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なかざわ あきたか
中澤 彰孝弁護士
中澤法律事務所
上諸江駅
石川県金沢市北安江4-18-13
対応体制
  • 分割払い利用可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • WEB面談可

インタビュー | 中澤 彰孝弁護士 中澤法律事務所

子の引き渡しに成功し、親権を獲得。キャリア約14年、交通事故や相続にも強い金沢の代表弁護士

約14年にわたって、地元・金沢で活動している中澤法律事務所の代表・中澤 彰孝(なかざわ あきたか)弁護士。
地域に愛される町医者のように、離婚や相続、交通事故などさまざまな住民のSOSに耳を傾けています。
子どもの引き渡しと親権を獲得した事案、交通事故の治療費をもぎ取った裁判など、数々の窮地を救ってきました。
これまでの道のりや、地元住民への思いなどをお聞きしました。

01 キャリアの足跡

地元・金沢で独立して約14年。地域に根ざしたアットホームな法律事務所

ーー長く金沢市で活動されていらっしゃるそうですね。

弁護士登録後にすぐに独立し、金沢市内に現事務所を開業しました。
以来、約14年にわたってずっと金沢を拠点に活動しています(2025年3月現在)。

金沢は私の地元であり、高校まで過ごした思い出がつまった場所なんです。
大学進学を機に上京しましたが、故郷に貢献したい一心で戻ってきました。

当事務所の立地は主要幹線道路からのアクセスがよく、駐車場もご用意しています。
法律事務所は裁判所の近くに集中しがちですが、そうではなく住民の方々にお越しいただきやすい場所を選びました。


ーーすぐに独立するのは大胆な決断に見えます。ここまでの道のりはいかがでしたか?

地域に根ざした診療所のように、どんなお悩みにも寄り添う。
そんなアットホームな事務所であろうと心がけてきました。

ありがたいことに人とのご縁に恵まれ、開設当初からたくさんのご相談をいただいています。
金沢を中心に、近郊にお住まいの方々が私を頼りにしてくださっているんです。

ご相談内容は、多岐にわたります。
離婚や不倫の慰謝料、相続、交通事故、不動産、労働、消費者問題、債務整理などです。
顧問業務をはじめ、企業法務もお引き受けしています。

02 取扱分野と実績①

夫に子どもを連れ去られるも、親権を獲得して離婚成立。複雑な相続も

ーー実際にどんな事件を解決してきたのか。一例をお聞きできますか?

ご相談の多いトラブルのひとつとして、お子さんが絡む離婚の事案をご紹介します。

夫にお子さんを連れて家を出て行かれ、離婚調停を申し立てられた女性の弁護を担当した事案です。
女性は離婚には応じる意思を示しつつも、「絶対に子どもを連れ戻し、育てたい」と決死の覚悟を口にしていらっしゃいました。

私たちが目指したのは、お子さんを引き渡してもらうこと、そして親権の獲得です。
ただ、夫も親権を強く希望していたうえ、ほかにも不利に働きかねない要素がありました。


ーーそれは一体、何だったんですか?

子の引き渡しについては、子どもが今現在の生活環境に適応しているときは、それを変更することは健全な成長に悪影響を与えかねないという考え方があります。

そのため、夫との生活が長引くほど、裁判所は現状を変更しないほうが望ましいとの判断に傾きかねない恐れがあったんです。


ーーつまり、お子さんを連れ戻せなくなるかもしれないと。迅速に動く必要があったんですね。

ですから、連れ去られてから2週間程度でお子さんの引き渡し、監護者指定の審判を申し立てました。

その結果、お子さんを依頼者さまに引き渡すべきとの審判が下るとともに、親権も獲得するかたちで無事に離婚を成立させることができました。女性のこれまでの監護実績を、裁判所にしっかり伝えられたことなどが決め手になったかたちです。


ーー依頼者はホッと一安心したでしょうね。

お子さんの連れ去りについては、父親側でうまくいったケースも少なくありません。

いずれにしても、子どもが絡む問題は夫婦双方の感情がヒートアップし、激しく対立しやすい面があります。
うまく解決するには、お子さんの意向や視点も忘れてはいけません。
相手に親権が渡る場合は面会交流を充実させるなど、親子にとって望ましい解決策を探し出すようにしています。

また、近く導入される予定の共同親権も気がかりです。
現場でどう運用されるのか、判断基準が不透明な部分が多いからです。
私は研修に参加するなどし、お力になれるよう備えています。
不安なことがあれば、気軽にお声がけいただきたいですね。


ーー感情的な対立という点では、相続も親族間で争いが激化しがちだと聞きます。

親族が多いと余計に遺産分割で揉めやすく、お金や不動産の分配をめぐって折り合いがつかないケースは多々あります。
そんなときも、ぜひ私にお任せいただけるとうれしいですね。

財産の調査から協議、調停まで、また遺言の作成なども含め徹底的にサポートさせていただきます。
司法書士や税理士、不動産業者とのネットワークもあるので、複雑な事案も十分お手伝いできるはずです。

03 取扱分野と実績②

事故に遭った子どもの治療費。一蹴されるも訴訟で和解、損害として認定

ーー離婚や相続のほかはどうですか?相談の多い分野、事件があれば教えてください。

交通事故のご依頼も多く、キャリアを通じて力を入れてきました。
死亡事故や重大事故、保険会社との交渉、後遺障害等級認定などの経験が豊富にあります。

事故でケガを負っても、保険会社は因果関係はないとして治療費の支払いを拒否したり、重い後遺症が残っても賠償金をできるだけ抑えようとしてきます。
治療をしながら保険会社と交渉するのは精神的にも負担が大きいはずですし、何より保険会社にうまく言いくるめられてしまう恐れがあります。

だからこそ、私を頼っていただきたいんです。
交渉をうまくリードし、適切な賠償金を手にできるよう力を尽くします。


ーー実際、そうやって賠償金を獲得したり、増額したりしてきたと。

たとえば以前、追突事故に遭った方からSOSが届いたときのことです。
問題になったのは、乗車していた未就学児のお子さんの治療費でした。

お子さんは事故直後から不眠やぐずりなどの不調を感じ、病院や整骨院に通院していたんです。
ただ、保険会社の対応はとても冷徹なものでした。


ーーどんな冷たい対応をされたんですか?

診断書に自覚症状に関する記載がないことなどを理由に、事故当日の受診以外のすべての治療費について、損害として認めないと通告してきたんです。

ただ、治療を受けているのはまだ小さなお子さんです。
自覚症状をうまく説明できなくとも、やむを得ないと思いませんか?
交渉決裂後の訴訟でそういった点を粘り強く訴えたところ、裁判所から治療費を損害として認める内容の和解案が提示され、保険会社も応じたことで和解が成立したんです。


ーーそうした一般の事件のほかに、弁護団活動にも積極的に携わっておられるそうですね。

代表的なのが、B型肝炎訴訟です。
新人の頃から10年以上にわたって、北陸弁護団の一員として被害者の救済に奔走してきました。

また、レセプト債問題もあります。
レセプト債とは、医療機関が診療報酬を受け取る権利をファンドに売却し、証券化したもの。
それを発行したファンドが破綻し損害が生じたとして、投資家らがレセプト債を販売した証券会社などに損害賠償を求めた訴訟の弁護団にも加わっています。

04 依頼者への思い

地元生まれ、近い距離感、穏やかな雰囲気。「気軽に相談してほしい」

ーー温和な雰囲気、やわらかい語り口。それがとても印象的です。

「一緒にいて安心する」「話しやすくて助かった」。
依頼者さまからは、よくそうご指摘いただきます。
私は地元の人間ですし、方言なんかも交えながら、知人と親しく話すような感覚でご相談いただけているんだと思いますね。

それに、ここは個人事務所ですので、最後まで私がつきっきりでお手伝いできます。
その点にも、きっと安心していただけるはずです。


ーーそうですね。本当に心強いと思います。

一人ひとりの不安や悩みに共感し、耳を澄ましてお話を聞くことは私が最も大切にしているポリシーのひとつです。
ただ、それだけではこの仕事は務まりません。

一歩引いた目線で事態を冷静に分析するとともに、デメリットなども包み隠さずお伝えし、具体的な解決策をお示しする必要があります。
一緒になって悩むだけの人ではなく、しっかり支えてゴールへ導ける人。
私は常に、そんな弁護士でありたいと考えています。

そして、やるからには依頼者さまが納得いくまで、とことんやり切る。
その覚悟を胸に、これからもどんな事件にもベストを尽くしていきます。
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