守屋 典弁護士のアイコン画像
もりや つかさ
守屋 典弁護士
弁護士法人GoDo 静岡合同法律事務所
静岡駅
静岡県静岡市葵区両替町1-4-5 河村第一ビル3階
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 初回面談無料
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • メール相談可
  • WEB面談可
注意補足

後払い・分割払いは事件の内容によってお受けできない場合があります。 緊急性のある場合は、休日もご対応いたします。

刑事事件の事例紹介 | 守屋 典弁護士 弁護士法人GoDo 静岡合同法律事務所

取扱事例1
  • 加害者
逮捕後、即日接見。翌日に釈放された事例
【相談前】
逮捕されてしまった。
このままでは会社を首になってしまう、とのご相談をいただきました。

【相談後】
即日示談、検察官、裁判所に申し入れをし、翌日には釈放されました。
逮捕後には勾留という身体拘束の手続きがあります。
勾留は原則10日間です。
逮捕と合わせて2週間近くも拘束を受けます。
逮捕直後に弁護人を付けることにより交流を阻止することができます。
取扱事例2
  • 少年犯罪(加害者側)
子どもが重罪を犯してしまった事例
【相談前】
子どもが死刑の適用もありうる重罪を犯してしまった、とのご相談をいただきました。

【相談後】
非行の進度、家庭環境、自宅に帰った場合の生活環境の整備など綿密に裁判所との打ち合わせを繰り返し、審判後お子さまは自宅に帰ることができました。
取扱事例3
  • 万引き・窃盗罪
万引きが発覚したものの逮捕はされずに在宅のまま捜査されていた(懲役10ヶ月・公判段階のもの)

依頼者:40代女性

【1. 事案の概要】
万引きが発覚したものの、逮捕はされずに在宅のまま捜査されていた女性です。
検察官が裁判をするとの処分を下し、それと同時に私が国選弁護人に選ばれました。
事情を聞くと、数年前から突如として万引きを繰り返すようになり、過去に数回裁判を受け、実際に刑務所に10ヶ月服役したこともありました。
服役後、とある施設で更生を試みた時期もあったようです。
彼女の母親や彼氏から事情聴取したところ、突如万引きをし始める直前の頃、彼女にはとてもつらい出来事があり(詳しくは述べません)、心療内科に通っていたようでした。

【2. 方針】
近年の心理学の研究によると、精神疾患が窃盗癖と結びつくケースはよく見られ、クレプトマニアと呼ぶようですが、未解明の部分も多いです。
本件がクレプトマニアにあたるかはともかく、彼女の抱える精神疾患の改善が再犯防止に役立つのは間違いありません。
そこで、静岡市内でその分野に明るい医院を探し、彼女とともに受診し、医師の意見をうかがうことにしました。
また、家族と話し合い、今後の予防策や生活状況の改善について検討をしました。

【3. 事件の流れと結果】
法律上、もう執行猶予を付けられない事件でした。
裁判では、刑期を短くするため、次のような弁護活動を行い、前回の判決と同じ懲役10ヶ月の判決となりました。
前科の多さを考えると、前回の判決と同じ数字に抑えることができ、かなり優しい判決だなという印象です。

医師の意見書の提出…クレプトマニアとまでは診断されませんでしたが、医師の意見書から、彼女の精神疾患が窃盗と結びついている可能性が高いこと、定期的に通院して更生プログラムに取り組めば再犯を防止できること、を主張しました。
母親の陳述書の提出…彼女の問題をよく把握する母親の話を陳述書にまとめ、彼女が精神疾患を負うに至った経緯や、今後の再犯防止策を主張しました。
実際に裁判も傍聴席してもらいました(ただ、彼女の子どもである赤ん坊の面倒をみてもらう都合上、証人として法廷内に立つことまでは求めず、陳述書で代用したわけです)。
彼氏の証人尋問…彼女(とその母親)と長く同居していた彼氏に、彼女の抱える問題や、生活状況、今後の再犯防止策、彼女が服役した際に子育てに生じる障害等について話していただきました。
取扱事例4
  • 強制わいせつ
夜行列車の中で寝ている女性の胸等を触ったが逮捕はされずに在宅のまま捜査されていた(執行猶予・公判段階のもの)

依頼者:20代男性

【1. 事案の概要】
依頼者は、夜行列車の中で寝ている女性の胸等を触りました。
すると、近くに同乗していた女性の家族が気付き、事件となったものです。
逮捕はされずに在宅のまま捜査され、裁判を行うとの処分が下りました。

【2. 方針】
被害女性に対する示談の申し入れは断られました。
依頼者自身の反省と、再犯防止への取り組みを、裁判でどう示すかが重要ということになります。
まずは、性犯罪に対する理解を深めるため、性犯罪被害者が出版した手記を本人に読ませ、家族には性犯罪者の更生に関する文献を読んでもらいました。
さらに、性犯罪者向けのカウンセリングセンターを紹介し、裁判までに数回通ってもらいました。
その上で、再犯防止策について協議をしました。

【3. 事件の流れと結果】
上記のような取り組みを、父親に証人として話してもらいました。
本人にも、手記を読んだ上で本件についてどう思うかや、カウンセリングの状況、今後の通院計画について供述してもらいました。
監督環境が整っていること、被疑者本人の反省と更生への意欲が評価され、執行猶予の判決を獲得することができました。
取扱事例5
  • 薬物犯罪
覚せい剤で過去数回服役して今回も覚せい剤を使用して逮捕された(2年6月の懲役・公判段階のもの)

依頼者:50代男性

【1. 事案の概要】
依頼者は覚せい剤で過去数回服役した経験があり、今回も覚せい剤を使用して逮捕され、私が国選弁護人に選ばれました。

【2. 方針】
法律上、執行猶予は付けられない事案で、協力的な家族もおらず、困難な事件でした。
ただ、依頼者は更生への意欲自体はある方でしたので、再犯防止に向けた取り組みを行うことにしました。
具体的には、薬物依存に関する読みやすいマンガ本を差し入れて感想文を書いてもらったり、薬物依存を克服するためのドリル本を続けてもらったりしました。

【3. 事件の流れと結果】
裁判では、主に依頼者が勾留中に取り組んだことを主張し、彼が取り組んだドリル本を証拠として提出するなどして、彼の反省と更生への意欲を裁判官に訴えました。
結果、刑期は検察官の求刑よりは短くなったものの、2年6月の懲役刑となりました。
取扱事例6
  • 詐欺・受け子・出し子
他人に譲渡することを隠して銀行で預金通帳を作り売却してしまった(執行猶予・公判段階のもの)

依頼者:30代女性

【1. 事案の概要】
幼い子どもが病気で入院しており、そのような中で夫が仕事中に怪我をして休職し、生活費に困っていたところ、預金通帳を買い取ってくれる人物がいると知人から紹介され、悪用される可能性に気付きながらも、他人に譲渡することを隠して銀行で預金通帳を作り、売却してしまった事件です。

【2. 方針】
詐欺の被害品である預金通帳自体は、決して財産的価値は高くありません。
ですが、この種の行為は、事実上組織的詐欺の手助けとなっていることから、不起訴となる可能性は極めて低いです。
裁判が開かれることは覚悟し、子どものことを考えて保釈を請求することにしました。

【3. 事件の流れと結果】
検察官は、予想通り、裁判をする処分を下しました。この段階になると、保釈を請求できます。
保釈を認めるかどうかは、罪証隠滅の可能性や逃亡のおそれ等を考慮して、裁判官が決定します。
このケースでは、子どもが幼いことや前科がないこと等を強調して保釈請求した結果、150万円を裁判所に納めるという条件で保釈が認められました。
保釈金は、保釈支援協会から借りることにしました。
その後、裁判が開かれましたが、執行猶予判決を獲得できました。
取扱事例7
  • 執行猶予
警察に虚偽の強盗被害を申告して偽計業務妨害罪として逮捕されてしまった(執行猶予・公判段階のもの)

依頼者:40代男性

【1. 事案の概要】
仕事や家庭のことで精神的に追い詰められていたためなのか…警察に虚偽の強盗被害を申告し、それが虚偽であると発覚したところを、偽計業務妨害罪として逮捕されてしまいました。

【2. 方針】
依頼者とお会いしましたが、精神的に参っている様子で、御自身でも動機がわからないということでした。
妻にも話せない仕事や借金の悩みを抱えており、それを相談できる人がいないようでした。
依頼者や御家族と相談し、むしろ早期の釈放は求めず、仕事から離れて落ち着いてもらうことにしました。
勾留中は、簡単な精神鑑定もされましが、医師も首をかしげていたようです。

【3. 事件の流れと結果】
不起訴の予測に反し、裁判が開かれることになりました。
検察官には、執行猶予判決とすることで、同じことを繰り返さないようにする意図があったのかもしれません。
裁判まで身体拘束されたままだと、家族の生活費が困るということでしたので、急いで保釈請求し、保釈してもらいました。保釈金は保釈支援協会から借りました。
裁判では、奥さんに情状証人となってもらい、執行猶予の判決となりました。
取扱事例8
  • 釈放・保釈
起訴後の保釈が認められた事例
逮捕勾留後、起訴された場合(正式裁判を受けることになった場合)には、保釈請求をすることができます。裁判所が保釈を許可して、保釈保証金を納付すれば、その日に釈放されます。保釈保証金は、判決を受けるまでの間、犯罪や事故などの問題を起こさず、裁判の日には送れずにきちんと出席すれば、全額が返金されます。

そうは言っても、一時的に150万円~300万円くらいのお金を用意しなければなりません。平均的には200万円前後が多いです。用意するのが大変な場合には、保釈保証金を貸与してくれる制度もあります(別途手数料がかかります。)。そのような制度のご利用も遠慮なく申し付けてください。

【保釈が認められた経験のある罪名】
・覚せい剤取締法違反
・大麻取締法違反
・向精神薬取締法違反
・薬事法違反
・窃盗
・詐欺
・恐喝
・業務上横領
・器物損壊
・強要
・傷害
・業務上過失致死傷
・過失運転致死傷
・住居侵入
・公然わいせつ
・強制わいせつ
・公務執行妨害
・公正証書原本不実記載
・道路交通法違反
・銃刀法違反
・労働者派遣法違反
・出入国管理及び難民認定法違反
・県条例違反
取扱事例9
  • 児童ポルノ・わいせつ物頒布等
強制わいせつの罪で逮捕後に青少年条例違反で起訴され、最終的に無罪が確定した

依頼者:20代 男性

【事案の概要】
依頼者は、とある公共施設で、同僚たち数名と一緒に美術教室のインストラクターをしていました。
夏休みの小学生対象の粘土教室を開催したときに、職場体験に来ていた女子中学生の身体に触れたとして、強制わいせつの罪で逮捕されたのでした。
依頼者は、全面的に犯行を否認していました。

【方針・弁護活動】
依頼者や同僚たちから粘土教室の内容を聴取する中で、とてもわいせつ目的で誰かを触れる状況ではないということに、受任当初から気付きました。
その粘土教室は、公共施設のガラス張りの大部屋で、40人もの小学生たちや10名以上の保護者・引率者たち、5名以上のインストラクターたち(しかも、そのうちの1名は依頼者の交際相手だった)がいるという、衆人環視の状況下で開催されていたのです。
そして、粘土教室といっても、大人がやるような陶芸教室ではなく、お遊戯的な体を動かすゲームやシナリオが用意され、その中で仲間たちと粘土細工を完成させていくというプログラムで、一定程度、参加者同士の身体の接触が不可避であるものでした。
依頼者は、教室の前方から教室全体に指示を出す司会進行役だったのですが、職場体験に来ていた女子中学生にプログラムの見本役をやらせていた時間帯があり、その際の接触がわいせつ目的だと疑われたようでした。
このことは、実際に公共施設に足を運んで、同僚や上司から事情を聴取し、粘土教室を見学させてもらい、十分に証明可能であると確信しました。
そこで、とことん無罪を争う戦略を立てることにしました。

取り調べへの対応→黙秘を指示、黙秘を継続できるよう1日おきに接見
・証拠収集→公共施設の撮影、過去の粘土教室の映像の取得等
・証拠開示→公判前整理手続を要求し、考えられるあらゆる証拠について開示請求
・身柄解放→保釈の申立て

残念ながら、検察官は起訴に踏み切り、身柄はすぐには解放してもらえませんでした。
しかし、公判前整理手続の中で検察と弁護側の主張や証拠がある程度明らかになった段階で、無事に保釈が認められました。

【結果】
裁判は1年にわたり続きました。
たくさんの証人尋問が行われ、粘土教室に関する様々な証拠が提出されました。
検証手続を請求して、裁判官に実際の粘土教室の現場に臨場させることにも成功しました。
その結果、粘土教室の実際のイメージを、極めて詳細に裁判官に伝えることができました。
現場の様子をイメージさせることで、女子中学生の証言が不自然であると気付かせることができ、無事に無罪を勝ち取りました。
この事件は、起訴に踏み切った検察官による、粘土教室の実際の様子の捜査が不十分だったために、女子中学生の言い分を鵜呑みにしてしまい、その不自然さに気付けなかったことから起きてしまった冤罪事件だと考えています。
無罪を争う上で重要なのは、検察側にこちらの言い分を握りつぶされないようにすること(取調べには黙秘して、身柄を早期に解放する)、検察側の保有するすべての証拠を開示させて弁護側に有利な証拠を見つけること、弁護側も独自に証拠収集に努めること、それらの証拠をもれなく裁判官が取り調べてくれるよう裁判手続内で説得的な意見を述べること、そしてこれらの膨大な仕事量をやり切れるだけの熱意です。
電話でお問い合わせ
050-7587-6674
定休日

※お電話の際は「ココナラ法律相談を見た」とお伝えいただくとスムーズです。