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せた しげよし
瀨田 督祥弁護士
瀬田法律事務所
西11丁目駅
北海道札幌市中央区北3条西11丁目4-1 マーシャルノースIIビル6階
対応体制
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インタビュー | 瀨田 督祥弁護士 瀬田法律事務所

相続・離婚問題の解決に強い札幌の弁護士。遺産の使い込みに関する訴訟や子どもを優先した離婚交渉で成果

札幌でキャリアを積み、2025年1月に独立した瀨田法律事務所の瀨田 督祥(せた しげよし)弁護士。
個人、法人とわず幅広い案件を取り扱い、とくに力を入れているのが相続と離婚・男女トラブルです。
遺産の返還を求めた訴訟での和解や、子どもの願いを叶えた離婚交渉など、多くの実績を残しています。
依頼者の心に寄り添い、迅速な解決を目指す力強い弁護活動に迫ります。

01 弁護士としてのキャリア

「北海道の魅力が忘れられなくて」。札幌の老舗事務所に4年勤め、独立

ーーいつ頃から弁護士になろうと考えはじめたんですか?

大学時代に法学部で法律を学ぶ中で、それを活かして悩みを抱える方々の助けになりたいと考え、弁護士を目指しました。

当時通っていたのは北海道大学です。その後、東北大学法科大学院に進学しましたが、北海道での充実した日々が忘れられず、再び札幌へ戻りました。
北海道は住みやすく、人が温かく、食や自然も豊かです。休日には妻や子どもと温泉巡りを楽しんでいます。

弁護士としても、一貫して札幌を拠点に活動してきました。独立するにあたっても、迷わず「北海道で」と決めていましたね。

ーーそれまではどんな事務所に在籍されていたんですか?

40年以上の歴史を持ち、札幌で最大規模の法律事務所です。個人、法人問わず幅広い案件を取り扱い、複雑な事案などにも携わってきました。

入所の決め手となったのは、代表弁護士が掲げた「最後の砦」という言葉でした。
依頼者の声を代弁する最後の砦として戦う、その姿勢と覚悟に心を打たれたんです。

そこで約4年間在籍し、交通事故、離婚や相続、刑事事件、破産、詐欺被害といった個人案件に携わる一方で、企業法務の経験も積みました。

02 注力分野と実績①

特定の相続人に使い込まれた遺産。訴訟で返還を要求し、勝訴的和解が成立

ーー現在、力を入れて取り組んでいる分野を教えてください。

主に相続と離婚・男女トラブルです。いずれも重点的に取り組んできた分野で、独立後も柱に据えています。

相続分野では、遺産分割や遺言書の作成に関するご相談が多いです。特定の相続人がすべての遺産を継ぐと一方的に主張したり、財産を使い込むケースもありますね。

ーーこれまでに、そういった事案を何度も解決してきたと。

例えば、ある相続人から「すべての遺産を放棄する」という内容の書類に署名・捺印するよう迫られ、困ってご相談にいらっしゃった方がいました。

お話を聞くと、「親が残した財産だから、法定相続分に則って取得したい」とおっしゃていました。そのため、そういうお気持ちがあるなら、決して署名・捺印はしてはいけませんと助言しました。
ただ、あまり深く考えずに、相手に言われるがままに署名・捺印してしまうような方々も少なくないんです。


ーーその事案は署名・捺印を踏みまった後、どのように進めたんですか?

相手と協議に臨みましたが、そこではまとまらなかったので調停での合意を目指すことにしました。

その場で、不動産については代償分割することで決着しました。
相手の相続人が生前、親御さんと同居していた家を相続する代わりに、依頼者様は一定の金銭を受け取ることで合意したんです。

ただ、それですべてが一件落着とはいきませんでした。
相手は親御さんの預金口座から現金をたびたび抜いては、ご自身の懐に入れていたんです。


ーー本来、それは相続財産ですよね。それが使い込まれていたと。

調停において、その返還も要求していたんものの、調停では折り合えず、その部分については別途新たに訴訟を提起したんです。

裁判では、こちらの主張が全面的に認められることになりました。
きっと相手は旗色が悪いと察したんでしょう。
途中から大きく譲歩してきて、使い込まれたお金は依頼者様にきっちり支払うとする和解が成立しました。

その結果に、依頼者様からは「あのとき署名・捺印していたら、1円も手にできないこともあっただろうから」と、大変感謝していただきました。

03 注力分野と実績②

「転校したくない」。子どもの願いを叶えた離婚交渉と解決スキーム

ーー離婚・男女問題についてもお聞きします。印象に残っている事件などはありますか?

印象に残っている事案の一つに、お子様の願いを最優先に、離婚条件を調整したケースがあります。

離婚に際して争点となったのは、ご家族が住んでいたマンションの扱いでした。
通常、このような場合にはマンションを売却し、その売却益を分け合う方法がよく取られます。今回のケースでも、マンションの所有権は相手方にあったため、売却益の一部を依頼者様が受け取る形になる予定でした。

しかし、今回はそれほど単純な話ではありませんでした。
問題となったのは、お子様が通う学区です。マンションを売却し、引っ越すことになれば転校が避けられない状況にありました。
お子様は「絶対に転校したくない」と強く希望されており、この願いを叶えるためにどのような解決策を取るかが課題となったのです。

ーー確かに、子どもの気持ちはよくわかりますよね。

離婚後も、お子様とその親権を持つ依頼者様が、同じマンションで生活を続けられる方法はないだろうか。
そう考え抜いた末にたどり着いた答えがありました。

それは、使用貸借(無償で借りる契約)もしくは賃貸借という形式を用いることで、お子様が成人するまでそのマンションに住み続けられるようにする方法でした。

あまり一般的な解決策とはいえず、和解になれば別ですが、裁判の判決ではこのような解決にはならないでしょう。


ーー針の穴に糸を通す。そんな解決スキームだったと。

そのスキームを基に相手方と何度も交渉を重ねた結果、最終的には相手の納得を得ることができました。

ただし、賃料(ローン)は相手が負担するという条件である以上、未払いが発生すれば依頼者様が住まいを失う可能性もありました。
そのようなリスクを回避するため、養育費の条件については相手の意向も一部取り入れ、現実的かつ継続性のある形で調整しました。

離婚に伴うお子様を巡るトラブルの中でも、養育費の不払いは深刻な社会問題となっています。支払いが滞った場合には、相手の預金や給与を差し押さえる強制執行も含めて、徹底的にサポートを行っています。

また、離婚問題に関連する不倫の慰謝料請求やその他のトラブルについても、徹底的なサポートをご提供しています。お気軽にご相談ください。

04 依頼者への思い

不安やストレスを、1日でも早く取り除く。円満解決にこだわる理由

ーー相続も離婚も、お互いの感情が絡み合い、解決が容易ではないと伺います。どのようなことを心がけていらっしゃいますか?

私が最も大切にしているのは、双方が納得できる着地点を見つけることです。一言で言えば、「円満解決」。感情的な対立を和らげ、なるべく穏便に解決に導くためには、冷静で柔軟な発想が欠かせません。

とはいえ、単なる妥協で済ませることは決してありません。依頼者様が「ここだけは譲れない」と考える部分については、必ず守り抜くのが私の責務です。
対立が長引けば、依頼者様も相手方も精神的に大きな負担を抱え、時には家族や親子関係が修復不可能なほど傷つくこともあります。それだけは絶対に避けたいと考えています。

だからこそ、相手の主張にも耳を傾けながら、適切な戦略を練り、依頼者様の利益を守ることに全力を尽くします。粘り強く交渉を重ね、迅速かつ最善の解決を目指す姿勢を常に心がけています。

ーー巧みな駆け引き、柔軟な発想。そのあたりも瀨田先生の持ち味だと感じました。

ありがとうございます。同時に、依頼者様の精神的なケアも非常に重要だと考えています。
家族という最も近しい関係が争いの舞台になることで、依頼者様の心に深い傷が残ることは少なくありません。
そのため、不安や怒り、葛藤など、誰にも打ち明けられない思いをぜひ私には遠慮なくお話しいただきたいです。

そのうえで、1日でも早く依頼者様が抱える不安やストレスを取り除けるよう、迅速な対応を徹底しています。これも私がこだわるポイントの一つです。

ーー仕事以外のご趣味なども教えていただけますか?

幼少期から大学まで続けていたサッカーが今でも好きです。Jリーグ「北海道コンサドーレ札幌」の試合を観戦することもあります。
憧れの選手は、コンサドーレで引退された小野伸二さんです。

小野選手は希代のファンタジスタとして知られていますが、晩年には試合に出られない状況でも腐ることなく、練習に打ち込み続ける姿が印象的でした。
サッカーへの愛情とひたむきな努力、その愚直な姿勢には心を打たれました。

私もどんな困難な状況でも諦めることなく、依頼者様のために真摯に事件に向き合い続けたいと思っています。これからも札幌や北海道の皆様のために、全力を尽くしていきます。
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