まつうら ゆき
松浦 薫弁護士
多湖総合法律事務所
淵野辺駅
神奈川県相模原市中央区矢部4-17-8 相模中央マンション201
インタビュー | 松浦 薫弁護士 多湖総合法律事務所
配偶者の暴力、音信不通の相続人、隠し子。複雑な離婚や相続を円満解決する相模原の町弁
男女4人の弁護士が在籍し、家族のようなアットホームな雰囲気が漂う多湖総合法律事務所。
その一員である松浦 薫(まつうら ゆき)弁護士は、離婚・男女トラブルや相続、不動産問題などを中心に、地域住民の切実な思いに寄り添っています。
出身は、冬はマイナス20度にもなるという北海道。
慣れ親しんだ土地を離れ、積み上げたキャリアはまもなく10年に達します(2023年11月現在)。
苦境をものともしない打開力と、依頼者への思いに迫ります。
その一員である松浦 薫(まつうら ゆき)弁護士は、離婚・男女トラブルや相続、不動産問題などを中心に、地域住民の切実な思いに寄り添っています。
出身は、冬はマイナス20度にもなるという北海道。
慣れ親しんだ土地を離れ、積み上げたキャリアはまもなく10年に達します(2023年11月現在)。
苦境をものともしない打開力と、依頼者への思いに迫ります。
01 原点とキャリア
「理不尽に苦しむ人を助けたい」。冤罪事件のテレビ番組で芽生えた思い
ーー神奈川県弁護士会の所属ですが、ご出身は北海道のようですね。
北見市で生まれ育ちました。
真冬は気温がマイナス20度を下回ることもある、道内でも寒さが厳しい地域です。
就職するまで、ずっと北海道で暮らしてきました。
その後、縁あってたどり着いたのが神奈川県相模原市でした。
6年半ほど在籍した最初の事務所でみっちり経験を積み、それから現事務所に移籍しました。
弁護士としてのキャリアは、10年近くになります。
ーーそもそも、なぜ弁護士を志したんですか?
きっかけは、中学生のときにテレビで冤罪事件を追ったドキュメンタリー番組を見たことでした。
2003年の鹿児島県議会議員選挙において、選挙買収をめぐって争われた志布志事件を特集した番組です。
のちに無罪判決が確定したその事件に衝撃とショックを受け、「理不尽な目に遭っている人を助けたい」という気持ちが芽生えたんです。
それから弁護士への道を一直線にひた走ってきました。
北見市で生まれ育ちました。
真冬は気温がマイナス20度を下回ることもある、道内でも寒さが厳しい地域です。
就職するまで、ずっと北海道で暮らしてきました。
その後、縁あってたどり着いたのが神奈川県相模原市でした。
6年半ほど在籍した最初の事務所でみっちり経験を積み、それから現事務所に移籍しました。
弁護士としてのキャリアは、10年近くになります。
ーーそもそも、なぜ弁護士を志したんですか?
きっかけは、中学生のときにテレビで冤罪事件を追ったドキュメンタリー番組を見たことでした。
2003年の鹿児島県議会議員選挙において、選挙買収をめぐって争われた志布志事件を特集した番組です。
のちに無罪判決が確定したその事件に衝撃とショックを受け、「理不尽な目に遭っている人を助けたい」という気持ちが芽生えたんです。
それから弁護士への道を一直線にひた走ってきました。
02 得意分野と実績①
拒絶された離婚と財産分与、裁判で最終決着。問題の多い相続事件で自宅を守る。
ーー現在勤めているのは、どんな事務所なんですか?
家事事件から一般民事、刑事事件、企業法務まで幅広く扱っている、地域に根ざした法律事務所です。
相模原市内に在住・在勤の方々を中心に、近隣の座間市や厚木市、海老名市、それに町田市や八王子市などからも多くのご相談をいただいています。
4人の弁護士が在籍しており、構成は男女2人ずつ。
離婚や不倫などの男女問題をはじめ、それぞれの経験や知識をうまく取り入れながら、柔軟に対応できる強みがあります。
私自身は、とくに離婚・男女トラブルと相続、不動産問題を重点的に扱っています。
いずれもキャリアを通じて、一貫して力を注いできました。
とくに相続については、事務所全体で累計約1,000件もの相談実績があります。
ーーどんな事件を解決してきたのか。一例を教えてください。
離婚と財産分与をめぐって激しく対立した事案を、うまく円満解決したことがありました。
「もうこれ以上、耐えられない」。
発端は、旦那さまの暴言や暴力に悩んでいた女性から届いたSOSでした。
女性は離婚の意思を固めていましたが、旦那さまは拒絶。
それに、財産分与についても厄介な問題が降りかかりました。
おふたりが住んでいた不動産を、旦那さまが突如、女性が知らないうちに売却してしまったんです。
本来なら、女性が受け取る財産分与の対象になるものです。
放っておくと売却で得たお金を使われたり、隠し口座に移されたりして回収できなくなる恐れがありました。
ーーそういうとき、何か打てる手はあるんですか?
そのときは、旦那さまの預金を仮差し押さえました。
そうすれば、旦那さまが勝手にお金を動かせなくなるからです。
仮差し押さえは裁判所に申立書を提出する必要があり、弁護士の介入が欠かせません。
こういうときに大事なのは、とにかく素早く手を打つことです。
手遅れになる前に、できるだけ早めに私たちを頼っていただきたいですね。
ーー事件はその後、どうなったのでしょう?
結論が出たのは、裁判の場でした。
最終的には離婚とともに、不動産の売却代金のうち、女性の取り分として十分納得できる金額を払ってもらうことで和解が成立したんです。
苦労したのは、旦那さまの説得でした。
こちら側の言い分になかなかご納得いただけず、心に溜め込んだ不満や怒りを、電話で何時間も聞き続けたこともありましたね。
そうやって根気強く当たったことが、結果につながったんだと思います。
最後はお互いに納得し、晴れ晴れとした表情で次の一歩を踏み出していかれました。
家事事件から一般民事、刑事事件、企業法務まで幅広く扱っている、地域に根ざした法律事務所です。
相模原市内に在住・在勤の方々を中心に、近隣の座間市や厚木市、海老名市、それに町田市や八王子市などからも多くのご相談をいただいています。
4人の弁護士が在籍しており、構成は男女2人ずつ。
離婚や不倫などの男女問題をはじめ、それぞれの経験や知識をうまく取り入れながら、柔軟に対応できる強みがあります。
私自身は、とくに離婚・男女トラブルと相続、不動産問題を重点的に扱っています。
いずれもキャリアを通じて、一貫して力を注いできました。
とくに相続については、事務所全体で累計約1,000件もの相談実績があります。
ーーどんな事件を解決してきたのか。一例を教えてください。
離婚と財産分与をめぐって激しく対立した事案を、うまく円満解決したことがありました。
「もうこれ以上、耐えられない」。
発端は、旦那さまの暴言や暴力に悩んでいた女性から届いたSOSでした。
女性は離婚の意思を固めていましたが、旦那さまは拒絶。
それに、財産分与についても厄介な問題が降りかかりました。
おふたりが住んでいた不動産を、旦那さまが突如、女性が知らないうちに売却してしまったんです。
本来なら、女性が受け取る財産分与の対象になるものです。
放っておくと売却で得たお金を使われたり、隠し口座に移されたりして回収できなくなる恐れがありました。
ーーそういうとき、何か打てる手はあるんですか?
そのときは、旦那さまの預金を仮差し押さえました。
そうすれば、旦那さまが勝手にお金を動かせなくなるからです。
仮差し押さえは裁判所に申立書を提出する必要があり、弁護士の介入が欠かせません。
こういうときに大事なのは、とにかく素早く手を打つことです。
手遅れになる前に、できるだけ早めに私たちを頼っていただきたいですね。
ーー事件はその後、どうなったのでしょう?
結論が出たのは、裁判の場でした。
最終的には離婚とともに、不動産の売却代金のうち、女性の取り分として十分納得できる金額を払ってもらうことで和解が成立したんです。
苦労したのは、旦那さまの説得でした。
こちら側の言い分になかなかご納得いただけず、心に溜め込んだ不満や怒りを、電話で何時間も聞き続けたこともありましたね。
そうやって根気強く当たったことが、結果につながったんだと思います。
最後はお互いに納得し、晴れ晴れとした表情で次の一歩を踏み出していかれました。
03 得意分野と実績②
相続人と音信不通、隠し子が判明。予期せぬ相続を解決する方法
ーーおそらく相続でも、いろんな状況に直面してきたはずです。
家族構成が複雑だったり、何十人も相続人がいたりと、予期せぬ事態に何度も直面してきました。
旦那さまを亡くした奥さまと、その息子さんから遺産分割のご相談をいただいたときもそうでした。
あのときは、相続人はほかに娘さんもいらっしゃったんですが、音信不通の状態だったそうです。
その調査も含めてご依頼いただき、調べたところ娘さんが亡くなっていることが判明したんです。
ーーまさに予期せぬ事態だったと。
さらに、その娘さんには旦那さまとお子さんがいらっしゃったんです。
そうなると、そのおふたりも相続人に含まれることになります。
ご依頼いただいた奥さまと息子さんが、最も心配していたのはおふたりが暮らすご自宅のことでした。
それが最も高額な遺産だったため、ほかの相続人に遺産を請求されることで、そのまま住み続けられなくなる事態を危惧されていたんです。
ーーそれで、どうされたんですか?
娘さんの旦那さまたちにはお手紙を送り、こちらの事情と思いを丁寧にご説明しました。
その結果、相続を放棄してもらうことなどで合意でき、ご自宅を守ることができたんです。
ほかにも実は隠し子がいたりと、相続では思わぬ事態に直面することが少なくありません。
本件のように相手と揉めるような事案でなくても、素早く、友好的に解決するために弁護士を頼ることをお勧めします。
ーー不動産などほかの分野についても、よくある相談内容などを教えてください。
不動産はオーナー、賃借人双方の立場から、契約関連や建物の明け渡し、建築瑕疵などに関する事件を積極的にお受けしています。
また、ペットに関するご相談もまれにあります。
交通事故に遭ったときの対応、離婚後の所有権をめぐる争いなどです。
私自身が愛犬家なので、個人的な思い入れもあるんです。
休日は飼っている犬と散歩したり、戯れあったりしてリフレッシュしていますね。
家族構成が複雑だったり、何十人も相続人がいたりと、予期せぬ事態に何度も直面してきました。
旦那さまを亡くした奥さまと、その息子さんから遺産分割のご相談をいただいたときもそうでした。
あのときは、相続人はほかに娘さんもいらっしゃったんですが、音信不通の状態だったそうです。
その調査も含めてご依頼いただき、調べたところ娘さんが亡くなっていることが判明したんです。
ーーまさに予期せぬ事態だったと。
さらに、その娘さんには旦那さまとお子さんがいらっしゃったんです。
そうなると、そのおふたりも相続人に含まれることになります。
ご依頼いただいた奥さまと息子さんが、最も心配していたのはおふたりが暮らすご自宅のことでした。
それが最も高額な遺産だったため、ほかの相続人に遺産を請求されることで、そのまま住み続けられなくなる事態を危惧されていたんです。
ーーそれで、どうされたんですか?
娘さんの旦那さまたちにはお手紙を送り、こちらの事情と思いを丁寧にご説明しました。
その結果、相続を放棄してもらうことなどで合意でき、ご自宅を守ることができたんです。
ほかにも実は隠し子がいたりと、相続では思わぬ事態に直面することが少なくありません。
本件のように相手と揉めるような事案でなくても、素早く、友好的に解決するために弁護士を頼ることをお勧めします。
ーー不動産などほかの分野についても、よくある相談内容などを教えてください。
不動産はオーナー、賃借人双方の立場から、契約関連や建物の明け渡し、建築瑕疵などに関する事件を積極的にお受けしています。
また、ペットに関するご相談もまれにあります。
交通事故に遭ったときの対応、離婚後の所有権をめぐる争いなどです。
私自身が愛犬家なので、個人的な思い入れもあるんです。
休日は飼っている犬と散歩したり、戯れあったりしてリフレッシュしていますね。
04 事件解決のスタンス
心に寄り添い、常に全力投球。切実な思いを託された「最後の砦」として
ーー弁護士として大切にしていることを教えてください。
何よりも大切にしているのは、一人ひとりのお話にじっくり耳を傾け、その思いに寄り添うことです。
それは、依頼者さまに対しても、争う相手側に対しても同じです。
事件や争いの背景には、当事者の苦悩や不安が渦巻いています。
杓子定規に法律を当てはめるだけでは、必ずしもうまく解決できません。
とくに離婚や相続は、その傾向が顕著です。
一人ひとりの感情にとことん寄り添い、お気持ちを踏まえてベターな解決方法をご提案するようにしています。
ーー 一筋縄ではいかなさそうですが、それでも決して手を抜いてはいけないと。
ご自身ではどうにもならないからこそ、勇気を振り絞って私を頼っていただいたわけです。
最後の砦ともいえるその私が、手を抜いたり、途中で音を上げたりすることは許されません。
現実には、どうしても見通しが厳しい事案も存在します。
それでも依頼者さまが「闘いたい」とおっしゃるなら、どんな結果になろうとも、ご納得いただけるまで全力でサポートさせていただいています。
ーー力強いですね。
私が胸に刻んでいるのは、「為せば成る、為さねば成らぬ、何事も」という言葉です。
依頼者さまの思いを背負い、どんな事態にも、どんな相手にも真正面から立ち向かう。
それが、これまで私が貫いてきたモットーなんです。
少しでもお困りごとがあれば、何でも気軽にご相談いただきたいですね。
もやもやした思いを吐き出すだけでも、きっと気持ちがスッキリするはずですから。
いつでもお待ちしています。
何よりも大切にしているのは、一人ひとりのお話にじっくり耳を傾け、その思いに寄り添うことです。
それは、依頼者さまに対しても、争う相手側に対しても同じです。
事件や争いの背景には、当事者の苦悩や不安が渦巻いています。
杓子定規に法律を当てはめるだけでは、必ずしもうまく解決できません。
とくに離婚や相続は、その傾向が顕著です。
一人ひとりの感情にとことん寄り添い、お気持ちを踏まえてベターな解決方法をご提案するようにしています。
ーー 一筋縄ではいかなさそうですが、それでも決して手を抜いてはいけないと。
ご自身ではどうにもならないからこそ、勇気を振り絞って私を頼っていただいたわけです。
最後の砦ともいえるその私が、手を抜いたり、途中で音を上げたりすることは許されません。
現実には、どうしても見通しが厳しい事案も存在します。
それでも依頼者さまが「闘いたい」とおっしゃるなら、どんな結果になろうとも、ご納得いただけるまで全力でサポートさせていただいています。
ーー力強いですね。
私が胸に刻んでいるのは、「為せば成る、為さねば成らぬ、何事も」という言葉です。
依頼者さまの思いを背負い、どんな事態にも、どんな相手にも真正面から立ち向かう。
それが、これまで私が貫いてきたモットーなんです。
少しでもお困りごとがあれば、何でも気軽にご相談いただきたいですね。
もやもやした思いを吐き出すだけでも、きっと気持ちがスッキリするはずですから。
いつでもお待ちしています。