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かとう けんいちろう

加藤 健一郎弁護士

千瑞穂法律事務所

立町駅

広島県広島市中区立町2番23号野村不動産広島ビル9階

対応体制

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注意補足

【面談予約電話受付:平日9:00~17:00】 ※現在、「企業法務」「労働・雇用(企業側)」「離婚・男女問題」「借金・債務整理」分野のお問い合わせのみ承っております。

企業の人事・労務問題が注力分野。「本業に集中する」「裁判で負けない」ための法律顧問業務。

法曹一家に生まれ、裁判所職員から弁護士へとキャリアを重ねてきた千瑞穂法律事務所の共同代表・加藤 健一郎(かとう けんいちろう)弁護士。
これまで一貫して力を注いできたのが企業法務で、行政機関や上場企業、中小企業の訴訟案件、相談業務を任されてきました。
なかでも得意としているのが、人事・労務問題です。
「経営者と従業員をつなぐハブになる」。
その言葉に込めた思いとはーー。

01 弁護士としてのキャリア

裁判所職員から弁護士に、そして開業。裁判官を35年務めた父とともに

ーー最初に、これまでのキャリアの歩みについて教えてください。

私は祖父が検察官、父が裁判官という法曹一家に生まれました。
自然と法律に興味を抱くようになり、裁判所の職員としてキャリアをスタートさせました。

弁護士になってからは企業法務に強い法律事務所に就職し、国や地方自治体、大企業の顧問業務を中心に活動してきました。
その後、ロースクールのときの同期と現在の事務所を立ち上げることになります。


ーーその現事務所には、裁判官だったお父さまも在籍されているようですね。

父は裁判官を退官した後、70歳になるまで公証人を務めていました。
それも定年退職した後に、当事務所に加わってもらったんです。
まさか一緒に働くことになるとは思っていなかったんですけどね。

今、父には、所内の弁護士たちが担当する事件について、元裁判官の視点からアドバイスをしてもらうなどしています。

裁判官として35年働き、地方裁判所・家庭裁判所の所長も務めた父の経験と知識から、裁判の争点やポイントとなる事実などを分析してもらっているんです。
難解な事件に対処する際の知恵袋のような存在で、とても心強いですね。

02 得意分野と強み①

雇い止めの労働審判で全面勝訴。パワハラ裁判で賠償金を1/10に減額。

ーー事務所自体は多彩な事件をカバーしていますが、ご自身はどんな事件をメインに扱っているんですか?

最も実績豊富で、得意としているのが企業法務、とりわけ人事・労務問題です。
それに次いで、相続やインターネット問題のご相談も多いですね。

人事・労務問題は、パワハラやセクハラなどのハラスメント、解雇や退職、残業代や退職金のトラブル、問題社員への対応など多岐にわたります。
私の強みは、その経験数だと思っています。
人事労務案件については、弁護士になって以来10年以上、毎日のように対応してきたからです。

ーーしかも、行政機関や大企業のご相談も受けられています。問題が生じると、世間からより厳しい視線が注がれるはずです。

問題がこじれて大ごとになれば、マスコミに報道され、組織の信頼が一気に低下してしまいます。
何よりも大事なのは、トラブルを未然に防ぐこと、仮に問題が生じた場合でも速やかに適切な対応をとることです。

一般的に労働問題は、会社側が負けることが多いといわれています。
ただ、こまめにご相談いただいている顧問先の会社は、裁判や労働審判になってもほとんど負けたことがないんですよ。

敗訴の主たる原因は、十分な資料や記録がないことです。
なぜ解雇せざるを得なかったのか。
なぜ役員を解任する必要があったのか。
そこに至るまでの経緯をきちんと記録しておけば、それは裁判で有力な証拠になります。
ただ、適切な資料を残すことができている会社は少ないというのが現実だとは思います。


ーーだからこそ、顧問弁護士が必要だと。

従業員から雇止めの無効を申し立てられた労働審判、解任した役員に提起された損害賠償請求、パワハラを受けたとして従業員から損害賠償を求められた訴訟。
こうした労働関係訴訟で、これまでに何度も全面勝訴を勝ち取ることができました。

全面勝訴できなかった案件でも、約1,200万円の支払いを求められたパワハラ訴訟では、請求額の1/10以下の、およそ90万円で和解。
役員解任に伴って提起された訴訟でも、相手方が支払いを求めた金額約1,400万円から350万円程度に減額させて和解が成立した実績などがあります。

いずれも日頃からご相談をお伺いし、アドバイスさせていただいていることがもたらした結果だと考えています。


ーー地震などの災害と同じで、平時の備えが大切なんですね。

そうですね、そうした平時の備えは企業としての組織力強化になりますし、真面目に働いている従業員のためにもなるはずです。
トラブルが起きないように職場環境を整えることで、従業員の方も安心して働くことができます。
顧問業務の結果として、会社が本業に集中でき、事業活動が滑らかに回っていく状態を目指しています。

私たちが企業側のサポートに特化している理由は、まさにそうすることで会社も従業員も幸せになれると信じているからです。

経営者と従業員をつなぐハブになること。
これが顧問業務や人事・労務に携わる弁護士に求められる役割だと考えており、私自身が最も大切にしているスタンスです。

03 得意分野と強み②

同族会社の事業承継、複雑な相続問題。泥沼の争いを避けるために

ーー近頃は、社員が会社の悪評をSNS上に撒き散らすような行為がよくニュースになってる印象もあります。

経営者の問題発言が投稿されたり、根も葉もない悪評を書き込まれたりする問題ですね。
なかには上司の氏名や同僚の住所などの個人情報を晒すケースもあり、非常に深刻な問題です。

インターネットやSNSが恐ろしいのは、それが一度拡散してしまうと、完全に削除することが難しくなってしまうことです。
放置すれば企業への信頼が地に落ち、個人情報をさらされた人には身の危険が及んでしまいます。

そうした問題を含め、インターネットやSNSにまつわるご相談はここ数年で急増しています。
漫画や映画、アダルト動画などの違法ダウンロード問題も多いです。
対応に悩まれている企業の方や相手方との交渉が必要になっている方は、ぜひお任せいただきたいですね。


ーー相続はどうでしょうか?よくある相談などがあれば教えてください。

私がよく任せていただくのは、会社を経営されている方の相続問題や事業承継問題です。
一般的な家族間の相続と比べて複雑になるためか、企業法務を多く取り扱っている私に声をかけてくださることが多いんです。

たとえば、同族会社で事業承継にまつわる争いが生じた事件を担当したときのことです。

依頼者さまは、専務だった60代男性でした。
30年以上にわたって社長であるお兄さまと会社を支えてきたんですが、ある日そのお兄さまが亡くなってしまったんです。

すると、株式の過半数を持つお兄さまの息子さんから「直ちに会社から出て行ってもらいたい。退職金なども一切払わない」と告げられたそうなんです。


ーーそれでは収入が途絶え、老後の生活が成り立たなくなってしまいますよね。

それで困り果ててご相談にいらっしゃったんですが、数千万円の解決金を払ってもらうことで合意し、老後の生活に目途を立てることができました。
依頼者さまが一定の株式を保有されていたことを交渉材料に、何度も話し合いを重ねた結果です。

お兄さまの息子さんとは、最後は握手して終わることができました。
親戚付き合いも維持できたので、依頼者さまはほっと一安心されていましたね。

それまでは何の問題もなく会社経営していたのに、いきなり泥沼の相続争いに発展してしまう。そして、長く続いた壮絶な裁判の末、親族の関係性が崩壊してしまうことは珍しくありません。

なるべく将来に禍根を残さず、できるだけ早く、円満に着地点を見出す。
全員が100%満足することは難しくても、最後は少しでも笑って終われるように落とし所を探る。
私は、そんな解決の形を目指しています。

04 私の弁護哲学

丁寧な会話、相手の立場になって考える。円満解決に欠かせない交渉のスタンス

ーー交渉や話し合いが得意なんですか?

相手方を立てつつ、こちらの立場もしっかり理解してもらう。
そのあたりの調整や駆け引き、コミュニケーションは比較的得意なのかなと思います。

意識していることは、高圧的に畳み掛けるのではなく、丁寧に会話を重ねること。
問答無用で敵対するのではなく、相手の気持ちを理解しようとすることです。

実際に徹底することはなかなか難しい場合もあるのですが、こうした姿勢が最終的には依頼者の方の幸せにつながると信じて日々の業務に向き合っています。

依頼者の方のために苦労を厭(いと)わず、あらゆるリソースを使って全力投球する。
その覚悟を胸に、これからも一つひとつの事件に向き合っていきたいですね。
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