相続・遺言の事例紹介 | 郡司 理弁護士 弁護士法人日栄法律事務所 池袋支店

取扱事例1

• 遺産分割

相手方からの2億円以上の生存贈与の主張をすべて否定させた事案

依頼者：60代女性

【相談前】遺産分割調停の中で、相続人の一人から、依頼者の相続人に対し、被相続人から2億円以上の生前贈与（または相続人による被相続人の預金の使い込み）がされており、遺産分割ではこの贈与を考慮するべきであるとの主張がされました。
【相談後】遺産分割調停では、生前贈与がされた証拠がないこと、また、被相続人は死亡直前まで認知症ではなく、自身で財産管理を行っていたことを証明し、相手方の相続人からの主張をすべて排斥することができました。

【郡司　理弁護士からのコメント】遺産分割では、しばしば被相続人からの生前贈与や、相続人による被相続人の財産の使い込みの主張がされることがあります。これらの主張が認められれば相続財産の金額が大きく変わってしまうことがあります。適切な証拠資料を調停で提示すれば相手方の主張を排斥することが可能です。

取扱事例2

• 遺産分割

不動産の価値を適切に評価し、早期解決を実現した事例

依頼者：40代　女性

【相談前】被相続人の父親が多数の不動産を所有していたため、相続人間で不動産の分け方をめぐって争いが生じていました。
【相談後】収益物件の評価の仕方や、賃貸併用住宅についての評価の仕方を相続人に説明し、適切な不動産価値を提示し、結果としてすべての相続人が納得し、早期に遺産分割を実現することができました。

【郡司　理弁護士からのコメント】遺産分割において、不動産の評価は難しい問題です。通常の土地建物に加え、収益物件、賃貸併用住宅など、特殊な不動産をどのように評価すべきかという問題があります。不動産に詳しい弁護士に相談することをお勧めします。

取扱事例3

• 成年後見(生前の財産管理)

後見人となり財産を保全した事例

依頼者：60代女性

【相談前】母親の財産を親族が勝手に引き出してしまっており、その結果母親の財産がどんどん減少してしまっていました。
【相談後】ご家族の希望で当職が母親の後見人となり、母親の財産を勝手に引き出せないようにしました。
【郡司　理弁護士からのコメント】認知症などによって、自分の財産を管理できない高齢者が増えています。財産が散逸した結果、相続の際、相続人間で大きな争い、トラブルとなるケースが多くあります。弁護士に相談し、後見制度などを利用して高齢者の財産を守る必要があります。

取扱事例4

• 認知症・意思疎通不能

独居の高齢者の財産管理

依頼者：80代男性

【相談前】認知症とは診断されていないものの、物忘れが激しくなり、ご自身の財産管理に自信がなくなった高齢者の方から、財産管理について相談を受けました。
【相談後】当職が財産管理人となり、預金等を管理することによって、財産の散逸を防ぐことができました。
【郡司　理弁護士からのコメント】高齢者の財産管理の方法は、後見制度の利用の外にもいろいろな手段があります。その方によって、何が一番よい方法かは弁護士にぜひご相談ください。

取扱事例5

• 遺言

希望する内容の公正証書遺言を作成した事例

依頼者：70代男性

【相談前】疎遠な親族ではなく、ご自身のお店を継いでくれた親族外の方に財産を相続させたいとの希望がありました。
【相談後】確実に相続を実現するため、公正証書遺言を作成し、希望する方に財産を相続させることが可能となりました。
【郡司　理弁護士からのコメント】遺言が無いばかりに、しばしば相続人間で熾烈な遺産相続の争いが生じます。また、一応遺言はあるものの、書き方が間違っていたため、遺言が無効となったり、希望していた形での相続が実現しないことがあります。遺言書の作成は専門家である弁護士に任せるのが安全で確実です。

取扱事例6

• 遺産分割

相続人の希望する財産を取得できた事例

依頼者：60代男性

【相談前】お父様が亡くなり、遺言はありませんでした。兄弟間で相続財産をめぐって争いとなり、相談者はマンションを相続することを希望していました。
【相談後】遺産分割調停において、マンションの価格や代償金、寄与分、特別受益などできるだけ相談者の有利となる主張を行い、結果希望するマンションを相続することができました。
【郡司　理弁護士からのコメント】遺産分割では、必ずしも希望する財産が手に入るとは限りません。たとえば、ある不動産がほしくても、価値が高い場合、代償金を他の相続人に支払わなければならないことがあります。その相続人にとって一番有利な方法で遺産分割協議を進める必要がありますが、その方法は一般の方では難しい場合が多いことから、ぜひ弁護士への相談をおすすめいたします。