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なかむら はるき
中村 元起弁護士
nac刑事法律事務所
勝山町駅
愛媛県松山市歩行町1丁目9-2 メイプルハウス101
対応体制
  • 分割払い利用可
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • WEB面談可
注意補足

離婚、相続、不貞行為の慰謝料請求等の一般民事のご相談・ご依頼には、対応しておりません。ご連絡いただいてもご返信・ご対応しかねますので、ご了承ください。利益相反の関係から、誠に申し訳ございませんが、主として加害者(被疑者、被告人)からのご依頼を受けております。

インタビュー | 中村 元起弁護士 nac刑事法律事務所

四国で唯一の刑事専門弁護士。元検察官の知見で加害者の不安を払拭し、罪の意識に寄り添う

検察官のキャリアを経て、現在は松山にnac刑事法律事務所を構える中村元起(なかむらはるき)弁護士。
検察官、弁護士として500件を超える事案に向き合ってきました。

加害者だけでなく、その家族にも温かく寄り添う姿勢が印象的。
そして被害者の安心も追求し、高い示談成立率を誇ります。

そんな中村弁護士の趣味は料理で、朝食の係を担当し、時間があるときは魚を捌くほどの本格派です。
現在は一児の父として、育児にも奮闘しています。

本記事では、中村弁護士のこれまでの歩みや弁護スタンス、そして豊富な実績についてご紹介しましょう。

01 これまでの歩み、弁護スタンス

検察官から刑事弁護人へ。真相を明らかにし、償う気持ちを尊重する

――先生は、元検察官だとうかがっています。

はい。弁護士になる前は検察官として、東京、千葉、松山の検察庁で執務しておりました。
最終的に松山の住みやすさに魅了され、弁護士としてnac刑事法律事務所を構えることになりました。


――検察官と弁護士、立場が真逆では?

おっしゃるとおり検察官は、被疑者・被告人の犯罪事実を証明し、与えるべき刑罰を裁判官に求める仕事です。
一方弁護士は、被疑者・被告人の権利を守る立場なので、検察官と弁護士は敵同士だと思われるかもしれません。
でも実は、本質的には同じなんですよ。


――本質ですか。

刑事訴訟法第1条にも書かれている通り、検察官も弁護士も「事案の真相を明らかにする」という同じ目的を掲げています。
実際に私自身、真相を曖昧にして無罪を狙うような弁護手法は好みません。
むしろ真実を明らかにしたうえで、早期の身柄解放や量刑の軽減に尽力し、罪を償いたいと考えている加害者に寄り添いたいというスタンスです。

この点、検察官の経験があるからこそ、どこに手を差し込めば裁判所の印象が変わるのか、どうすれば反省の意がより伝わるのかが分かるのは、私の強みでもあります。


――では検察官と弁護士、どちらのほうがご自身に合っていると思いますか?

難しい質問ですね(笑)
検察官もやりがいのある仕事でしたが、弁護士の方が依頼者さまの本音に触れる機会が多いと感じています。

弁護士は依頼者さまのご家族ともお話しするので、そこで初めて分かる事情もあるんですよ。
たとえば、なぜ依頼者さまが前科をつけたくないのか。それは、単に世間体を守りたいからだけとは限りません。
ご家族からよくよく話を聞くと、検察官時代には知り得なかった真相が明らかになることもあるんです。
同じ刑事事件でも弁護士にしか見えない世界がありますし、何より依頼者さまに直接感謝していただける仕事なので、検察官とはまた違ったやりがいがあると感じています。

02 弁護士としての強み

先が見えない不安に光を。加害者家族にも誠実に向き合う温かさ

――先生が刑事弁護を専門にしているのは、やはり検察官経験があるからでしょうか?

もちろんそれもありますし、特定の分野に特化したほうが、クオリティの高いサービスを提供できると考えているからです。
お医者さんでも外科や内科、産婦人科や皮膚科など専門分野を設けていますよね。


――では、先生の強みを教えてください。

一番は検察官の経験があるからこそ、事件の具体的かつ正確な見通しをお伝えできることです。

突然逮捕され、依頼者さまはこの先どうなるのか、前科が付いたらどうしよう、仕事や子どものことは?と不安で仕方ないはずです。
私は検察側の立場もよく理解できるからこそ、今後の手続きの進み方や処分の程度もある程度具体的に予測できます。

そして依頼者さまだけでなく、ご家族も非常に苦しく辛いんです。
私はご家族にも誠実に向き合い、先が見えないという漠然とした不安を解消するために手を尽くして対応しています。


――元検察官と聞くと怖いイメージがありましたが、先生は真逆ですね。

確かに、「怒られたらどうしよう」と不安に思う依頼者さまもいらっしゃいます。
でも、安心してください。
事務所名の「nac」は、「nestle(寄り添う) and communication」の略です。
依頼者さまやそのご家族に寄り添い、しっかりコミュニケーションをとって不安を解消したいという想いを込めて名付けました。

元検察官だからといって、依頼者さまを軽蔑して冷たい対応をとることは絶対にありません。
先入観を持たず否定せず、じっくりとお話をお伺いしますので、お気軽にいらしてくださいね。


――ちなみに事件には、先生おひとりで対応されているのですか?

はい。当事務所の弁護士は私だけなので、ご相談から解決まで全て私が責任を持って対応いたします。
そのため、受任案件の上限を設けているんです。
大変心苦しいことではありますが、その分依頼者さまとご家族に誠実に向き合い、クオリティの高いサービスをお約束いたします。

03 解決実績

執行猶予中の再犯。更生意欲を強く訴え、厳しい状況を乗り越えた

――印象に残っている解決実績を教えてください。

執行猶予中に、再度万引きをしてしまった事案をご紹介します。
執行猶予中の再犯となると、通常は実刑を免れません。
再び執行猶予が認められる可能性は、5%に満たないと言われています。


――厳しい状況です。

依頼者さまとそのご主人は、どうにか実刑を免れたいとご希望でした。
そこで私は、裁判のためではなく、依頼者さまが今後同じ過ちを繰り返さないためにも、病院で治療を受けることをお勧めしたんです。
加えてご主人にも法廷で証人になってもらい、更生に向けたサポート体制が整っていることを証言していただきました。

そして、ご本人の反省と再発防止に向けた努力の軌跡を強く訴えかけた結果、最終的に再度の執行猶予判決を勝ち取ることができたんです。


――依頼者の反応は、いかがでしたか?

依頼者さまもご主人も、涙を流して喜んでくださいました。
難しい事件ではありましたが、ご夫婦の今後を考えても、最善の結果を出せたと思っています。

04 解決実績

中立の立場で臨む示談交渉。綿密な環境調整で再度のトラブルを防ぐ

――先生は示談交渉も得意だとか。ぜひ実績を教えてください。

逮捕前に示談を成立させられたケースをご紹介します。

依頼者さまは、盗撮をした学生でした。
警察から呼び出されるかもしれないと不安を抱え、ご家族と共にご相談にいらしたんです。


――もし逮捕・起訴されてしまえば、学業や就職にも影響があるのでは?

その通りです。
依頼者さまは今後の不安から、涙を流して反省していました。
私はまず親御さんの身柄引受書と、依頼者さまが全ての罪を認めて反省しているという内容の調書を作成して、警察に提出しました。

その後は、迅速な示談交渉です。


――示談では、どのような点に注力されたのですか?

本件に限らず示談交渉では、私自身の立場を被害者へ明確に示すことを心がけています。

私は加害者の味方ではなく、被害者と加害者の間に入る中立的な立場だとお伝えしています。
すると、最初は心を閉ざしていた被害者も、ご自身の希望を徐々に話してくださるんです。


――被害者の話しやすさも意識されていると。

はい。加害者と被害者が再びトラブルに発展しないよう、両者の間で環境を調整することも、弁護人の重要な役割です。
たとえば示談書に加害者のご両親の連絡先を記載しておけば、再犯の抑止と被害者の安心にもつながります。
結果として、スムーズに示談が成立するケースも少なくありません。
依頼者さまの利益も重要ですが、被害者の希望を汲んで不安を極力減らすことも、同じくらい大切なんです。

本件でも同様に、まずは被害者のお話を丁寧にお伺いしました。
そして加害者ができる最大限をご提案して、双方にメリットがある落としどころを探った結果、早期に示談を成立させることができたんです。

なるべく早く解決したい、身柄拘束や将来への影響を最小限にしたいとお悩みであれば、一度ご相談ください。

05 今後の展望、メッセージ

全ての人に誠実であれ。捜査段階、起訴状を受け取ったら迷わず相談を

――今後の展望を、教えてください。

四国には、刑事弁護専門の事務所がありません。
だからこそ、これからも地域に密着し、皆さまの不安を減らせる仕事ぶりと事件解決を目指していきたいです。

不起訴なのか執行猶予なのか、依頼者さまの状況によって求めるものは異なります。
依頼者さまやご家族のご希望もしっかりと汲んだうえで、皆さまにとってベストな解決をする。
そして捜査機関に対しても依頼者さまに対しても、誠実に向き合う弁護人でありたいです。


――最後に、メッセージをお願いします。

既に捜査が始まっているけれど、一体どうなっているのか状況がわからないと困っていませんか?
在宅事件で起訴状が届き、国選弁護人と私選弁護人のどちらに依頼すべきか迷っていませんか?
そんなときはぜひ早急に、私にご相談ください。

私は検察官時代から、被疑者・被告人の話しやすさを意識していました。
これは弁護士になっても変わりません。
事務所の内装は法律事務所らしくない、木の温もりを感じる柔らかな雰囲気です。
肩の力を抜いて、安心してお話しくださいね。
いつでもご相談、お待ちしております。
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