不動産・住まいの事例紹介 | 福地 浩貴弁護士 福岡パシフィック法律事務所

取扱事例1

• 家賃交渉

大家による賃料増額請求に対して、棄却判決を得ることができた事例

【相談前】
飲食店経営者の方が２０年以上前から、大家から店舗物件を借りて飲食店を営んでいたのですが、突然、大家の代理人弁護士から賃料を約３倍に増額するとの書面を受け、どうしたらよいかとお悩みになり、ご相談にいらっしゃいました。

【相談後】
大家からの賃料増額請求に対して、１円も増額されない結果になりました。

【先生のコメント】
確かに福岡市中央区にある物件であって、人口が多く、賃料の増加が激しい地域であり、また、賃貸借契約締結から２０年以上の期間が経過していることもあり、倍近くまで賃料が増額するのではないかと覚悟しましたが、裁判では、大家側の証拠の不備をつき、こちらの証拠を揃えた上で、法的に賃料増額が認められないという主張を展開することで、１円も増額しないという勝訴判決を得ることができました。
証拠収集や収集証拠の組立て、そしてそれらの証拠に基づく論理的な主張が重要であると痛感した事例です。