企業法務の事例紹介 | 吉川 明奈弁護士 弁護士法人シンフォニア法律事務所

取扱事例1

• 雇用契約・就業規則

従業員から雇用契約上の権利を有する地位にあることの確認を求める労働審判を申し立てられたが自然退職の有効性が確認された事例

・ご相談内容
早退欠勤を繰り返した上長期休職していた従業員について、自然退職の手続きをとったところ、従業員から雇用契約上の権利を有する地位にあることの確認と未払賃金の支払いを求める労働審判を申し立てられました。

・解決の方針・結果
当該従業員が自然退職に至った経緯について、その勤務状況、会社側の対応等を詳細に説明し、自然退職が有効であることを主張しました。
その結果、自然退職が有効であることを認める内容で調停が成立しました。

取扱事例2

• 不動産・建設業界

マンションの管理費用等未払金を全額回収した事例

・ご相談内容
マンションの管理費用、修繕積立金等の支払いを長期間していない会社に対して、未払金の回収を依頼したいというご相談でした。

・解決の方針・結果
相手方会社に対して未払金の支払いを求める内容証明郵便を送付したものの全く連絡がなかったため、すぐに訴訟提起をしてこちらの主張通りの判決を得ました。
当該マンションについて不動産強制競売を申し立てて手続きを進めていたところ、相手方から不動産強制競売を取り下げてほしいと連絡があり、未払金だけでなく強制競売の費用も支払ってもらうことができました。

取扱事例3

• 雇用契約・就業規則

社用車の交通事故について、信号色と車両価値が問題となったが当方主張が認められた事例

・ご相談内容
従業員が社用車を運転中に信号のある交差点で交通事故に遭ってしまった。
従業員も事故の相手方も、自身の対面信号が青色であったと主張しているため、話し合いで解決することができない。
そのため、弁護士に対応を依頼したいとのことでした。

・解決の方針・結果
信号色についての主張が食い違い示談による解決が見込めない案件だったため、すぐに訴訟提起をしました。
双方車両にドライブレコーダーがついておらず、また、交差点の状況を撮影する防犯カメラもありませんでしたが、近隣の防犯カメラ映像などの資料を取寄せて主張していった結果、ご依頼者側の対面信号が青色という裁判所の判断を得ることができました。
また、社用車（トラック）の修理費用について、相手方からは経済的全損と主張されましたが、トラックの市場価格を調査した結果を裁判所に提出し、修理費用全額が損害と認められました。