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ふるかわ なつみ
古川 和積弁護士
ネクスパート法律事務所
京橋駅
東京都中央区京橋2-5-22 キムラヤビル7階
対応体制
  • カード利用可
  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • WEB面談可
注意補足

電話やテレビ会議による面談の上でのご依頼も受付しています。 (※債務整理は、弁護士会の規定等で直接の面談義務が定められていますのでご来所をお願いします。) ご相談の際には対処方針・費用について丁寧にご説明致します。

インタビュー | 古川 和積弁護士 ネクスパート法律事務所

化粧品やサプリの「攻めすぎた広告」は違反の対象に。薬機法などに詳しい弁護士が警鐘を鳴らす

全国に11拠点を構え、約40人の弁護士を擁するネクスパート法律事務所(2024年4月現在)。
その中核を担う東京オフィスに在籍し、おもに中小・ベンチャー企業法務に携わっているのが古川 和積(ふるかわ なつみ)弁護士です。
とくに薬機法や景品表示法などに詳しく、化粧品や健康食品などの広告表現に目を光らせています。
さらに、不倫の慰謝料や交通事故などの一般民事も幅広くカバー。
弁護士を志した原点や、依頼者への思いなどをお聞きしました。

01 弁護士を目指した理由

袴田事件を追うテレビ番組に衝撃を受け、「冤罪をなくしたい」

ーー弁護士を志したきっかけは何だったんですか?

テレビ番組で「冤罪」の存在を知ったことでした。
あれは私が小学生のときです。再審が行われている(2024年4月現在)、袴田事件を追う番組でした。
初めて耳にする言葉で、当然意味もわかりません。
「『冤罪の可能性』の、冤罪って何?」
横にいた親に尋ねると、返ってきた答えに唖然としました。
「冤罪じゃないようにするには、どうするの?」
子どもながらにそんな言葉を口にすると、親から弁護士という職業の存在を知らされました。
そのときに興味を抱いたのが、弁護士としての私の原点です。
社会の仕組みや、ルール、色んな正義の形を考えるようになりました。

ーーそれから一直線に弁護士への道を突き進んできたと。

弁護士になりたい思いを抱えながら中学・高校生活を過ごし、大学は法学部に進学しました。
ただ同時に、必ずしもその枠にとらわれず、将来の可能性や選択肢を広げようと法律の勉強以外にもいろんなことにチャレンジしました。

たとえば、中学から大学まで続けていた合気道です。
大学のときはほかにもダンスサークルに所属し、接客業をはじめアルバイトも数多く経験しました。

それでも、最終的には弁護士になろうと意思を固めました。
決め手は、やはり小学生のときに衝撃を受けた冤罪事件でした。
あのときの衝撃が、頭から離れなかったんです。

02 得意分野と強み①

化粧品やサプリの広告審査に強く、中小・ベンチャーを徹底サポート

ーー現在はどんな事件をメインに扱っているんですか?

最も力を入れているのが企業法務です。
おもに中小やベンチャー企業の法務をお手伝いさせていただいています。

なかでも重点的に扱っているのが、薬機法や食品表示法、景品表示法、特定商取引法などに関するリーガルチェックです。
それ以外に、個人の方々からも一般民事の案件を幅広くお受けしています。


ーー薬機法などのリーガルチェックでは、具体的にどんなことをされているんですか?

現在は、医薬品や化粧品、健康食品、それにペットフードなどをPRする際の広告表現が、法律に抵触していないかどうかをチェックしています。

自社の商品を売るために、広告を使って消費者に訴求するのは企業として当然のことです。
ただ、どんな表現も許されるわけではありません。
攻めすぎた広告表現を使うと、法令違反の可能性が高まります。
そこには非常に大きなリスクが潜んでいるんです。

たとえば近年の例でいうと、医薬品ではないにもかかわらず「免疫機能を正常化」などと謳い、ペット用サプリを販売した会社役員が薬機法違反で逮捕された事件がありました。
また、大麻由来の成分に似た合成化合物が入ったクッキーやグミが出回っていた問題でも、同じように逮捕者が出ています。

逮捕までいかなくても、行政指導や処分を受けて商品を回収するような事態になれば、経済的な損失は計り知れません。
当然、消費者の信頼や企業のブランドイメージも地に落ちてしまいます。


ーーだから弁護士に相談し、事前にチェックしてもらうべきだと。

どこまでが白で、どこからが黒なのか。
その線引きを判断するのは難しく、細心の注意を払う必要があります。
ただ、とくに中小やベンチャーにとっては、マンパワー不足などからそこまで手が回らない企業が多いのではないでしょうか。

そこを私にご相談いただければ、事前にリスクの芽を摘むことができます。
それに、単に「これはNG表現だから」と歯止めをかけるだけでは終わりません。
企業のみなさんの意思をできるだけ汲み、「こんな表現ならリスクを限りなく減らせる」などと、新たな提案やアドバイスもさせていただいています。


ーーそれは心強いですね。

それと、化粧品については広告だけでなく、新規参入に絡む適法性審査のご相談も多くあります。
製造販売業の許可や輸入販売に必要な手続きなどを幅広くサポートさせていただいているんです。

企業法務についてはこのほかにも、契約書や利用規約の作成、債権回収なども広範囲にカバーしており、経営者や従業員の方々からのプライベートな法律相談も積極的にお受けしています。

03 得意分野と強み②

離婚や不倫の慰謝料、相続に注力。交通事故の後遺障害などにも精通

ーー個人の一般民事では、どんな相談を受けているんですか?

離婚や不倫の慰謝料請求、相続、交通事故、借金問題、労働事件など、ご相談内容は多岐にわたります。

なかでも、事務所としても最も得意にしている分野のひとつが、不倫の慰謝料請求です。
慰謝料を請求したい側、請求された側のどちらも解決事例が山ほどあり、年間相談件数は1,000件を超えます。

なぜこれほど多くの方々に頼っていただいているのか。
その秘訣のひとつが、高度でタフな交渉力にあります。
私たちは、裁判になる前に話し合いで早期に解決し、慰謝料の増額あるいは減額を何度も実現してきました。
その長年の経験から、交渉力やノウハウを蓄積してきたんです。


ーー不倫をはじめ男女トラブルでは、心に深い傷を負った依頼者も多いと思います。

その傷は、金銭的な補償だけでは完全には治癒できない場合もあるでしょう。
満足できる慰謝料を手にするだけでなく、一人ひとりの依頼者さまの心にじっくり寄り添うことも重要だと考えています。

いくら弁護士とはいえ、他人に聞かれなくない話題に触れざるを得ないのも、男女問題の悩ましいところです。
同じ女性のほうが話しやすいという方もいらっしゃるはずですので、ぜひ気軽にご相談いただきたいです。

ほかの分野では相続にも力を入れており、これまでに事務所全体で2,000件以上の相続問題を扱ってきました。
また、最近では交通事故の被害者の代理人も任せていただきました。

その方は一時、命の危険にさらされるほどの重傷を負ってしまったんです。
当事務所は後遺障害を伴う事故や死亡事故、過失割合や賠償金をめぐって激しく争うケースなど、交通事故でも難解な事案を何度も解決してきた実績があります。

04 弁護士としての信念

同じひとりの人間として対等に向き合い、心の声に耳を澄ます

ーーそうした難しい事件には、どういったモチベーションで臨んでいるんですか?

とにかく、「依頼者さまの意思の実現へ」という一心です。

先ほどご紹介した交通事故の被害者は、驚異的な回復を見せて歩行や会話ができるようになりました。
これから元通りの生活ができるのか、仕事を続けられるのか、どれほどの補償があれば安心して過ごせるのか。
将来を左右する重大な局面を、私に託していただきました。

責任は大きく、私はとてもプレッシャーを感じていました。
ただ、代理人である私が不安を口にしてはいけません。
壁にぶつかっても、劣勢に立たされても、依頼者さまのためにあらゆる手を尽くすこと。
それが、弁護士として当然の務めだと思います。


ーー依頼者への熱い思いが伝わってきます。

法律のプロとして、依頼者さまに正確な見通しや情報をお伝えするのは当たり前のことです。
私はそれだけでなく、一人ひとりの悩みや不安に耳を傾けることにもこだわっています。

単なる業務として機械的にお聞きするのではなく、依頼者の意思に向き合いたい、その意思を実現できるよう尽力したいと考えています。また、法的観点からのみでなく、私個人としても対話させて頂いています。

弁護士の言葉や考えが、すべて正しいとは限りません。
少しでもどこか気になる、引っかかるようなことがあれば、遠慮せず何度でもご質問いただけるとうれしいです。
依頼者さまが心から安心できるよう、精魂込めてサポートさせていただきます。
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