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てらい ともひろ
寺井 友浩弁護士
渋谷第一法律事務所
渋谷駅
東京都渋谷区渋谷2-10-15 エキスパートオフィス渋谷7階
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インタビュー | 寺井 友浩弁護士 渋谷第一法律事務所

遺産の不当利得返還請求訴訟、全面勝訴をたぐり寄せた尋問。痴漢や盗撮の不起訴処分も

全国展開する2つの事務所を経て独立した、渋谷第一法律事務所の寺井 友浩先生(てらい ともひろ)弁護士。
新たなキャリアを歩み出した今は、とくに男女問題や相続、刑事事件などに力を入れています。

使い込まれた遺産の返還を求めて全面勝訴した裁判、離婚後会えなかった子どもと数年ぶりに再会した面会交流、盗撮で逮捕された男性を救った前科のつかない不起訴処分…。
固い扉をこじ開ける力強い弁護活動に迫ります。

01 弁護士としてのキャリア

全国展開の事務所で約8年、都内で独立。LINEやオンライン相談も

ーー現事務所を開業するまでに、どんなキャリアを歩んでこられたんですか?


独立するまでに2つの事務所で経験を積みました。
いずれも全国各地に拠点を構える大規模な事務所で、計8年間ずっと東京都内で活動してきました。

ただ、後輩の指導や経営にも携わるようになり、事件の現場を離れる機会が少しずつ増えてきたんです。

「困っている人を助けたい」。
私は弁護士だった叔父の姿に憧れ、そう思ってこの世界に足を踏み入れました。
ですから、常に依頼者さまのそばで事件に向き合っていたいんですよね。
もともと独立志向は強かったので、ちょうどいい時期だと判断して現事務所を開業したんです。


ーー依頼者をそばで支える。今まさに、それを実践されているわけですね。

当事務所の弁護士は私ひとりですから、最初のご相談から事件終結までつきっきりでサポートさせていただいています。

また、事務所への電話がスマホにつながるシステムを導入しているので、出先からでもいつでも対応できます。
ホームページで公開しているLINEでも気軽にお問い合わせいただけますし、ご相談や契約をオンラインで済ますことも可能です。

依頼者さまの事情や要望に合わせた、きめ細やかな対応とサービス。
それが当事務所のスタイルであり、強みにしている部分です。

02 注力分野と解決事例①

不当利得返還請求訴訟で全面勝訴。母子の面会交流を数年ぶりに実現

ーー現在はどんな事件をメインに扱っているんですか?

個人から法人まで幅広くカバーしていますが、なかでも多いのが相続や離婚・男女問題です。
とくに相続は団塊の世代が75歳を超え、今後トラブルがさらに増えるはずです。

つい最近も、亡くなったお母さまの遺産をめぐってご兄弟が激しく対立する事案がありました。


ーー事件や結末の詳細をお聞かせください。

問題の発端は、弟さんがお母さまが亡くなる前に預金口座から大金を引き出していたことです。
それを「取り戻したい」と、お兄さまからご相談をいただきました。

お母さまは生前、認知症を患っており、病院から資料を取り寄せたところ要介護3の認定を受けていたことがわかりました。
そこで、弟さんによる預金の引き出しはお母さまの意思に基づくものではないとして、返還を求める訴訟を提起したんです。
いわゆる不当利得返還請求訴訟です。

弟さん側は一切譲ろうとせず反論してきましたが、全面勝訴の判決を手にすることができた事件でした。

決め手のひとつになったのは、弟さんへの尋問です。
質問を畳みかけ、相手が言葉につまる場面を何度もつくったんです。
それによって、向こうの言い分の矛盾点をいくつも浮かび上がらせました。


ーー離婚や男女問題でも、同様に印象に残っている事件があれば教えてください。

離婚後長くお子さんと会えていなかった女性が、数年ぶりにお子さんとの再会を果たしました。
そのお手伝いができた事件も心に残っていますね。

離婚やその後の経緯を、詳しくお伝えします。
元夫のモラハラ(モラルハラスメント)に悩んでいた女性はある日、夫に離婚の意向を告げました。
すると夫は、離婚の条件に親権を手放すこと、今後一切お子さんと接触しないことを挙げてきたそうです。

女性は精神的に追い詰められていたため、「一刻も早く離婚できるなら」と同意。
それから数年経って、どうにかお子さんと会えないかとご相談にいらしたんです。


ーー女性にとっては苦しい時間だったはずです。それで、どう解決したんですか?

裁判所に面会交流調停を申し立てました。
元夫側は抵抗してきましたが、およそ半年後です。
月に数回の面会交流と、場合によっては宿泊も可能という内容で調停を成立させられたんです。

ただ、まだ続きがあります。
元夫は裁判所の判断を無視し、面会交流を阻んできたんですよ。
ですから私が電話で説得し、なんとかようやく数年ぶりに女性とお子さんは再会できたんです。

後日、女性からはお子さんと一緒に映った写真を送っていただきました。
それが本当に幸せそうな表情だったんですよ。
あの笑顔は一生忘れられませんね。

03 注力分野と解決事例②

痴漢や盗撮などの性犯罪を不起訴処分へ。専門のクリニックと連携

ーーほかに今、注視している事件や問題はありますか?

痴漢や盗撮などの性犯罪ですね。
これから暖かくなり薄着になる機会が増えると、痴漢や盗撮が増加するからです(インタビューは3月に実施)。

即座に被害者との示談交渉に動き、早期釈放や不起訴を目指すのが基本方針ですが、同時に再犯防止の手立てを打つことも重要になってきます。

というのも、性犯罪の背景には依存症など精神面に何らかの問題が潜んでいるケースが多いからです。


ーーその克服やケアまでサポートされているんですか?

それが必要と判断した際は、治療やカウンセリングに特化したクリニックをご紹介するようにしています。
専門的なクリニックであれば、細かい症状や治療計画などを記した意見書を作成してくれるんですよ。

それがあれば早期釈放や不起訴につながりやすくなりますし、治療していただくことで依存症などを克服できる可能性も十分あります。

以前、盗撮容疑で逮捕された男性の弁護を担当したときもそうでした。
ただ、そのときは被害者の精神的なダメージが非常に大きく、示談交渉が難航したんです。


ーー被害者にとってはトラウマになりかねない深刻な問題ですもんね。

というのも、現場は会社の忘年会の場で、依頼者さまはお店のトイレにカメラを仕掛けていたうえに、被害者とは上司と部下の関係にあったんです。
普段一緒に仕事をしていた分ショックも大きかったようで、被害者は会社を休職して実家に帰るほどだったんです。

あのときは示談を急ぐのは得策ではないと考え、慎重にタイミングを見計らいながら話し合うようにしましたね。
同時に、示談以外にできることも模索しました。
依頼者さまにはクリニックを受診していただき、治療計画などを盛り込んだ意見書を用意してもらったんです。

その後成立した被害者との示談書とともにそれを検察に提出したことで、なんとか不起訴に持ち込むことができました。
前科がつかなかったことに、依頼者さまはホッと一安心されていましたね。

04 悩んでいる人たちへ

いつかきっと、笑える日が来る。苦難に耐え、一緒に乗り越えよう

ーー力強い弁護活動が光りますが、普段どんな視点や考え方を大切にされているんでしょうか?

依頼者さまの思いに、寄り添いすぎないようにすることです。
冷たい言い方に聞こえるかもしれませんが、そうではありません。
むしろ、それこそが最終的に依頼者さまの利益につながるからです。

依頼者さまの不安や悩みに感情移入しすぎると、冷静な判断を下せなくなる恐れがあります。
しっかり寄り添いつつも、常に物事を俯瞰して多角的にとらえること。
それがあるべき弁護士の姿ではないでしょうか。


ーーどんな事態に直面しても動じない。そんなブレない信念をお持ちなんですね。

そこは私自身のもともとの性格でもあって、小さい頃から何事にも動じない、精神的にタフな面があったんです。

そんな私が行き着いた、人生訓のようなものがあります。
たとえ悪いことが起きても、将来それを経験してよかったと思える日が来る、ということです。

身近なところでいえば、私にとってはたとえば受験に失敗して浪人したこともそうです。
あのときはつらい時期を過ごしましたが、それを乗り越えたから今があるわけです。

依頼者さまにも、ぜひそのことをお伝えしたいですね。
今は心底つらくても、乗り越えた先にきっと明るい未来が待っているはずです。
そして、そのために私が全力でサポートさせていただきます。
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