相続・遺言の事例紹介 | 中島 耕平弁護士 中島耕平法律事務所

取扱事例1

• 遺産分割

特別縁故者に対する相続財産の分与

お父様が再婚なさった後に亡くなり、①お父様と前妻様の子どもと②後妻様が、お父様を相続して、お父様の遺産をもらいました（ここまでは問題なし）。
しかし、その後、後妻様が亡くなりましたが、後妻様には子ども、ご両親、ご兄弟もいませんでした。
そして、後妻様が持っていた財産は、お父様から相続したもので、お父様と前妻様の子どもが後妻様を相続できればよかったのですが、お父様と前妻様の子どもは、後妻様と養子縁組をしていなかったため、相続権がなく、後妻様の遺産を相続することができませんでした。
そこで、お父様と前妻様の子どもからご依頼を受けて、お父様と前妻様の子どもが特別縁故者であることを裁判所に申請しました。
その結果、裁判所から、特別縁故者と認めて頂いて、後妻様の遺産をすべて受け取ることができました。

取扱事例2

• 公正証書遺言の作成

亡くなる前の遺言書の作成

依頼者：６０代女性

末期のがんになられている依頼者が遺言をしたいということでした。
お子さんが２人おられるのですが，自分の世話をよくしてくれている息子さんに遺産をすべて渡したいというご相談でした。
遺言の内容自体は，難しくないのですが，いつ亡くなるかわからないという状況であり，急いで遺言書の文案を作成し，公証人と協議し，公証人に依頼者のご自宅に出張してもらい，公正証書の遺言書を作成しました。
遺言書には，依頼者がこの遺言をした理由やお子さん２人に対する思いなども書いて，遺産をもらえなかったお子さんにも，この遺言の内容を理解していただけるように努めました。