夫婦間の傷害罪で起訴される可能性について

3日前、家で妻が夫と口論し、妻が衝動的に包丁で夫を刺して流血しました
夫は病院に搬送され4針の怪我を負い、その日に夫は退院しました
妻は逮捕され拘置場にいます
二十日間の勾留が決まっていますが、起訴される可能性はどのくらいありますか
妻は前科、前歴はありません
面会では反省しているようでした

最終的な判断は検察官によってなされるという前提の下、ご回答差し上げます。

まず、本件において大きな判断要素となりうるのは被害者の配偶者の被害感情になろうかと思われます。
例えば、嘆願書や取り調べで被害者が処罰を求めていないといった供述があれば、起訴されない可能性も相応にあるかと思われます。
他方で、処罰感情が強い場合などは、被害も小さくはないかと思われますので、起訴される可能性もあろうかと思われます。

以上整理すると、本件に関しては、被害感情が重要になろうかと思われます。

両者とも今回の事件を受けて離婚する方向性のようです
そうであるならば、起訴を取り下げて協議離婚に移行する形になっていくのでしょうか

被害者の方がどのような意向をお持ちになっているか全く読めませんが、被害者の方が本件を前提に離婚を考えられているのであれば、相応の被害感情はあるのではないでしょうか。
そうなると、被害感情自体も今後の起訴・不起訴の判断に影響すると思われます。

ご不安であれば、加害者の方もしくはその関係者の方に刑事弁護人を就けるか検討されるようにご連絡して頂いても良いかもしれません。
一度ご検討されて下さい。

ありがとうございます
そもそも論として、傷害罪でなく殺人未遂罪が適用されるという可能性はありますか

刺した部位、刺すまでの経緯、刺した動機、刺し方等を考慮しないと何とも言えませんが、包丁で刺しているという事実からすれば、一般論として殺人未遂罪の適用の可能性自体は十分にあり得ます。

ありがとうございます
殺人未遂罪の不起訴率をご存知ですか

申し訳ございませんが、正確な統計は存じ上げません。