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ふかざわ としひろ
深澤 俊博弁護士
仙台かがやき法律事務所
青葉通一番町駅
宮城県仙台市青葉区一番町2-2-8 2階
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 初回面談無料
  • WEB面談可
注意補足

休日・夜間のご相談は事前予約が必要です。 収入や資産により、同一問題につき上限3回まで無料で面談相談が可能

インタビュー | 深澤 俊博弁護士 仙台かがやき法律事務所

10年の勤務弁護士を経て、仙台で独立。「純真な目」にこだわり、真実を追求する公明正大な弁護士の原点

10年の勤務弁護士を経て、2022年に仙台かがやき法律事務所を開設した深澤俊博弁護士。
曲がったことを嫌い、依頼者にとっての最善の解決を愚直に追求する姿勢は、「公明正大」という言葉がしっくりきます。
曇りのない目でしっかりと事案の本質にフォーカスし、数多くの難題を解決へ導いてきた深澤先生。
独立と同じタイミングで父親にもなり、いっそう責任感が増し、意欲がみなぎっています。
いつまでも純真な心を持ち続けられるその原点を辿りながら、弁護士としてのさらなる飛躍への想いについて伺いました。

01 弁護士を志した理由

地元で起こったある冤罪事件。子どもながらに感じた不条理

ーー地元長野・松本市で起こった社会的にも大きな影響のあった事件(松本サリン事件)が最初に弁護士を意識したきっかけになったそうですね。

まだ子どもでしたが、犯人でもない人があたかも犯人のように連日報じられていたので、なんだか違和感があったんです。
地元でも報道を鵜呑みにして、第一発見者で奥様も重傷を負っていた被疑者を疑っていました。
なんの罪もない人がある日突然、犯人扱いされる。
「冤罪って怖いな...」と子どもながらに思っていた記憶があります。


ーそれが頭の片隅にあって、進路を決めるころに法曹の世界を目指すきっかけになったのですね。

通っていた高校が被疑者の息子さんと同じということもあって、何となく他人事に思えず、法律学に興味を持ったのです。
法律知識が増えていくなかで、刑事事件においては逮捕や勾留等の手続きがしっかりと定められている。一方で、被疑者の権利は十分に守られているようには感じられませんでした。
仮に誤認逮捕であったとしても、その事実をマスコミが報道し、世論がそれを信じると、もう既成事実が出来上がってしまいます。
罪を犯したかもわからない時点で実質的に社会的制裁を受けるわけです。
弁護士は勾留中の被疑者に接することができる限られた存在であり、被疑者の権利を守るうえでとても重要な役割を担っていると強く感じました。

02 これまでのキャリア

2022年に独立。企業法務を軸に、離婚、借金、労働問題、刑事事件など幅広く対応

ーー修習後は地元や馴染みのある関西ではなく、仙台の法律事務所に入所されたのですね。

ちょうど修習が東日本大震災のタイミングだったのです。
弁護士として、微力でも被災地のお役に立てないかと考え、東北エリアで事務所を探し、縁のあったエール法律事務所に入所させていただきました。
企業法務や倒産事件を中心に、離婚、借金・債務整理、労働問題、交通事故、刑事事件まで幅広く対応しました。
とくに労務関係は企業顧問として重点的に対応していましたので、知見が豊富に蓄積されました。


ーー2022年には独立されています。弁護士になって10年の節目。どのような想いだったのですか。

「いずれは」というのは頭にありましたが、最初から10年と考えていたわけではありません。
十分にスキルが身についた7、8年目くらいの時に、「もっとステップアップするために何が必要か」と自問自答し、容易に周囲には頼れない環境に身を置く意味も含め、自分の事務所を立ち上げることを決意しました。
ちょうど結婚し、子どもを授かったタイミングでしたので、自分自身をいっそう奮い立たせる意味合いもありました。
妻が独立を応援してくれたことも大きかったですね。

03 得意分野と強み

否認事件で起こった思わぬ事態。改めて感じた人権の重み

ーー得意分野はやはり労働関係ですか。

実績が一番豊富な分野ですが、前の事務所では分野を問わず、なんでもやっていました。
企業法務では現在、社外監査役として上場へ向けた準備のお手伝いをしています。
企業顧問としては、IT系や医療関係の企業なども担当しましたので、幅広い業界の知見もございます。
借金問題にも数多く対応していますし、交通事故も多数の事案を解決しました。


ーーこれまでで印象に残っている解決事例にはどんなものがありますか?

たくさんあるのですが、ある違法薬物を所持していた刑事事件はいろいろな意味で記憶に残っています。
私は被疑者であるその彼女の弁護を担当しました。
同棲相手の男性が薬物を所持していたのですが、依頼者の女性は一貫して否認。
私は不起訴獲得に尽力しました。
その一方でひとつ問題がありました。
依頼者の女性はそのとき妊娠していたのですが、中絶をしたいと...。
そのために残された時間はもうわずかしかありませんでした。
そこで私は、手術ができるよう裁判官に勾留延長の取り消しを求めたのです。
依頼者にとっては人生の重大な分岐点。
全力で主張し、なんとか認めてもらうことができ、中絶にも間に合いました。

身柄の拘束が人権にとって大きな影響があることは認識していましたが、それを強く実感する事案になりました。
最終的に被疑者は不起訴にもなり、その意味でもとても印象に残っています。


ーー弁護士を志したきっかけとなった冤罪事件とどこかオーバーラップする部分もありますね。

否認事件においては、被疑者は容疑があるというだけで逮捕されているという状況です。
その人が犯人かどうかはまだわかりません。
にもかかわらず、身柄を拘束されているのです。
捜査という名目はあるものの、実質的に自由を奪われている状態です。
人権という観点でいうと、もう少し大切に考えてほしいと感じざるを得ないですね。
だからこそ、状況を覆すために私は全力を尽くしましたし、とても記憶に残っています。


ーー検察側も威信がかかっていますから、一筋縄ではいきません。

私が弁護人として強く意識しているのは、事実を捻じ曲げてはいけないということ。
場合によっては、有利に話を進めるために被疑者の証言が嘘かもしれないと感じても、あえてそのまま主張することもあるのかもしれません。
しかし、それでは結局、誰のためにもならないんです。
大事なことは事実を前提として、それをどのように評価するか。
事実は立場によって見方や解釈が変わってきます。
ですから、依頼者がなぜそのような主張をするのか、その理由や背景をじっくりヒアリングし、調査し、状況に近い判例とも丁寧に擦り合わせます。
弁護の過程では、相手側の弁護士から互いに利益があるよう取引を求められるケースもあるのでしょう。しかし、私は一切応じるつもりはありません。
真実を見通すためには、一片の曇りもあってはいけないと私は思うのです。

04 弁護士としてのモットー

笑顔や喜びにあふれる輝きある日常生活に戻れるよう、一緒に解決の道を歩んでいきたい

ーー先生には「公明正大」という言葉がしっくりきます。

どんな事案、事件でも真実は一つです。
しかし、それぞれの利害関係者の立場によって、見え方が違ってきたり思惑が交錯したりすることで、真実は歪み、埋もれていきます。
ブレないためには結局、純粋な目を保つことが一番なのです。

少し違う観点になるかもしれませんが、依頼者の方と関わるなかで、私は透明性がとても大切な要素だと考えています。
ですから、依頼者の方が最初に気にされる弁護士費用は、見積もりの時点で総額がいくらかかるのかを詳細に書面に記載し、丁寧に説明するようにしています。
お金のことで揉めるのは後味が悪いですし、信頼関係を構築するうえでマイナス要素しかありませんので。


ーー最後に今後に向けた思いをお聞かせください。

依頼者の方との距離が近く、直にお話ができる環境にあります。
依頼者の方とはこれまで以上に密にコミュニケーションをとりながら、より良い解決へ向かって一緒に歩んでいきたいと思っています。

事務所名にある「かがやき」は、一度は誰もが放っていた時期があるはずです。
困り事があったりトラブルに巻き込まれたりして、いまはそれが失われているのなら、私がそれを阻害している不安や障害を取り除きます。
そして、再び笑顔や喜びにあふれる輝きある日常生活に戻れるよう、一緒に解決の道を歩んでいきたいと思います。
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