共有不動産を勝手に売却された場合の訴訟について
最近、実家不動産を売却する話が持ち上がっておりますが、権利関係が複雑です。
権利関係は次の通りで、
・建物…父
・土地…私と弟の共有持ち分
建物には父とその再婚相手が住み、今回の売却話を持ってきたのは父(76)です。最近体が弱り除雪が大変なので、マンションに住み替えたいという希望があるようです。
私は父親とは10年間絶縁状態ですが、弟とラインを通して売却については同意しました。しかし査定内容の詳細や業者名などまったく連絡がなくおかしいなと思って業者を探し当てて話を聞いたところ、私は「弟に代理権を委任」していて売却活動開始直前であるという回答がありました。びっくりして「同意はしたが委任状など書いていない」と抗議、業者側も権利者の一人である私と全く連絡が取れないことを心配していたようで、業者が父と話したところ来春まで売却活動が延期になりました。
自己愛傾向の強い父は以前にも相続トラブルを起こしていて、私は非常に警戒しています。来春までに別の不動産業者を探し「一からリセット」するつもりかもしれませんが、もし万が一私が知らないところで売買契約が成立してしまった場合、権利分の料金に加え、賠償金も併せて父と弟に請求することは可能でしょうか。
弟が土地の売却代金を全額受け取った場合、そのうちあなたの持分に相当する金額を請求することは可能です。
それ以外の請求については、ここに記載されている事情からでは判断できませんので、気になるようであれば弁護士に直接相談に行かれた方がよろしいかと思います。