借金・債務整理の事例紹介 | 大賀 浩一弁護士 さっぽろ法律事務所

取扱事例1

• 自己破産

2回目の自己破産

依頼者：60代ご夫妻

【相談前】
10年以上前に自己破産・免責の手続をとられたご夫婦からのご相談。
どうして新たな借金を抱えてしまったのか、その原因がはっきりしませんでしたが、夫君は家計のことを奥様に任せきりにしており、奥様は収支のバランスをとることを苦手とされているようでした。

【相談後】
夫君は2回目の破産手続となるため、当然ながら裁判所の免責許可もハードルが上がることから、ご夫婦が協力して家計簿をつけ、それをもとに毎月1回打合せをする、ということを何度か繰り返しました。
同時並行で、収入をより安定させるための工夫（夫君の会社での労働条件の改善など）に取り組んだ結果、最終的には「同時廃止」という書面審査で免責許可にこぎつけることができました。
奥様の方は、幸い債務総額が少なかったので、任意整理で解決しました。

取扱事例2

• 個人再生

自営業者ご夫妻の債務整理

依頼者：50代ご夫妻

【相談前】
自宅兼店舗の自営業を営むご夫婦からのご相談。
建物は夫君の単独名義で、今なおローン支払中のため、夫君は自己破産は選択できず、かといって毎月の利益の中からどうやって個人再生の支払原資を確保できるか、心もとない状況でした。

【相談後】
店舗が裏路地に面していて、固定客が頼りだったので、ネット広告などで収入増を試みるとともに、三世代住宅に同居している母上や息子さん夫妻にも、家賃相当額の負担をしていただき、何とか再生計画をつくって、裁判所の認可を得ることができました。
続けて、奥様の自己破産手続に移り、これも同時廃止で免責許可にこぎつけることができました。

取扱事例3

• 個人再生

詐欺被害者の個人再生

依頼者：20代女性

【相談前】
某マッチングサイトで知り合った男性から、言葉巧みに投資を持ち掛けられ、借金までしてお金を用意したものの、言を左右にしてなかなか配当をしてくれず、しまいには連絡を絶たれてしまったという女性からのご相談。

【相談後】
投資詐欺の加害者の身元がわからず、警察も動いてくれないため、無理をしてでも個人再生手続による解決を図ろうとしたものの、裁判所が、加害者の身元を特定するよう求めてきてなかなか再生開始決定をしてくれず、その間に債権者のうち数社から訴訟を起こされるなど、苦労の末にようやく再生計画の認可を受けることができました。