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いのうえ りょうすけ
井上 亮介弁護士
東大阪布施法律事務所
布施駅
大阪府東大阪市足代2-2-1 大西ビル3階北
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可

インタビュー | 井上 亮介弁護士 東大阪布施法律事務所

婚姻費用を大幅に増額、後遺障害の異議申し立てに成功。キャリア約10年、東大阪の代表弁護士

弁護士登録以来、ずっと大阪で活動している東大阪布施法律事務所の井上 亮介(いのうえ りょうすけ)弁護士。
開業当時、法律事務所が数えるほどしかなかったという東大阪市を選んだのは、「相談できずに困っている人の力になりたかったから」だそうです。
離婚・男女トラブル、交通事故、刑事事件。
地域住民のさまざまなSOSに耳を傾ける姿は、弁護士の鏡そのものです。

01 原点とキャリア

大阪で約10年、弁護士が少ない東大阪市で「力になりたい」と独立

ーーご自身と法律との出会い。それは何だったんですか?

法律に初めて興味を持ったのは、中学生のときでした。
友人の父に、裁判所の傍聴に連れて行ってもらったことがあるんです。
そのときに、「こんな世界もあるんだ」と漠然と意識し始めました。
そのまま大学は法学部に進学し、司法試験にチャレンジしました。

そんな経緯で弁護士になって、10年近く経ちます(2023年10月現在)。
この間、ずっと大阪でキャリアを積んできました。
最初に大阪市内の事務所に約2年勤め、その後同期とふたりで東大阪市に現事務所を立ち上げました。


ーー東大阪市を選んだ理由を教えてください。

東大阪市は人口約48万人(同)の中核市ですが、私たちが独立した当時は数えるほどしか法律事務所がありませんでした。
身近に相談できる弁護士がおらず、困っている方々がたくさんいらっしゃったはずです。
それで私たちが力になろうと、「地域密着」を掲げて開設しました。

開業以来、住民のみなさんから多くのSOSが届いています。
隣接する大阪市生野区や東成区、さらに周辺の八尾市などからもご相談をいただいています。

ちなみに、私自身の生まれは兵庫です。
阪神・淡路大震災の後、「がんばろうKOBE」を合言葉にイチロー選手を要してリーグ優勝した頃からオリックス・バファローズのファンでもあります。
今もときどき、京セラドーム大阪(大阪市)で試合を観戦しています。

02 得意分野と実績①

婚姻費用を大幅増額。後遺障害の異議申し立てに成功し、慰謝料アップ

ーー相談内容はどんなものが多いですか?

離婚・男女問題や交通事故、債務整理、労働事件、刑事事件など、分野を問わず個人の方々から幅広いご相談をお受けしています。

なかでも多いのは、離婚・男女問題と交通事故です。
それぞれ年間少なくとも50件以上、多いときは100件近くのご相談をいただいています。
交渉、調停、裁判と数多く経験してきました。
それに、刑事事件も常に抱えていますね。


ーー離婚問題ではどんな事件を解決してきたのか。過去の事例を教えてください。

徹底した調査が実り、婚姻費用を大幅に増額した事件があります。

婚姻費用とは、離婚が成立するまでの間に必要な生活費のことです。
ひとりでは収入が少なく生活が維持できない場合などに、相手に支払いを求めることができます。
その金額は、支払う人の収入に基づいて決まります。

厄介だったのは、相手の旦那さまが自営業で収入の実態が見えにくかったことでした。
依頼者さまによると、裁判所に提出された旦那さまの確定申告書が実際に稼いでいるであろう金額と乖離があり、収入がかなり低く設定されていたんです。

その申告書が認められてしまうと、依頼者さまが受け取る金額も低くなる恐れがありました。


ーーそこをなんとか打開したんですか?

資料や証拠をかき集め、実際の収入がそれよりもかなり多い実態を突き止めました。
そして、裁判所に確定申告書の内容が虚偽だと認定してもらえたんです。

具体的には、クレジットカードの利用明細や住宅ローンの支払い状況、旦那さまの日々の生活状況などを徹底的に調べました。
苦労しましたが、それ次第で依頼者さまが得られる利益が大きく変わります。
とにかく「なんとかしたい」という一心でした。

似たような事例としては、財産分与で相手が資産を隠そうとするケースもたくさん目にしてきました。
それを暴き、こちらの取り分を増やした経験も山ほどあります。


ーー交通事故ではいかがですか?

当初「非該当」とされた後遺障害認定の判断に異議を申し立て、一転して認定された事案がありました。

依頼者さまは、追突事故に遭ってむち打ちの症状に苦しんでおられた方でした。
半年ほど通院しても、まだ痛みが残っていると。
ただ、保険会社からは「後遺障害なし」と告げられ、慌てて私のもとにご相談にいらっしゃったんです。


ーーそれに対して、異議を申し立てたと。

まず、主治医のところにご本人と一緒に行って話し合い、意見書を用意してもらいました。
それ以外に医学関連の資料なども揃えたうえで、異議を申し立てたんです。
判断が覆ったことで、慰謝料を大幅に増やすことができました。

後遺障害に限らず、保険会社の提示額と、弁護士が関与した場合の金額は大きく異なるケースが非常に多いんですよ。
ただ、それを知らずに保険会社の言われるがままに受け入れてしまう方が少なくないようです。

ですから、この場を借りて強く訴えたいですね。
弁護士をつけるだけで、慰謝料を多く受け取れる可能性が十分あることを。
最近は、自動車保険の契約に弁護士費用特約をつけている人が増えています。
それがあれば、弁護士に委任する際の費用の補償も受けられますからね。

03 得意分野と実績②

窃盗事件で早期釈放。「どんな状況でも、粘り強く立ち向かう」

ーー刑事事件もよく扱っているとおっしゃっていましたね。

保釈や示談の実績がたくさんあります。
刑事事件で重要なのは、とにかく素早く対応することです。
被害者と早期に示談を成立させられれば、起訴されず前科がつかないことも多いですし、勾留満期前に釈放される可能性も高まるからです。

これからお話するのは、ある窃盗事件を担当したときのことです。
酒に酔った状態で万引きし、逮捕・勾留されてしまった方からのご相談でした。
自営業者であり、早く釈放されないと事業に支障が出てしまいかねない状況だったんです。


ーー 一刻を争う事態だったと。

すぐに万引きした店舗と示談できたまではよかったんですが、示談書を手に釈放するように申し入れたところ、「まだ捜査が完了していない」という理由で拒否されてしまったんです。

ただ、そこであきらめるわけにはいきません。
今度はただちに、裁判所に対して勾留を取り消すよう求めました。
示談も成立していますし、「もはや身体拘束する必要性はない」と必死に訴えたんです。

決死のアプローチが実を結び、裁判所は勾留の取り消しを決定。
依頼者さまは無事、勾留満期前に釈放され、仕事への影響も最低限に食い止めることができました。


ーー困難な状況に立たされたとき、どんな思いが頭をよぎるんですか?

根底にあるのは、ただただシンプルに「依頼者さまの助けになりたい」という思いですよね。

一見すると負け筋に見える事件でも、出口が見えないような難局にぶち当たっても、手を尽くし、できることを最大限やるーー。
決してその努力を怠ってはいけません。

どんな状況でも粘り強く立ち向かい、依頼者さまが納得できる解決を手繰り寄せること。
それが、私が大切にしているモットーなんです。

04 依頼者への思い

わかりやすく説明し、不安に寄り添う。出張相談や夜間対応も

ーー相談時など、依頼者と接する際に心がけていることも教えてください。

一番は、解決の方針や手続きの流れについて、わかりやすく説明することです。
ご本人の理解が追いつかないまま進められるのは、依頼者さまにとってすごく不安なことだと思うんです。

難しい法律用語も一般生活者の言葉に置き換え、どういう意味なのか毎回必ず解説するようにしています。
そのあたりは、大学時代に長く塾の講師を務めていた経験も活かせているはずです。

逆に依頼者さまのお話を聞く際も、じっくり腰を据えて、時間をかけて丁寧に聞き取るようにしています。
精神的にひどく落ち込んでいる方も多いので、そうした不安な気持ちに親身に寄り添うことも大切です。


ーーそのあたりは、小さな事務所だからこそできることでもありそうです。

依頼者さまとの距離感の近さや小回りが効く点は、当事務所の強みのひとつでしょう。

たとえば入院中の方や体が不自由な方など、状況によっては私たちが依頼者さまのもとに足を運ぶこともあります。
それと、時間帯です。
仕事終わりの夜遅くにご相談を希望される方も少なくありません。
それについても可能な限り柔軟に対応させていただいています。

どんなに些細なことでも、身構えずに気軽に頼っていただけるとうれしいですね。
私が全力で問題解決に挑みます。
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