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たかやま りゅうじ
高山 竜嗣弁護士
法律事務所ルフ
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刑事事件の事例紹介 | 高山 竜嗣弁護士 法律事務所ルフ

取扱事例1
  • 薬物犯罪
【無罪判決】覚醒剤取締法違反で無罪判決を獲得
【相談内容】
覚せい剤使用の前科を有し、尿から覚せい剤成分の陽性反応が出た事案。 依頼者さまは一貫して、覚せい剤はやめているし、今回も自分の意思で覚せい剤を使用していない旨を主張されており、それを信じて無罪主張をしました。

【結果】
1年以上勾留され裁判も長引きましたが、判例のいう「特段の事情」があると主張・立証し、認められました(覚せい剤は禁制品のため尿から陽性反応が出た以上、他人から黙って体内に入れられたなど「特段の事情」がない限り自分の意思で使用したと認められるというのが判例です)。

【弁護士のコメント】
覚せい剤事案で無罪判決が出るというのは、逮捕時や尿採取時に捜査機関による違法な手段が用いられた場合が多く、本件のように適法な手段で採尿(証拠収集)がされ、陽性反応まで出た事案での無罪判決は極めてレアなケースかと思います。あらためて、依頼者さまの言葉を疑わず信じて弁護することが何よりも大事であると感じました。
取扱事例2
  • 不起訴
【不起訴処分】強制性交等で黙秘を貫き不起訴
【相談前】
強制性交等で逮捕勾留されていた依頼者さまは、一貫して合意があったと主張。すでに就いていた国選弁護人の方針により、罪を認め示談を進めようとしていた段階で私選弁護人として受任しました。

【相談後】
依頼者さまとの初回接見で、あらためて合意があった旨の主張を確認。ただ強制性交等の成立要件である「暴行/脅迫」と誤解されかねない言動があったことから、すぐに犯行現場とされる公園へ向かい、防犯カメラなどをチェック。現場の状況から「暴行/脅迫」の立証は不可能と判断、そのまま黙秘を勧めました。20日間の勾留中、何度も接見に行き、黙秘を維持するよう精神的に支えました。結果、勾留満期で不起訴処分となりました。

【弁護士のコメント】
本件では、依頼者さまの言葉を信じることはもちろん、あらためて犯行現場を自分の目で確認することの重要性を再認識しました。犯行を認めて自白調書が作成されていれば数年の懲役刑は確実であったところ、20日間で釈放という結果をとれたことは大きな成果だと感じた一方、刑事手続きのおそろしさも再認識しました。
取扱事例3
  • 強盗
【大幅な減刑】強盗殺人未遂で大幅な減刑を獲得した事例
【事案内容】
強盗殺人未遂事件(裁判員裁判)において、検察官から懲役15年が求刑されたのに対し、強盗目的がなかったことを主張し、それが認められた結果、懲役7年の判決となりました。

【弁護士のコメント】
犯行直後にネットニュースにも掲載された事案でした。世間の持つ「凶悪な犯罪者」とは、いかにメディアに植え付けられた実態とかけ離れたものであるということを痛感しました。あらためて、刑事事件において先入観は持つべきではないと感じます。
取扱事例4
  • 不同意わいせつ
【執行猶予判決】強制わいせつ罪で執行猶予判決を獲得
【相談前】
複数の女性に対する強制わいせつ罪での逮捕後、当番弁護士として無料相談を受けました。
そのときは費用面の懸念もあり、相談のみで終了し、依頼者さまは国選弁護人の選任を受けました。
その数ヶ月後、再度連絡があり、国選弁護人が示談等、十分な弁護活動をしてくれないと相談を受けました。示談をすればまだ実刑を回避できる可能性はあると伝え、私選弁護人として受任。

【相談後】
数名の女性に対して全く示談ができておらず、裁判も審理は終結しており、一週間後に判決を残すのみというタイミングで受任しました。
このままでは実刑判決の可能性が高いと考え、早急に示談すべく全ての被害者に連絡をとり、示談を締結しました。裁判所に対し、弁論再開を申し立て、示談書を書証として提出。
結果、執行猶予判決を得ました。

【弁護士のコメント】
被害者が拒否するのであればともかく、そういった事情がないのであれば早急に示談すべきです。刑事訴追された方は弁護士次第でまさに人生が左右されると感じた事件でした。
取扱事例5
  • 釈放・保釈
【逮捕のみで釈放】警察の違法捜査を主張し釈放
【事案内容】
覚せい剤所持を疑われ、長時間に渡って職務質問がされた事案。数時間に及ぶ問答の末、移動先の駅のホームで往来危険罪が適用され逮捕されました。
本人のそばに覚せい剤の入ったバッグが転がっていたことから覚せい剤所持の疑いをかけられていたところ、本人は否定。覚せい剤所持の確信が持てなかったことから、身柄拘束して取り調べをするために往来危険罪という罪名で別件逮捕したことは明らかでした。
当初の職務質問がされた場所で、パトカーが停まっていたと話していたことから、職務質問の一部始終がドライブレコーダーに映像記録として残っているはずだと推測。警察署長宛に、ドライブレコーダーの映像を保存するよう書面にて要求。結果、逮捕のみで勾留されず、釈放されました。

【弁護士のコメント】
これまでの裁判例において、違法捜査が指摘されている事例が多くあるにもかかわらず、まだこのような捜査がされていることに驚きを隠せません。
今後の違法捜査の抑止のためにも、戦う姿勢を持ち続けたいと思います。
取扱事例6
  • 示談交渉
【示談交渉】性風俗店で本番行為をしてしまった
【事案内容】
性風俗店(店舗型、派遣型)において本番行為をしてしまい、店のスタッフから高額の金銭(50〜200万円)を要求された事例をいくつか担当しました。
示談交渉のご依頼を受け、店側と交渉。30〜150万円ほどの減額に成功しました。

【弁護士のコメント】
風俗店で本番行為をしてしまった事例は意外に多く、店側に言われるまま高額の金銭を支払ったという方も珍しくないようです。
事案によっては、弁護士費用を含めれば支払い総額が増える場合もありますが、きちんと示談書を交わすことにより、将来的な不安(言われた額を支払ったにもかかわらず、後日、妊娠中絶費用や休業損害等との名目で金銭を要求される)を解消することができます。
取扱事例7
  • 大麻・覚醒剤
【執行猶予判決】大麻の営利目的栽培で執行猶予判決を獲得
【事案内容】
大麻を山中で栽培した事案。
数十本もの大麻草が押収され、共犯者3名とともに営利目的栽培で起訴されました。依頼者さまは栽培の事実は認めるものの、営利目的はなかったと主張。

【結果】
押収された大麻草の量や共犯者の証言から営利目的は認定されてしまいましたが、前科がないことや共犯者間の立場などを主張し、執行猶予判決を得ました。

【弁護士のコメント】
営利目的が認定された薬物事案で執行猶予判決を獲得するのは厳しいと考えられています。
特に本件はマスコミでも大々的に報道された事案で社会的注目が大きかったこともあり、実際に、共犯者は実刑判決を言い渡されていました。
そのような状況で執行猶予判決を獲得でき、依頼者さまの人生のやり直しに尽力できたことは弁護士冥利に尽きると感じます。
取扱事例8
  • 加害者
【再度の執行猶予】執行猶予中の再犯で再度の執行猶予判決を獲得
【事案内容】
強制わいせつ事案で有罪判決を受け、執行猶予期間中に建造物損壊で逮捕された事案。
マンション内の騒音に悩まされ、騒音発生場所だと考えた部屋の扉をハンマーで叩き、損壊させてしまいました。
同種ではないとはいえ、執行猶予期間中に故意で犯罪を犯してしまったことから、執行猶予が取り消される可能性が高かった事案です。

【結果】
騒音に悩まされていたことは事実であること、自分なりに対策をしたが騒音が鳴り止まなかったこと、被害者ら(管理会社および住人)と示談し宥恕文言を得たこと等を主張した結果、「情状に特に酌量すべきものがある」(刑法第25条2項)として、執行猶予判決(保護観察付)を獲得しました。

【弁護士のコメント】
当初は国選弁護人が就いていましたが、対応に不安を感じた父親が弊所に相談。
再度の執行猶予を獲得することは相当ハードルが高いことを説明しましたが、依頼をいただいたため、できることは全てやりました。
執行猶予が取り消されると合計3年以上の懲役が考えられましたが、その期間の自由を獲得できたのは大きな成果だと考えています。
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