞きしながら一緒に解決方法を考えていくタイプです。
私は後者の弁護士です。
もちろん、弁護士としてさまざまな提案をさせていただくことはありますが、あくまでも事件は依頼者さまのもの。
依頼者さまの要望をお聞きしたうえで、なるべく不満が出ないよう、精いっぱい弁護活動をしております。
――最後に白井先生から困っている人へメッセージをお願いいたします。
困った状態に陥ったのであれば、まずはお気軽にご相談いただければと思います。
ただ、弁護士とはいえあくまでも人なので、依頼者さまとの相性はどうしてもあります。
そのため、1人の弁護士だけに相談するのではなく、医療のセカンドオピニオンのように、複数の弁護士に相談して意見を聞くのもよいでしょう。
その中で最終的に私にたどり着いた方を全力でサポートいたします。