離婚と不貞相手への慰謝料請求、法的リスクと進め方相談

お世話になっております。

現在、妻との離婚および不貞相手の男性への慰謝料請求を検討しており、今後の進め方についてご相談です。

1. 現在の状況

妻とは結婚して約2年になります。

先日、妻から離婚を切り出され、双方が口頭で合意し、現在は離婚届の作成を進めています。

しかし、その後、妻のチャット履歴から、知らない男性と不貞関係にあったことが判明しました。

肉体関係を持ったことを双方が認めるやり取りがあり、不貞行為は離婚合意の約半年前から始まっていたことが確認できています。

当時、夫婦間で離婚に関する話し合いは一切ありませんでした。

また、男性は妻が既婚者であることを知りながら関係を持ち、交際まで持ちかけていました。

さらに、私に対して「殺したい」など、殺意や暴力行為をほのめかす発言も確認しています。

2. 慰謝料請求について

妻に対しては、これまでの情もあり慰謝料を請求する意思はありません。

一方、相手男性については、既婚者と知りながら関係を持ったことに加え、私への暴力的な発言が許せず、慰謝料請求を検討しています。

ただし、私自身も過去に不貞行為をしたことがあり、妻に3〜4回発覚しています。その都度、妻には許してもらい、婚姻関係を継続してきました。

現時点で私の過去の不貞行為について直接的な証拠が残っているかは不明です。

今回の請求は相手男性に対して行う予定ですが、妻が男性側に協力し、私の過去の不貞行為を主張してきた場合のリスクも懸念しています。

3. 保有している証拠・情報

【証拠】

* 妻と男性のチャット履歴を撮影した写真
* 肉体関係を認めるやり取り
* 既婚者と認識していたことが分かる発言
* 私に対する「殺したい」などの発言

【相手男性の情報】

* 氏名、SNSアカウント、顔写真
* 居住都道府県(詳細住所は不明)

4. ご相談したいこと

① 離婚届の提出時期

慰謝料請求を行う場合、離婚成立前と成立後のどちらで請求する方が適切でしょうか。請求の可否や金額に違いはありますか。

② 妻との合意書について

現時点で妻から慰謝料請求の話はありませんが、後から請求されることを防ぐため、離婚前に双方が慰謝料を請求しない旨の書面を交わすべきでしょうか。

また、妻への請求を放棄しつつ、相手男性への請求権を維持することは可能でしょうか。

③ 不貞行為の継続と慰謝料額

現在も不貞関係が続いている可能性があります。

離婚届の提出が遅れ、その間に不貞行為が重なった場合、慰謝料の増額要因となるのでしょうか。

また、すでに離婚に口頭合意していることは影響しますか。

④ 私自身の過去の不貞行為の影響

過去の不貞行為を妻が許し、婚姻関係を継続していた場合でも、今回の請求に影響するのでしょうか。

妻が男性側に協力した場合、逆に私が慰謝料請求を受けるなど、紛争が複雑化する可能性はありますか。

⑤ 相手男性への請求方法と見込み

現在把握している情報だけで相手男性を特定し、請求することは可能でしょうか。

また、チャットの撮影画像は証拠として有効でしょうか。

慰謝料の相場、弁護士費用、解決までの期間についても知りたいです。

⑥ 暴力的な発言について

「殺したい」などの発言について、不貞行為とは別に法的措置を取ることは可能でしょうか。

5. 最後に

妻との離婚はできる限り円満に進めたいと考えています。

一方で、相手男性については、法的に認められる範囲で責任を追及したい意向です。

特に、離婚届を提出するタイミング、妻との合意書の必要性、私自身の過去の不貞行為によるリスクについて、優先的にご教示いただけますと幸いです。

よろしくお願いいたします。

① 離婚届の提出時期について

不貞相手への慰謝料請求は、離婚前後いずれも可能です。ただし、離婚したからといって当然に増額されるわけではありません。最高裁判例上、不貞自体の慰謝料と離婚に伴う慰謝料は区別されます。したがって、請求を有利にする目的で離婚届の提出を遅らせる必要はありません。

② 妻との合意書について

離婚後の紛争防止のため、相互に慰謝料請求をしない旨の清算条項を含む離婚協議書の作成をお勧めします。その際、男性への請求権は留保する旨を明記すべきです。ただし、男性が慰謝料を支払った場合、妻に求償する可能性がある点には注意が必要です。

③ 不貞行為の継続について

不貞期間の長さは増額要素となり得ますが、婚姻関係が既に破綻した後の行為は、原則として慰謝料請求の対象となりません。もっとも、離婚への口頭合意だけで直ちに婚姻関係が破綻したとは限りません。

④ 過去の不貞行為について

妻が過去の不貞を許して婚姻生活を継続していた事情は有利に働きます。ただし、男性側から婚姻関係が以前から破綻していたと反論され、請求が認められない、又は減額されるリスクはあります。また、妻から過去の不貞について逆に慰謝料請求される可能性も否定できません。

⑤ 請求方法・見込みについて

チャット画像は有力な証拠となり得ます。男性の住所については弁護士照会等による調査を検討しますが、現状の情報だけでは特定できない可能性もあります。慰謝料は50万〜200万円程度が一応の目安ですが、本件では減額リスクがあります。弁護士費用は着手金20万〜30万円程度と成功報酬、解決期間は交渉で数か月、訴訟では半年〜1年以上が目安です。

⑥ 暴力的発言について

「殺したい」との発言は、その内容や伝達状況によって脅迫罪等の問題となり得ます。ただし、妻との私的な会話にとどまる場合、直ちに犯罪や独立した慰謝料請求が成立するわけではありません。

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