むらた ひでゆき
村田 英之弁護士
ユナイテッド・コモンズ法律事務所
西11丁目駅
北海道札幌市中央区南1条西10丁目4 南大通ビルアネックス
刑事事件の事例紹介 | 村田 英之弁護士 ユナイテッド・コモンズ法律事務所
取扱事例1
- 不起訴
23日間、接見に通い、否認を貫き通すことができた事案
依頼者:20代 男性
【相談前】
依頼者の上司が横領を重ねており、その穴埋めとして依頼者が集金した金銭を上司に渡すように指示されました。
依頼者としては上司の横領について知らずに上司の命令に逆らうことなく上司に渡していたところ、横領の共犯として逮捕されてしまいました。
【相談後】
依頼者は横領の事実を知らずに結果的に横領の共犯とされていた事案で、同情すべきものでした。
しかし、依頼者は気弱な性格で、苛烈な取り調べには耐えられず、取調官の誘導に乗って自白することが十分予想されました。
そこで、逮捕から勾留満期までの23日間、毎日接見に行き、取り調べの状況を聞き、依頼者を励ましました。
途中、案の定、取調官の揺さぶりにより、自白をしそうになったりもしましたが、何とか最後まで否認を貫き通すことができ、不起訴処分となりました。
【先生のコメント】
23日間、毎日接見に行ったのは、後にも先にもこの件だけでした。
否認すると苛烈な取り調べがなされるというのは昔から変わっていないので、無実の人でも毎日のように責められ続けると、自白してしまった方が楽と考えてしまう場合があります。
このようにして冤罪が産まれていくのです。
今回のケースでも苛烈な取り調べにより、くじけそうになったりもしましたが、最後まで否認を貫きとおすことができて接見に行った甲斐があったと思える事案でした。
依頼者の上司が横領を重ねており、その穴埋めとして依頼者が集金した金銭を上司に渡すように指示されました。
依頼者としては上司の横領について知らずに上司の命令に逆らうことなく上司に渡していたところ、横領の共犯として逮捕されてしまいました。
【相談後】
依頼者は横領の事実を知らずに結果的に横領の共犯とされていた事案で、同情すべきものでした。
しかし、依頼者は気弱な性格で、苛烈な取り調べには耐えられず、取調官の誘導に乗って自白することが十分予想されました。
そこで、逮捕から勾留満期までの23日間、毎日接見に行き、取り調べの状況を聞き、依頼者を励ましました。
途中、案の定、取調官の揺さぶりにより、自白をしそうになったりもしましたが、何とか最後まで否認を貫き通すことができ、不起訴処分となりました。
【先生のコメント】
23日間、毎日接見に行ったのは、後にも先にもこの件だけでした。
否認すると苛烈な取り調べがなされるというのは昔から変わっていないので、無実の人でも毎日のように責められ続けると、自白してしまった方が楽と考えてしまう場合があります。
このようにして冤罪が産まれていくのです。
今回のケースでも苛烈な取り調べにより、くじけそうになったりもしましたが、最後まで否認を貫きとおすことができて接見に行った甲斐があったと思える事案でした。