みき しゅういちろう
三木 秀一郎弁護士
三木法律事務所
新板橋駅
東京都板橋区板橋1-52-5 エムズ301号室
インタビュー | 三木 秀一郎弁護士 三木法律事務所
解雇、残業代、雇い止め、労災。会社側代理人として活動してきた弁護士が今、労働者の救済に奔走する理由
会社側の労働紛争で数々の実績を積み上げた三木法律事務所の三木 秀一郎(みき しゅういちろう)弁護士。
同弁護士は、解雇、雇止め、未払残業代、休職者対応、労災請求等、多くの裁判に会社側代理人として関与してきました。
そんななか、現在は労働者の救済にも力を注いでおり、労働者側の立場において、懲戒解雇を撤回させ、会社から退職金と未払い残業代をつかみ取った実績などがあります。
労使双方の立場を知る三木弁護士の強みや武器に迫りました。
同弁護士は、解雇、雇止め、未払残業代、休職者対応、労災請求等、多くの裁判に会社側代理人として関与してきました。
そんななか、現在は労働者の救済にも力を注いでおり、労働者側の立場において、懲戒解雇を撤回させ、会社から退職金と未払い残業代をつかみ取った実績などがあります。
労使双方の立場を知る三木弁護士の強みや武器に迫りました。
01 在籍していた事務所の強み
会社側の労使トラブル相談300件以上。大手企業の代理人としての活動も
ーーはじめに、これまでの活動歴についてうかがいます。
弁護士登録後、まず、都内の2事務所で経験を積みました。
1つめの事務所では、相続トラブルについて経験を積ませて頂き、2つめの事務所では、民事・刑事を問わず多様な案件に関与させていただきました。
その後、直近まで在籍していた山﨑法律事務所への移籍を経て、三木法律事務所の開業に至りました。
山﨑法律事務所への移籍の決め手のひとつは、専門領域を持っていることでした。
同事務所は、労働法、とりわけ会社側での紛争解決にめっぽう強く、高い評価をいただいている事務所です。
事務所に移籍した後は、皆さん誰もがご存じのような大企業の裁判対応も任せていただきました。
後々になって知りましたが、そうした企業の多くは大手の法律事務所と顧問契約を結んでいるそうですが、労働分野だけは当事務所を頼っていただくケースが少なくないんです。
また、労働法分野の裁判例だけを集めた雑誌があるのですが、当該雑誌にも毎年のように、事務所が関与した裁判例が取り上げられていました。
ーーそれほど労働法に強い事務所だったんですね。
その事務所には約40年の歴史があり(2025年4月現在)、開業当初から会社側の労働問題を柱に据えて活動していたそうです。
労使間で起こるトラブルについては、文献に書かれていないことが少なくありません。
一つひとつ、それぞれの状況に応じてどう対応すべきか。
ベストな答えを導き出すには、経験による判断がとても重要だと思います。
そのノウハウの蓄積を、前職で経験させていただきました。
私自身も入所してから6年間(同)、多くの事件を任せて頂くことで、場数を踏みながら知識と経験を積み上げてきました。
弁護士登録後、まず、都内の2事務所で経験を積みました。
1つめの事務所では、相続トラブルについて経験を積ませて頂き、2つめの事務所では、民事・刑事を問わず多様な案件に関与させていただきました。
その後、直近まで在籍していた山﨑法律事務所への移籍を経て、三木法律事務所の開業に至りました。
山﨑法律事務所への移籍の決め手のひとつは、専門領域を持っていることでした。
同事務所は、労働法、とりわけ会社側での紛争解決にめっぽう強く、高い評価をいただいている事務所です。
事務所に移籍した後は、皆さん誰もがご存じのような大企業の裁判対応も任せていただきました。
後々になって知りましたが、そうした企業の多くは大手の法律事務所と顧問契約を結んでいるそうですが、労働分野だけは当事務所を頼っていただくケースが少なくないんです。
また、労働法分野の裁判例だけを集めた雑誌があるのですが、当該雑誌にも毎年のように、事務所が関与した裁判例が取り上げられていました。
ーーそれほど労働法に強い事務所だったんですね。
その事務所には約40年の歴史があり(2025年4月現在)、開業当初から会社側の労働問題を柱に据えて活動していたそうです。
労使間で起こるトラブルについては、文献に書かれていないことが少なくありません。
一つひとつ、それぞれの状況に応じてどう対応すべきか。
ベストな答えを導き出すには、経験による判断がとても重要だと思います。
そのノウハウの蓄積を、前職で経験させていただきました。
私自身も入所してから6年間(同)、多くの事件を任せて頂くことで、場数を踏みながら知識と経験を積み上げてきました。
02 得意分野と実績①
労働者の救済にも奔走。懲戒解雇を撤回させ、退職金と残業代を獲得
ーーそのうえで、今は労働者からの相談も積極的にお受けしているそうですね。
会社側で数々の事案を解決した経験を使って、労働者側の皆さんのお役に立ちたいと思ったからです。
とくに力を入れているのが、解雇、残業代、雇い止め、労災事故です。
運送や飲食、金融、医療、ベンチャーをはじめ、幅広い業界から多くのSOSが届いています。
ーー実際に、どんな事件を解決してきたんでしょうか?
たとえば、退職をめぐって起きたトラブルがありました。
依頼者さまは最初、別の弁護士に退職代行を依頼。
退職の意思を会社に伝えたものの、「認めない、辞めるなら懲戒解雇とする」と告げられたそうです。
結局退職そのものはできたんですが、あくまで懲戒解雇というかたちを取られ、肝心の退職金を受け取ることはできませんでした。
ーーそれは困った事態ですね。その後、先生はどう関わられたんですか?
当初依頼した先生と会社との交渉が中々進まず、約1年何の進展もなかったそうです。
困った依頼者さまが人づけて弁護士を探したところ、私にお声がかかり、途中から私が引き継ぎ、改めて会社側と対峙することにしました。
退職の経緯に関する資料を見ると、懲戒解雇は明らかに無効であり、会社による退職金の支払拒絶を正当化される理由も全くないことが分かりました。
さらに資料を検討したところ、会社は固定残業代を採用していましたが、固定残業代は無効である可能性が高いことも判明しました。
そうした聞き取りと調査の結果を踏まえ、会社側代理人との交渉に臨みました。
ーー結果はどうなったんでしょう?
幸いにして、会社からは強い抵抗もなく、早々に非を認めて頂くことができたと思います。
当然ながら、懲戒解雇は撤回してもらいました。
また、本来貰えるはずだった退職金に加え、残業代を上乗せした約300万円を受け取ることで合意しました。
交渉を有利に進められたのは、私が会社側の事情に詳しいことも大きかったと思っています。
ーー依頼者はきっと胸を撫で下ろしたでしょうね。
依頼者さまは退職代行をお願いするほど、精神的にも追いつめられていました。
残業代も加えた予想以上の金額を手にすることができ、とても喜んでいらっしゃいましたね。
金銭はもちろん、お気持ちの面でも心置きなく、前へ一歩を踏み出すーー。
そのお手伝いができたと思うと、私も心底うれしかったです。
会社側で数々の事案を解決した経験を使って、労働者側の皆さんのお役に立ちたいと思ったからです。
とくに力を入れているのが、解雇、残業代、雇い止め、労災事故です。
運送や飲食、金融、医療、ベンチャーをはじめ、幅広い業界から多くのSOSが届いています。
ーー実際に、どんな事件を解決してきたんでしょうか?
たとえば、退職をめぐって起きたトラブルがありました。
依頼者さまは最初、別の弁護士に退職代行を依頼。
退職の意思を会社に伝えたものの、「認めない、辞めるなら懲戒解雇とする」と告げられたそうです。
結局退職そのものはできたんですが、あくまで懲戒解雇というかたちを取られ、肝心の退職金を受け取ることはできませんでした。
ーーそれは困った事態ですね。その後、先生はどう関わられたんですか?
当初依頼した先生と会社との交渉が中々進まず、約1年何の進展もなかったそうです。
困った依頼者さまが人づけて弁護士を探したところ、私にお声がかかり、途中から私が引き継ぎ、改めて会社側と対峙することにしました。
退職の経緯に関する資料を見ると、懲戒解雇は明らかに無効であり、会社による退職金の支払拒絶を正当化される理由も全くないことが分かりました。
さらに資料を検討したところ、会社は固定残業代を採用していましたが、固定残業代は無効である可能性が高いことも判明しました。
そうした聞き取りと調査の結果を踏まえ、会社側代理人との交渉に臨みました。
ーー結果はどうなったんでしょう?
幸いにして、会社からは強い抵抗もなく、早々に非を認めて頂くことができたと思います。
当然ながら、懲戒解雇は撤回してもらいました。
また、本来貰えるはずだった退職金に加え、残業代を上乗せした約300万円を受け取ることで合意しました。
交渉を有利に進められたのは、私が会社側の事情に詳しいことも大きかったと思っています。
ーー依頼者はきっと胸を撫で下ろしたでしょうね。
依頼者さまは退職代行をお願いするほど、精神的にも追いつめられていました。
残業代も加えた予想以上の金額を手にすることができ、とても喜んでいらっしゃいましたね。
金銭はもちろん、お気持ちの面でも心置きなく、前へ一歩を踏み出すーー。
そのお手伝いができたと思うと、私も心底うれしかったです。
03 得意分野と実績②
事実関係を徹底的に調べたうえで裁判に臨む。交通事故の死亡事案も
ーー会社側で受けた解決事例もぜひお聞きしたいです。
未払い残業代の交渉・訴訟について会社側代理人として数多くお手伝いしてきましたが、その中でも1つ印象に残った事例をご紹介します。
退職した従業員から、1,200万円を超える高額の残業代を請求されたときのことです。
会社側の言い分は、その人には残業代を支払う必要がなかったというもの。
法律上、支払う義務のないいわゆる「管理監督者」に当たるというのがその根拠です。
ただ、この管理監督者については裁判になると認定のハードルが高く、過去の例から考えると大半は認められません。
それでも交渉の末、支払額を9割以上減らし、約10万円とすることで折り合いをつけました。
ーー当初の1,200万円が、わずか10万円に。なぜそこまで有利な決着に持ち込めたんですか?
事実関係を徹底的にリサーチし、会社の主張を裏付ける材料を集めて交渉の主導権を握った結果でした。
その事件に限らず、また会社側、労働者側を問わず、交渉や裁判に臨む際に私が大切にしていることがあります。
これでもかというくらい事前に事実関係を詳細に調べ、きっちり整理することです。
それを書面に細かく書き示し、裁判官にこちらの主張をご理解いただくようにしています。
通常、労働事件は他の裁判と比べて書面が長くなるケースが多いのですが、過去には約70ページにも上る分厚い書面を仕上げたこともありました。
ーーすごい執念ですね。労働以外の分野、事件についてはいかがでしょうか?
交通事故、それも死亡事故に絞ってご遺族をサポートさせていただいています。
そのやりがいの大きさを痛感したある出来事があったからです。
知人の親族からご依頼いただいたときのことです。
ご遺族は大切な人を失った悲しみに打ちひしがれておられました。
過去の出来事を変えることができるのであれば変えたいのですが、残念ながら、起きたことはもう変えられません。
それでも、1円でも多く賠償金を手にし、1日でも早く平穏な日常を取り戻すための手助けはできます。
タフな状況だからこそ、私が率先して助けになりたいーー。
そんな思いで、ご遺族の苦しみに寄り添いながら必死に伴走させていただいています。
未払い残業代の交渉・訴訟について会社側代理人として数多くお手伝いしてきましたが、その中でも1つ印象に残った事例をご紹介します。
退職した従業員から、1,200万円を超える高額の残業代を請求されたときのことです。
会社側の言い分は、その人には残業代を支払う必要がなかったというもの。
法律上、支払う義務のないいわゆる「管理監督者」に当たるというのがその根拠です。
ただ、この管理監督者については裁判になると認定のハードルが高く、過去の例から考えると大半は認められません。
それでも交渉の末、支払額を9割以上減らし、約10万円とすることで折り合いをつけました。
ーー当初の1,200万円が、わずか10万円に。なぜそこまで有利な決着に持ち込めたんですか?
事実関係を徹底的にリサーチし、会社の主張を裏付ける材料を集めて交渉の主導権を握った結果でした。
その事件に限らず、また会社側、労働者側を問わず、交渉や裁判に臨む際に私が大切にしていることがあります。
これでもかというくらい事前に事実関係を詳細に調べ、きっちり整理することです。
それを書面に細かく書き示し、裁判官にこちらの主張をご理解いただくようにしています。
通常、労働事件は他の裁判と比べて書面が長くなるケースが多いのですが、過去には約70ページにも上る分厚い書面を仕上げたこともありました。
ーーすごい執念ですね。労働以外の分野、事件についてはいかがでしょうか?
交通事故、それも死亡事故に絞ってご遺族をサポートさせていただいています。
そのやりがいの大きさを痛感したある出来事があったからです。
知人の親族からご依頼いただいたときのことです。
ご遺族は大切な人を失った悲しみに打ちひしがれておられました。
過去の出来事を変えることができるのであれば変えたいのですが、残念ながら、起きたことはもう変えられません。
それでも、1円でも多く賠償金を手にし、1日でも早く平穏な日常を取り戻すための手助けはできます。
タフな状況だからこそ、私が率先して助けになりたいーー。
そんな思いで、ご遺族の苦しみに寄り添いながら必死に伴走させていただいています。
04 依頼者への思い
相手の立場に立ち、同じ目線で一人ひとりと向き合う。胸に刻んだ原点と覚悟
ーー依頼者の苦悩や葛藤に、とことん寄り添う。そんな覚悟がひしひしと伝わってきます。
その覚悟の裏には、私にとって原点ともいえるような過去の苦い記憶があります。
あれは、法学部に通っていた大学生の頃のことでした。
就職活動していた知人が内定を取り消され、つらい目に遭っていたんです。
いくら法律を勉強していたとはいえ、学生だった当時の私にできることはほとんどありませんでした。
あの無力感が、今もこの胸に深く刻まれています。
だからこそ、一人ひとりの立場に立って、同じ目線で親身に寄り添うーー。
そう心に決め、ずっと貫いてきたんです。
ーーお仕事からは離れますが、ご趣味などがあれば教えてください。
中学・高校とラグビーに打ち込み、スクラムハーフというポジションでプレーをしていました。
今もラグビーをしたいのですが、ラグビーには突発的な怪我がつきものですので、仕事に支障が出ないよう、タックルや接触のない「タッチラグビー」というスポーツをしています。
弁護士や他士業の友人たちと毎週のように楽しんでいます。
あとは、カラオケも好きですね。
よく歌うのは、玉置浩二さんの楽曲です。
司法試験の前には代表曲の『田園』を何度も聞いていたことを覚えています。
私もそんな風に、悩んでいる方々が苦難を乗り越え、次の一歩を踏み出すーー。
これからもその応援と後押しを、力の限りしていきたいですね。
その覚悟の裏には、私にとって原点ともいえるような過去の苦い記憶があります。
あれは、法学部に通っていた大学生の頃のことでした。
就職活動していた知人が内定を取り消され、つらい目に遭っていたんです。
いくら法律を勉強していたとはいえ、学生だった当時の私にできることはほとんどありませんでした。
あの無力感が、今もこの胸に深く刻まれています。
だからこそ、一人ひとりの立場に立って、同じ目線で親身に寄り添うーー。
そう心に決め、ずっと貫いてきたんです。
ーーお仕事からは離れますが、ご趣味などがあれば教えてください。
中学・高校とラグビーに打ち込み、スクラムハーフというポジションでプレーをしていました。
今もラグビーをしたいのですが、ラグビーには突発的な怪我がつきものですので、仕事に支障が出ないよう、タックルや接触のない「タッチラグビー」というスポーツをしています。
弁護士や他士業の友人たちと毎週のように楽しんでいます。
あとは、カラオケも好きですね。
よく歌うのは、玉置浩二さんの楽曲です。
司法試験の前には代表曲の『田園』を何度も聞いていたことを覚えています。
私もそんな風に、悩んでいる方々が苦難を乗り越え、次の一歩を踏み出すーー。
これからもその応援と後押しを、力の限りしていきたいですね。