交通事故の事例紹介 | 中澤 彰孝弁護士 中澤法律事務所

取扱事例1

• 保険会社との交渉

保険会社が通院の必要性を認めなかった整骨院への通院について、治療費等を損害として認める和解が成立した事例

【相談前】
未就学児の子と乗車中、追突事故に遭った。
子の治療について、他覚症状は無く、子自身も症状を説明はできなかったものの、事故直後より不眠やぐずりなどの不調を来していることから複数の病院や整骨院へ通院をした。
しかし、保険会社からは、事故当日に頸椎捻挫の診断がないことなどから、事故当日の受診以外の全ての治療費について、損害として認めないと言われた。

【相談後】
交渉では解決しなかったため、訴訟となりました。
訴訟では、相手方より、診断書には自覚症状についての記載も無いこと等が主張されましたが、当方より、未就学児の子が適切に自覚症状を説明できなくともやむを得ないことなどを主張しました。
その結果、裁判所より、子の治療費を損害として認める内容の和解案が提示され、双方がこれに応じたことから和解成立となりました。

【コメント】
保険会社が損害として認めないとしても、裁判所などによる手続を通じ、損害が認められる場合もあります。
治療費の打ち切りなどを通告された場合にも、同様に、治療の必要性があれば、損害として認められる場合がありますので、お気軽にご相談ください。