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まつおか さな
松岡 沙菜弁護士
ネクスパート法律事務所
京橋駅
東京都中央区京橋2-5-22 キムラヤビル7階
対応体制
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  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • WEB面談可
注意補足

電話やテレビ会議による面談の上でのご依頼も受付しています。 (※債務整理は、弁護士会の規定等で直接の面談義務が定められていますのでご来所をお願いします。) ご相談の際には対処方針・費用について丁寧にご説明致します。

インタビュー | 松岡 沙菜弁護士 ネクスパート法律事務所

夫婦カウンセラー資格所有。離婚・男女問題のエキスパートとして頂点を目指す人情派弁護士

ネクスパート法律事務所に所属する松岡沙菜(まつおかさな)弁護士。さまざまな分野経験を経て、現在は離婚や男女問題を中心とした弁護活動を行っています。

離婚や男女問題の解決の要でもある“当事者の感情”に寄り添うために、夫婦カウンセラー資格も取得。まさに、悩める男女の心強いパートナーといえるでしょう。

下町生まれ下町育ちの松岡弁護士は、笑顔が絶えないざっくばらんな明るい雰囲気が印象的。一方で、依頼者の人生を考えてとことん寄り添う姿は、まさに“人情派弁護士”です。

今回は、そんな松岡弁護士が弁護士を目指したきっかけ、そしてこの先の未来についてお伺いしました。

01 弁護士を目指したきっかけ

「やるからにはその道の一番を目指せ」父からの教えもあり弁護士へ

――弁護士を目指したきっかけを教えてください。

私自身、法律とは縁もゆかりもない一般的な家庭で育ったのですが、弁護士を目指したのは父の影響が大きいですね。
父の教育方針に「なんでも好きなことをやっていい。でも、やるからにはその道で一番を目指しなさい」というのがあって。
幼いころから言われ続けていたことだったので、やるからには何でも一番を目指したいという意識が自然に芽生えたんでしょうね。
物心ついたときには、日本で一番難しい試験って何だろうと考えるようになりました。
その中で司法試験という存在を知り、「じゃあ挑戦してみよう」と思ったのが、弁護士を目指したきっかけだと思います。

――大学卒業後は、順調に弁護士の道へ?

いえ、実は違うんですよ。
一度社会人経験を挟んでからロースクールに進学し、弁護士になりました。

というのも、経済的な理由で、なかなかすぐにロースクールに進学することができなくて。
大学卒業後は、法律事務所で弁護士秘書として働きながら資金を貯めて、27歳のときにようやくロースクールに進学できました。


――ご自身で働いて貯めたお金でロースクールへ…。たくましいエピソードです。

周りの友人たちが結婚や出産など充実したプライベートを送っている中で、私はロースクール進学。
正直、なんだか取り残されているような感覚もありましたよ(笑)
でも、やると決めたことは最後までとことんやり抜こうという性格なので。
迷いはありませんでした。

晴れて司法試験に合格したのは30歳。
人生の約3分の1を費やしましたが、「やるからにはその道の一番を目指せ」という父の教えと、絶対に司法試験に合格するんだという持ち前の負けん気の強さで、何とか道を切り拓きました。

02 これまでのキャリア

夫婦カウンセラー資格も取得。感情に寄り添う離婚・男女問題の専門家へ

――弁護士になり、今に至るまでのキャリアを教えてください。

弁護士になってからは、いくつかの事務所でさまざまな分野を経験させていただきました。
全ての経験が、私の弁護活動の礎になっていますね。
最初に入所した法律事務所では、離婚や男女問題などの家事事件をメインに担当していました。

その後、もっと弁護士として扱える業務の幅を広げたいと思い企業法務を中心とした事務所へ移籍し、顧問先対応や契約書のリーガルチェック、労働問題などに携わりました。
とはいえ最初の事務所での経験と、やはり私自身、家事事件が好きだなと思っていたこともあり、
企業法務に携わりつつも、その傍らで離婚・男女問題に関するご相談やご依頼は継続的に受けていました。
この頃、夫婦カウンセラーという資格も取得しました。
離婚・男女問題は、法律論だけではなくて当事者の感情面でのもつれや憤りが強いことも多く、お気持ちを考慮するのが非常に重要です。
夫婦カウンセラーの資格も活かして、法的アドバイスに加えて、より当事者の心情に寄り添う対応が出来たらいいなという思いがありました。

更にその後、大学卒業後に働いていた事務所からお声をかけていただき、そちらに移籍しました。
その事務所は、商店街の真ん中に位置する“ザ・町弁”といった事務所で。
「家の前にある木が邪魔だから切ってもいいか」「管理しているマンション内に放置された荷物をどうしたらいいか」「請負代金が支払われない」など、日常で起こったさまざまなトラブルに関するご相談に対応していました。



――そして、現在の事務所へ?

そうですね。
弁護士として経験できる分野を全体的に網羅したな、と感じていた弁護士5年目の頃。
将来、弁護士としてどのような道に進みたいのか、ふと自分の今後のキャリアを考えたんです。
それまでの経験を振り返ると、やはり胸を張って自分の強みだといえるのは、離婚・男女問題だなと。
実際に依頼者の方から感謝の言葉をいただく機会が多かったこともあり、今後は離婚・男女問題に特化してさらに腕を磨いていきたいと思ったんです。
そこで、現在のネクスパート法律事務所に所属することになりました。


――なぜ、離婚・男女問題なのでしょうか?

夫婦・男女の関係性というのは、当事者にしかわからないことがたくさんあります。
弁護士という第三者が間に入って問題を解決するとなると、本当は人には知られたくないようなプライベートなことも包み隠さず話さなくてはなりません。
だからこそ離婚・男女問題は、より依頼者の方のお気持ちに寄り添う必要がある分野だと思うんです。

人生で弁護士に関わる機会なんて、そうそうないですよね。
長い人生の一部で、たまたま私と巡り合った。そして離婚や男女間でのトラブルといった、自分の人生を大きく左右するかもしれない問題を私に任せてくれた。
私の弁護によって依頼者の方の悩みや不安が解消され、少しでも納得がいく形で、前を向くためのサポートができると思うと、常に背筋が伸びる思いです。
最終的に、依頼者の方が晴れやかな気持ちで再び歩き出す姿を見ると、非常にやりがいも感じますね。

03 解決実績(1)

常に全力の人情派弁護士。思わず涙した経験から学んだこととは

――印象に残っている解決事例を教えてください

弁護士一年目のときに担当した、子の引き渡し請求事件が印象に残っています。
夫が子どもを連れて遠方にある実家に帰ってしまい、子どもを返してほしいという妻側の依頼でした。
裁判手続きも順調に進み、子どもを妻側へ引き渡す決定が出ました。
そして引き渡し当日、当時所属していた事務所のボスとともに、私もその引き渡しの場に立ち会うことになったんです。
夫とお子さんが滞在していた夫の実家に到着すると、夫ももう諦めたような感じで。
でも、子どもに心配かけまいと気丈に振る舞い、頭をポンポンとなでて「じゃあまたね」と。子どもをこちらに引き渡したんです。
この様子を見た私は、人目もはばからず涙が止まらなくなってしまいました。。
今思い出しても泣きそうです。


――切ないシーンですよね。

そうなんです。
離婚・男女問題は特に、依頼者の方だけでなく相手や子どもたちなど関係者の気持ちも考えた対応も必要です。
全力で事件に関わり、お互いの気持ちが手に取るようにわかるからこそ、当時はつい涙が溢れてしまって。
ボスのフォローもあり、その場は事なきを得ましたが、まだまだ自分は未熟だなと感じましたね。
この経験があったからこそ、今では依頼者の方に真剣に寄り添うけれど、“同化”はしないようにと気を付けています。


――“同化”はしない?

弁護士は第三者的な冷静な立場でいることも非常に大切だと思っています。
依頼者の方に誠実に寄り添いつつも、事案を俯瞰的に見て建設的な解決をはかるために努力をする。
あくまで第三者としての立場を忘れてはいけないのです。


この出来事は、今後私が弁護士としてどうあるべきかを考えるきっかけになりましたし、精神的にも成長できた経験となりました。

04 解決実績(2)

負のスパイラルから救いたい。“人情”で被疑者の人生を立て直す

――印象に残っている解決事例を教えてください。

離婚・男女問題を中心に担当しているのですが、ここでは刑事事件のエピソードを紹介させてください。
以前私が国選弁護人として担当した事件です。
被疑者の仕事はドライバー。
現場仕事の方々を、車で送迎する仕事をされていました。
その被疑者には家がなくて、送迎に使っていた車で寝泊まりしていたんです。
そんな中、勤務中に交通事故を起こしてしまった被疑者。
初犯だったこともあり、早期に釈放はされたのですが…。
交通事故の一件で、仕事は辞めざるを得なくなりました。。
車はボロボロになってしまったので廃車に、さらには免許まで取り消しになってしまいました。


――住む場所も職も失ったんですね。

そうなんです。
通常国選事件というのは、被疑者が釈放されれば弁護人としての活動は終了となる場合がほとんどです。
でもそれだと、私自身がとても納得できなくて。
本当に被疑者のことを考えているのなら「事件が終わって外に出られたら、はい終了」なんて、あまりにもそっけないというか。
そこで私は、家も職場も失った被疑者を、NPO法人が運営している施設に入居させる手続きもサポートしました。その施設では就業支援も行っていましたので、被疑者はぶじに住む場所と職を確保して、新しい生活をスタートさせることができました。


――国選で受けた案件ですよね?

はい。ですので当然、交通費も荷物の運搬費用も何も出ませんし、自腹です(笑)
それでも、今後の被疑者のことを考えると、何もせずにはいられませんでした。事件は終了しましたが、住む場所も職も失った状態で外に放り出されただけでは、生きていくためにまた犯罪を犯すかもしれませんよね。
そうなると、この環境から抜け出したいのに抜け出せない、負のスパイラルにはまってしまうではないか、と思うんです。
これは、絶対に避けたかったんですよね。


――先生の人情を感じます。

ありがとうございます(笑)

その被疑者からは大変感謝していただき、後に「自分名義でアパートを借りたよ」「ちゃんと働いているよ」と近況報告の電話をかけてきてくれました。
私が担当したことでこの方にとっての転機となり、人生を立て直すサポートができたのかなと。
自己満足かもしれませんが、とてもやりがいを感じた事件でしたね。

05 信念、今後の展望

「離婚・男女問題なら松岡に相談しよう」その道を極めるエキスパートに

――弁護士としての信念を教えてください。

とにかく誠実であることです。
調子のいいことばかりを言って事件をお引き受けするのは、その場限りではいいかもしれませんが、事件を進めていくうちに次第にメッキが剥がれ、依頼者の方の不信感にもつながるでしょう。
私は、メリット・デメリットを含め、弁護士としての見解や見通しはきちんと伝えるべきだと考えています。
法的な見解を伝えたうえで、解決はもちろんですが、お気持ちの面でも納得のいく結果になるよう精一杯対応していきたいです。

また、当事者だけでも既に揉めているのに、弁護士が一緒になって感情的になっては、更に問題が複雑化・長期化してしまいます。
弁護士が突っ走り、依頼者の方を置いてけぼりにしてはなりません。

依頼者の方と丁寧にコミュニケーションを重ねながらトラブルに向き合い、一緒に解決の糸口を見つけていけるような、身近な存在の弁護士でありたいです。


――今後の展望を教えてください。

「離婚・男女問題なら松岡に相談しよう」そう思ってもらえるくらい、離婚・男女問題に精通した弁護士になりたいですね。
冒頭でもお話しましたが、私の父の教えは「やるからにはその道の一番を目指せ」ですので。
今後は、離婚・男女問題の解決なら右に出る人はいないというくらい、さらに専門性を磨いていきたいです。


――先生はとても気さくなので、言い辛いことでも何なく話してしまいそうです。

私は東京の下町生まれで、常に人情溢れる方々に囲まれて育ってきました。
そのせいか、弁護士によく抱きがちな「気難しそう」「威圧感があって怖い」といった印象を抱かれることは全くありません。
依頼者の方から「色々な弁護士を回ったけど、松岡先生が一番包み隠さずお話できた」「松岡先生にご担当いただけたことが唯一の救いでした」と言っていただけたときは、全力で取り組んでよかったなと思えます。

人生で弁護士に依頼しなければならない事態に遭遇することは、そう多くはありません。
そのような状況下で私を選んでくださったというご縁は、大切にしたいですね。
お困りごとがあったら、まずは松岡と軽くおしゃべりしてみようかなくらいの感覚で。気軽にご相談にお越しいただけたらなと思っています。
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