不動産・住まいの事例紹介 | 小川 豊弁護士 溝の口テラス法律事務所

取扱事例1

• 地代・家賃交渉

難しい明渡しと売買交渉をまとめ上げた事例

依頼者：50代(男性)

【相談前】
３筆の土地を貸していた父が亡くなり、その地代が支払われていないとして、その子であるご依頼者様がその明渡しを希望して、ご来所されました。

【相談後】
事件着手後、うち２筆の土地はきちんと地代が支払われていたことが判明しました。借主もご依頼者様に怒ってしまい、土地の返還は難しいかと思われました。しかし、借主と誠意をもって交渉し、賃料未払いの１筆の土地について、未払い賃料や建物を取り壊して明け渡す義務を免除することで、２筆の土地の借地権を当方に売却してもらえることになりました。

【先生のコメント】
交渉事はいかに相手にもメリットのある話し合いと思ってもらえるかが重要です。
多くの人は、現状維持を希望してしまい、交渉の結果得られるメリットに気づきません。そこで「この話を受ければ、あなたにも、このようなメリットがある、このようなデメリットを回避できる」と相手の立場も十分に考慮して説得することが必要です。
弁護士小川は、離婚や相続などの他分野でも交渉・調停で多くの紛争をまとめ上げてきておりますので、本件はその成果といえる事例だったと思います。

取扱事例2

• 不動産契約の解除・違約金請求

多額の請求で数千万円の減額を実現した事例

依頼者：30代(男性)

【相談前】
注文者から、契約違反である等として数千万円の請求を受けた建築会社社長様が困り果てご依頼。

【相談後】
裁判では、大量の資料を精査し提出して相手こそが契約違反をしたと反論し、尋問でも厳しく追求して、相手の主張が詭弁であることを明らかにしました。
その結果、相手の請求額を数千万円減額して２０パーセント代まで減縮する結果を得られました

【先生のコメント】
建築訴訟は非常に専門的で、また資料も膨大になり、建築専門部の裁判官も頭を抱えるほど難解です。だからこそ、猛勉強のうえ専門的な部分をかみ砕いて裁判官に伝え、また資料の徹底的な精査をして相手の主張の矛盾とこちらの主張の理を示しました。
地道な作業を積み重ねる姿勢こそ勝利につながるのだと確信できた事例です。