借金・債務整理の事例紹介 | 谷井 光弁護士 茨木あさひ法律事務所

取扱事例1

• 自己破産

【自己破産】８００万円の負債を自己破産により０円にした事例

依頼者：３０代（男性）

【相談前】
ご相談者は、ギャンブル、クレジットカードを使った換金行為、過度な飲酒等で８００万円もの負債を抱えていました。
支払いが追いつかなくなったことから相談に来られました。

【解決の過程と結果】
負債額と収入を考慮すると、分割払いで返済することは現実的ではありませんでしたので、自己破産を選択しました。
ご相談者は、ギャンブルなどの浪費に加え、勤務先を偽って借入れを行っていた事情があり、免責（借金の帳消し）のハードルが高い事案でした。
そこで、反省文の作成、破産管財人の調査に全面協力、家族が支援することの上申書の作成、転職による収入の安定化など、やれることは全てやり切りました。
結果、無事免責を得ることができました。

【弁護士からのコメント】
浪費を理由とする借入れや信用情報を偽って借入れを行うことは、免責不許可事由（借金が無くならない事情）とされていますが、そういったケースでは裁判所の裁量免責という制度で免責を目指すことになります。
裁量免責を得るためには、借金の原因ごとに同じ過ちを犯さないための対策を行い、経済的に更生できることを裁判所にアピールすることが重要です。
自分に免責不許可事由がある場合でも、一度ご相談ください。一緒に解決策を模索いたします。

取扱事例2

• 任意整理

【任意整理】１２０回（１０年）払いの長期の分割払いの合意に成功した事例

依頼者：４０代（男性）

【相談前】
ご相談者は、９００万円もの借金を抱え、返済が遅れがちになっていました。しかし、自己破産など裁判所の手続きは利用したくないという強い希望がありました。

【解決の過程と結果】
そうなると解決手段は任意整理（分割払いの合意）となりますが、収入が高くないため、支払回数を可能な限り伸ばし、１回あたりの支払金額を低くする必要がありました。
家計簿を作成して削れる生活費は全て削り、現実的に支払いが可能な金額を把握し、債権者と徹底交渉を行いました。
すると、交渉が功を奏し、１２０回払いの長期の分割払いに成功しました。

【弁護士からのコメント】
任意整理では、１回の支払回数を低くすることが重要ですが、一般的には６０回（５年）払いまでしか受け付けない債権者が多いです。
しかし、交渉の方法や負債額等によっては６０回以上の合意が可能な場合があります。
今回は、１２０回払いという非常に長期の分割払いの合意に成功し、無事解決できたケースとなります。

取扱事例3

• 時効の援用

【時効援用】１０年以上支払いを行っていない借金を時効により消滅させた事例

依頼者：４０代（男性）

【相談前】
ご相談者は、２０年以上前に消費者金融から借入れを行いましたが、最後に返済又は借入れを行ったのは１０年以上前でした。
その消費者金融からはしばらく音沙汰がありませんでしたが、ある日突然支払いを求める通知書が届くようになりました。

【解決の過程と結果】
通知書を確認したところ、すでに消滅時効が完成しているようでしたので、時効を援用（主張）する通知書を消費者金融に送付しました。
それ以降、請求が来ることはありませんでした。

【弁護士からのコメント】
５年以上借入れや返済を行っていない借金は、時効を援用して支払い義務を消滅させることができる場合があります。
長期間取り引きがない業者から請求書が届いた場合は、是非一度ご相談下さい。